Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
Spatial Analyst モジュールの arcpy.sa は、ArcGIS Spatial Analyst エクステンションが提供する機能を使用して、ラスター データを解析するための Python モジュールです。 これを使用すると、Spatial Analyst ツールボックスで利用可能なすべてのジオプロセシング ツールと、ラスター処理ワークフローを自動化できるその他の関数およびクラスにアクセスできます。
モジュールには、クラス、関数、演算子の 3 つの主要コンポーネントがあります。
モジュールのコンポーネント
Spatial Analyst の機能コンポーネントとその他の有用なコンポーネントを以下に示します。
Spatial Analyst のコンポーネント
コンポーネント | 説明 |
---|---|
Spatial Analyst クラスは主に、選択したパラメーター タイプ (近傍タイプなど) によって引数の数が変わる Spatial Analyst ツールのパラメーターを定義するためや、パラメーター内のエントリ数が特定の状況 (再分類テーブルなど) に応じて変化する場合に使用されます。 パラメーターにクラスを使用することで、パラメーター内の個々のエントリにアクセスして、プログラムから変更することができます。 | |
関数は、ラスター データセットの作成、管理、処理、および多次元ラスター データの解析を行うことができます。 | |
マップ代数演算では、一連の演算子がサポートされています。 演算子は、算術、ビット演算、のブール演算、関係演算の各カテゴリにグループ化できます。 マップ代数演算の演算子は、ArcGIS Spatial Analyst ライセンスおよび ArcGIS Image Analyst ライセンスで使用できます。 |
arcpy.sa モジュールで使用できるクラス、関数、演算子とともに、ArcPy の関数およびクラスや Python スクリプト内の他の ArcPy モジュールを使用して、ワークフローを実行できます。 Raster ArcPy クラスは、Python のスクリプト作成に使用できるラスター オブジェクトを作成します。これは、arcpy.sa モジュールで使用できる多くの処理に必要です。 NumPyArrayToRaster ArcPy 関数と RasterToNumPyArray ArcPy 関数も、スクリプト作成ワークフローに役立ちます。
ライセンス:
ArcGIS Image Analyst エクステンションのライセンスを持っている場合は、すべての算術演算子と特定のクラスなどの機能も利用できます。 詳細については、「Image Analyst モジュール」をご参照ください。