ArcGIS Pro Python リファレンスには、ArcGIS Pro で提供されているすべての ArcPy モジュール、関数、およびクラス、Python の使用方法、Python での独自のジオプロセシング ツールの作成方法と使用方法に関する詳しい情報が含まれています。
注意:
Python から ArcPy を使用してすべてのジオプロセシング ツールにアクセスできます。 Python のサンプルをはじめとする完全なリファレンスについては、「ArcGIS Pro ジオプロセシング ツール リファレンス」をご参照ください。
Python リファレンスの内容
ArcGIS Pro Python リファレンスは、「はじめに」、「ジオプロセシングと Python」、「ArcPy の関数とクラス」、「ArcPy モジュール」の各セクションから構成されています。 これらのセクションは、どちらも参照および検索可能です。
はじめに
Python は、クロスプラットフォーム対応で無料のオープン ソース プログラミング言語です。 広く使用およびサポートされ、ArcGIS の不可欠な要素となっています。
このセクションでは、「ArcGIS Pro への Python の移行」、「ArcGIS Pro 内の Python」、「ArcPy とは」、「ArcGIS API for Python」、「パッケージ マネージャー」、「ArcGIS Pro での Notebook」など、ArcGIS Pro における Python の基本操作に関するいくつかの重要なトピックについて説明します。
注意:
ArcPy および ArcGIS API for Python は補完的なライブラリです。ArcPy ではデスクトップ GIS を使用、自動化、拡張することができ、ArcGIS API for Python では Web GIS について同様のサポートが提供されます。
たとえば、ArcPy を使用して、ローカル データを管理してレイヤーとしてマップに追加し、ジオプロセシング ツールを使用して、出力やサービス定義ファイルを作成します。 この後、ArcGIS API for Python を使用して、定義ファイルを Web GIS に公開し、Web マップを作成したり、他のユーザーとこれらのレイヤーを共有したりすることができます。
ジオプロセシングと Python
Python を使用して、ジオプロセシング ツールの実行を自動化したり、独自のジオプロセシング ツールをスクリプト ツールまたは Python ツールボックス ツールとして作成したりすることができます。 [ジオプロセシング ツールへのアクセス] ノードをクリックして展開すると、「Python のツールの使用」など、ジオプロセシング ツールの使用方法と概要について紹介するトピックが表示されます。 [ジオプロセシング ツールの作成] ノードをクリックすると、「スクリプト ツールとは」や「Python ツールボックスとは」など、独自のツールの作成方法に関するトピックが表示されます。
ArcPy の関数とクラス
ArcPy 関数と ArcPy クラスのセクションには、関数とクラスに関するヘルプ トピックが含まれています。 関数とクラスは Python ベースのワークフローをサポートするための追加の機能を提供します。 機能の一覧については、「ArcPy 関数の概要」および「ArcPy クラスの概要」をご参照ください。 いくつかの ArcPy モジュールでは追加の関数とクラスが用意されています。
ArcPy モジュール
ArcPy では、機能が次のモジュールに分かれています。
- チャート (arcpy.charts)
- データ アクセス (arcpy.da)
- ジオコーディング (arcpy.geocoding)
- Image Analysis (arcpy.ia)
- マッピング (arcpy.mp)
- メタデータ (arcpy.metadata)
- Network Analyst (arcpy.nax と arcpy.na)
- 共有 (arcpy.sharing)
- Spatial Analyst (arcpy.sa)
- Workflow Manager (arcpy.wmx)
各モジュールを展開すると、次の内容が表示されます。
- モジュールの概要とそのコンテンツの簡単な説明
- クラス、関数、および該当する場合には演算子のノード