ArcGIS Desktop のライセンス レベルには、Basic、Standard、および Advanced の 3 種類があります。レベルが上がるごとに、それまでのレベルに機能が追加されています。
ライセンス レベルは、ArcGIS Desktop 製品全体に適用されます。たとえば、ArcGIS Desktop Advanced ライセンスを持っている場合、すべてのコンポーネント アプリケーション (ArcGIS Pro、ArcMap、ArcCatalog、ArcScene、ArcGlobe) は Advanced レベルで実行されます。
ArcGIS Desktop ライセンスが複数ある場合、さまざまなレベルを使用できます。たとえば、2 つの ArcGIS Desktop Advanced ライセンス、3 つの ArcGIS Desktop Standard ライセンス、および 5 つの ArcGIS Desktop Basic ライセンスを使用できます。
メモ:
ArcGIS Pro は、ArcGIS Online サブスクリプションの一部として、ArcGIS Desktop とは別に購入することもできます。サブスクリプションベースのライセンスは、ArcGIS Desktop のライセンスからは切り離されているため、どのライセンス レベルでも購入できます。
各ライセンス レベルの一般的な機能の要約を次の表に示します。特定のジオプロセシング ツールで必要なライセンス レベルは、ツールのヘルプ トピック ([ライセンス情報] セクション) か、該当するツールボックスのライセンス トピックに記載されています。たとえば、解析ツールボックスのライセンスには、すべての解析ツールに必要なライセンス レベルが記載されています。ライセンス情報には、ツールを使用するためにエクステンションが必要かどうかも記されています。
マップの作成、対話形式の視覚化、および空間解析
機能エリア | Advanced | Standard | Basic |
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ファイル、データベース、オンライン ソースから対話形式のマップとシーンを作成。 | |||
プロセスまたはワークフローの視覚的なモデル化と空間解析。 | |||
オーバーレイ、近接、集計に関する基本的な空間解析ツールへのアクセス。 | |||
空間パターン、クラスター、リレーションシップを解析するための統計ツールへのアクセス。 | |||
広範な自動データ管理ツールへのアクセス。 | |||
スクリプト、ジオプロセシング、および Python を使用した他の操作の実行。 | |||
GPS 位置が組み込まれる番地レベルのマップを作成。 | |||
CAD データまたは衛星/航空画像の表示。 | |||
チャートを使用して、データ内のカテゴリ、関係、分布、および変化を視覚化。 | |||
Web 上のパッケージやサービス、モバイル アプリ、ソーシャル メディアとしてマップとプロジェクトを公開して共有。 | |||
ページ レイアウトの作成、構成、印刷。 |
マルチユーザー編集および高度なデータ管理
機能エリア | Advanced | Standard | Basic |
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完全な GIS データの編集機能へのアクセス。 | |||
マルチユーザー エンタープライズ ジオデータベースの編集。 | |||
現場でのディスコネクト編集の使用。 | |||
過去データのスナップショットの格納。 | |||
品質制御の自動化。 | |||
スキャンされたマップからの空間データの作成。 | |||
ワークフローとジョブの割り当て管理。 |
高度な解析、ハイエンド カートグラフィ、および広範囲にわたるデータベース管理
機能エリア | Advanced | Standard | Basic |
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高度な GIS データ解析とモデリングの実行。 | |||
出版できるほど高品質のマップの作成。 | |||
高度なデータ変換および作成の実行。 | |||
高度なフィーチャ操作および処理の実行。 |