ArcGIS Pro 1.4 のリリース ノート

修正された問題

修正された問題のリストでは、Esri テクニカル サポートに報告され、最新バージョンの ArcGIS Pro で修正されている不具合について説明しています。

ArcGIS Pro 1.4.1 で修正された問題

ArcGIS Pro 1.4 Patch 1 (1.4.1) では、次の表に示す問題が修正されました。このパッチで追加された新しい機能はありません。したがって、次のアイテムは 1.4 (1.4.0) と 1.4.1 の間でシームレスに動作します。

  • プロジェクト ファイル、プロジェクト テンプレート、およびプロジェクト パッケージ (*.aprx、*.aptx、および *.ppkx)
  • レイヤー ファイルおよびレイヤー パッケージ (*.lyrx および *.lpkx)
  • レイアウト ファイル (*.pagx)
  • マップ ファイルおよびマップ パッケージ (*.mapx および *.mpkx)
  • タスク ファイル (*.esriTask)
  • ArcGIS Pro SDK for .NET を使用して構築されたカスタム機能
  • ジオプロセシングまたは ArcGIS Pro ArcPy サイト パッケージを使用して構築されたカスタム ツール
  • パッケージ化、公開、および共有 (たとえば、ArcGIS Online での Web マップ公開)

不具合説明

BUG-000098329

[ベクター タイル パッケージの作成] ツールは、スタンドアロン スクリプトとして実行すると、「ERROR 000623: パラメーター in_map の値のタイプが無効です」というエラー メッセージを表示して失敗します。

BUG-000101996

同時使用ライセンスでサーバー名が 30 文字を超える場合、名前が認識されません。

BUG-000102088

シーン ビューで [移動] ツールが Z 対応フィーチャの垂直方向の移動を許可しません。

BUG-000102283

2D マップでスナップを使用するとき、現在の Z コントロールの値が、コントロールが無効化された後も適用されたままになります。

BUG-000102375

Global ID を持つフィーチャのコピーと貼り付けが失敗します。

BUG-000102376

ArcGIS Pro 1.4 は、作図ツールのアドインがインストールされ、FIPS 140-2 準拠のセキュリティ設定が有効なときに強制終了します。

BUG-000102377

ArcGIS Pro 1.4 は、非アクティブなマップでグリッド ポップアップ ウィンドウを開くと強制終了します。

BUG-000102378

レイヤーのレンダラーが変更されたときに、フィーチャ テンプレートが再作成されません。

BUG-000102397

ArcGIS Pro 1.4 は、FIPS 140-2 準拠のセキュリティ設定が有効なときに起動しません。

BUG-000102398

FIPS 140-2 準拠のセキュリティ設定が有効なときに、メタデータを編集できません。また、プロジェクト アイテムのインデックスが構築されないため、検索が機能しないか、正しくない結果が生成されます。

BUG-000102305

ドイツ語版の ArcGIS Pro 1.4 では、ドローン画像を使用してオルソ マッピング ワークスペースを作成すると、アプリケーションが強制終了します。

BUG-000102400

集約形状に六角形グリッドを選択し、距離バンドに基づく近傍を検索すると、Y 方向の実際の近傍が一部返されない場合がある。

BUG-000102401

[時空間キューブの作成] の近傍検索で、検索距離が六角形の高さの倍数の場合に、空間的に横の六角形セル (左右の列) が近傍として見なされません。

ArcGIS Pro 1.4 言語パック パッチ 1

インストール済みの ArcGIS Pro 1.4.0 および 1.4.1 用ドイツ語パックおよび日本語パックでは、次のツールボックス内のツールの検索結果が正しく表示されないことがあります。

  • ドイツ語:
    • GeoAnalytics ツール
    • 標準のフィーチャ解析ツール
  • 日本語:
    • 3D Analyst ツール
    • 解析ツール
    • カートグラフィ ツール
    • 変換ツール
    • データ管理ツール
    • GeoAnalytics ツール
    • Network Analyst ツール
    • 標準のフィーチャ解析ツール

ドイツ語パックおよび日本語パックのこの問題を解決するには、ArcGIS Pro 1.4 言語パック パッチ 1 をインストールしてください。

ArcGIS Pro 1.4 で修正された問題

ArcGIS Pro 1.4 では、次の表に示す問題が修正されました。この更新で追加された新しい機能については、「ArcGIS Pro 1.4 の新機能」をご参照ください。

不具合説明

BUG-000083685

[ポリゴン → ラスター (Polygon to Raster)] および [ポリライン → ラスター (Polyline to Raster)] で、6 桁を上回る負の数値を入力すると、出力が正しく生成されません。

BUG-000084083

各国語版の ArcGIS Pro で、ラベル プロパティの単位が切詰められます。

BUG-000085555

[フィールド演算 (Calculate Field)] ツールの式パラメーターをモデル パラメーターとして公開すると、式を作成する際に、フィールドを追加するオプションが表示されません。

BUG-000088268

[編集情報の記録を無効化 (Disable Editor Tracking)] ツールを実行すると、いくつかのフィールドが [編集情報の記録を有効化 (Enable Editor Tracking)] ツールのドロップダウン リストに表示されなくなります。

BUG-000091814

ArcGIS Pro の [オプション] ダイアログ ボックスで、[インデックス構築] タブのいくつかのラベルが英語版以外の言語で切詰められます。

BUG-000092123

[空間検索 (Select Layer By Location)] を実行した後で、[フィールド演算 (Calculate Field)] を実行できません。

BUG-000094434

日本語版の ArcGIS Pro で、Excel シートに空のデータが表示されます。

BUG-000094764

[共有オプション] の下に一覧表示されたグループをアルファベット順に並べ替える必要があります。

BUG-000096004

ヘブライ語版の ArcGIS Pro で、テーブル内にアラビア数字とともにマイナス記号が正しく表示されません。

BUG-000096998

[EBK Regression Prediction] を Windows 8 および 10 で使用した際に、サブセット ポリゴン フィーチャを指定し、出力診断フィーチャクラスを作成すると、ツールの実行中にエラーが発生することがあります。

BUG-000097002

コンピューターに、AutoDesk など他のベンダーからの別バージョンの Flexnet ライセンス サービスがある場合、単独使用ライセンスの認証が失敗する場合があります。

BUG-000097324

個別値でレンダリングされた 1 つのレイヤーを公開すると (複数のフィールドを Web フィーチャ レイヤーに関連付けられた 1 つのマップ イメージ レイヤーとして公開すると)、分析ツールのエラーが表示されます。

BUG-000097952

多数のフィーチャを入力フィーチャとして使用すると、[レイヤーへの情報付加] ツールが正常に実行されません。

BUG-000098021

ドイツ語版の ArcGIS Pro で、期限が切れたパスワードにデータベース名が間違って表示されます。

BUG-000098050

[タイル キャッシュのタイル スキーマの生成 (Generate Tile Cache Tiling Scheme)] ツールに、文書化されていないカテゴリ名があります。

BUG-000098224

スナップ アンカーが、新しく作成したフィーチャのスケッチにスナップしない場合があります。

BUG-000098352

[絶対 X、Y、Z] ツールに単位を変更するオプションがありません。

BUG-000098376

ArcGIS Pro は、編集の実行後にマップを回転させると、マップを閉じるときに強制終了する場合があります。

BUG-000099249

[グラフィックス範囲にクリップ] を使用したエクスポートは、ページ境界でクリップする必要もあります。

BUG-000099429

シンボルなどのレイヤー プロパティを変更した場合は、ページ フィルター設定をリセットする必要があります。

BUG-000099812

キャンバス内のモデルで MakeLayer/AddLocations を実行すると、そのモデルが破損します。

BUG-000100028

ArcGIS Pro は、ArcGISPro.Config.xml を使用して開始ページをカスタマイズすると強制終了します。

BUG-000100414

複数のレイアウト エレメントを選択したとき、配置の値 (幅、高さ、X および Y) に正しくない値が表示されます。

BUG-000100560

ArcGIS Pro の [プロジェクト] ウィンドウで、長い名前のアイテムが表示されるとき、それらのアイテムの 1 つをクリックすると、すべてのアイテムが左にシフトし、プロジェクト内のアイテムを参照しにくくなります。

BUG-000100686

[マップ フレームの表示オプション] で [固定縮尺] の制限を使用するように設定されたマップ フレームの幅を編集すると、ステータス バーに正しくないマップ縮尺が表示されます。

BUG-000100467

ワークフロー接続のドキュメントを更新する必要があります。Oracle Workflow Manager のユーザー スキーマ ジオデータベースにはワークフロー接続ができないと誤って記載されています。

BUG-000101276

フィーチャ サービス レイヤーのポリゴンが分割後に表示されなくなります。

ENH-000087145

Web レイヤーとして Portal for ArcGIS で共有する場合に、サーバーから返されるレコードの最大数を変更できます。

ENH-000093860

[投影法の定義 (Define Projection)] ツールで CAD ファイル用の投影法を定義することができるようにしました。

ENH-000094932

ArcGIS Pro で、アニメーションの [マップ上に時間を表示] の有効化を要求できます。

既知の問題

以下のサブセクションでは、ArcGIS Pro の機能面における既知の制限事項を示します。ソフトウェアの将来のバージョンでこれらの問題を修正するために、ソフトウェア開発者が精力的に作業しています。

プロジェクト

  • 新しいプロジェクトを作成するとき、既存のプロジェクトを開くとき、または現在のプロジェクトのコピーを保存するときに、プロジェクト名の直前または直後に空白を入れると、予期しない動作が発生する場合があります。たとえば、[新しいプロジェクトの作成] ダイアログ ボックスの [OK] ボタンが有効になるべきときに無効のままであるといった不具合が発生することがあります。
  • ArcGIS Pro でフォルダーを参照して、そのコンテンツを表示し、ArcGIS Pro の外部でフォルダーのコンテンツを変更した場合 (電子メールの添付ファイルをディスクに保存したり、Windows エクスプローラーを使用してフォルダーを作成した場合など)、次回その場所に移動しても ArcGIS Pro で変更内容が自動的に表示されません。変更内容を表示するには、たとえば、[更新] ボタンをクリックして、コンテンツのリストを更新してください。
  • アクティブなポータルのコンテンツを検索する場合、Web レイヤーを検索して参照すると、そこに含まれるレイヤー、テーブル、および画像を表示できます。ただし、Web レイヤーに含まれるレイヤー、テーブル、画像を直接検索することはできません。Web レイヤーにデータの提供機能がない場合、Web レイヤーに含まれるレイヤーとテーブルはマップに追加できません。
  • ローカル ファイル システムのアイテムを検索する場合、アイテム説明のいずれかのフィールド (アイテムのファイル名を含む) にあるピリオド (.) の前または後のテキストを使用して検索すると、そのテキストを使用するアイテムは検索できません。ただし、そのテキストが、アイテムのキーワードなど、アイテム説明の他の場所にもある場合は検索できます。たとえば、説明に「June.16」というテキストがある場合、「June」または「16」を検索してもそのアイテムは見つかりません。「June.16」という文字列全体で検索しないと、アイテムを見つけることはできません。これに対して、テキストに下線 (_) が含まれる場合は、下線の前または後にあるテキストのみを使用してアイテムを検索することができます。
  • ジオプロセシング パッケージは、アクティブなポータルに公開したりアップロードしたりできます。これらのアイテムは [プロジェクト] ウィンドウとプロジェクト ビューに表示されますが、プロジェクトに正常に追加されません。代わりに、Web ブラウザーを使用してアクティブなポータルからアイテムをダウンロードし、ジオプロセシング パッケージ (.gpkx) が保存されているディスク上の場所にアクセスするフォルダー接続を追加します。[プロジェクト] ウィンドウの [プロジェクト] タブで、パッケージを右クリックし、[プロジェクトに追加] をクリックします。
  • [プロジェクト] ウィンドウ
    • [プロジェクト] ウィンドウで複数のアイテムを選択したコピーと貼り付けはできません。
    • シェープファイルの場合、名前は変更できません。

ライセンス

  • 同時使用ライセンス オプションを使用するように ArcGIS Pro を構成し、エクステンションの利用可能なシート数がゼロの場合、エクステンションのチェックボックスをオフにすると、そのチェックボックスが無効になります。このチェックボックスをもう一度選択する必要がある場合、[キャンセル] をクリックして、[ライセンス オプションの構成] をクリックし、[ライセンス] ダイアログ ボックスを開く必要があります。
  • ArcGIS Pro の単独使用ライセンスのエクステンション ライセンスを認証しても、ArcGIS Pro を再起動するまで、[ライセンス] ダイアログ ボックスには反映されません。
  • 同時使用ライセンスを認証するとき、[ライセンス] ダイアログ ボックスには、プライマリのライセンス マネージャーと 1 つのバックアップ用のフィールドしかありません。他のバックアップ ライセンス マネージャーを追加するには、構文 LM2;@LM3 を使用します。LM2LM3 はバックアップ ライセンス マネージャーです。
  • ArcGIS Pro 1.4 にアップグレードすると、ArcGIS Enterprise ポータルの指定ユーザーのオフライン ライセンスの互換性がなくなります。アップグレードする前に、オフライン ライセンスをチェック インしてください。
  • まれに、借用した同時使用ライセンスまたは指定ユーザー ライセンスを返却すると、ArcGIS Pro が強制終了する場合があります。その場合は、FLEXLM_TIMEOUT 環境変数を追加して、値を 250000 以上に設定します。

マッピングとビジュアライゼーション

マップとシーン

  • レイヤーごとに選択シンボルを指定することはできません。レイヤーの選択シンボル セットを含むマップをインポートする場合、メイン カラーがシンボルから抽出され、そのレイヤーの選択色として設定されます。
  • シーン内のポイント フィーチャ レイヤーのヒート マップ シンボルは、実世界の単位を使用して描画されます。別のシンボル化方法に切り替える場合、新しいシンボルも実世界の単位で描画され、確認するのが困難なほど小さくレンダリングされる可能性があります。この設定を変更するには、[コンテンツ] ウィンドウでレイヤーを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスで、[表示] タブをクリックし、[3D シンボルを実世界の単位で表示] をオフにします。
  • ヒート マップとしてシンボル表示されるレイヤーに適用される配色は、マップが ArcGIS Online で共有される場合、表示が異なる場合があります。

レイアウト

  • OLE オブジェクト、テーブル、グラフ、方眼インデックス格子線、マップ フレームのクリップは現在サポートされていないため、プロジェクトにマップ ドキュメントをインポートするときに削除されます。

ベクター タイル

  • ファイル名に国際文字が含まれるベクター タイル パッケージは、ArcGIS Pro で描画されません。

シンボル

  • 比例シンボルの設定に対する調整が、[元に戻す] コマンドに適用されないことがあります。
  • [データ表現] プロパティが [高さ] に設定されている場合、2D シンボルを使用して比例シンボルで描画されたシーンの [3D レイヤー] カテゴリにあるポリゴン フィーチャは立ち上げられません。
  • 最大サイズが指定されている場合、[コンテンツ] ウィンドウ、および相対サイズの比例シンボルで描画されたレイヤーのレイアウトで、1 未満の値が凡例から除外されます。

リンクのシンボル

ラベル

  • 3D のポリゴン ラベルの配置位置は設定できません。
  • 1 桁の数値テキストは、ロケールまたはテキスト シンボル設定がこの種の表示に設定されている場合、東アラビア数字を表示しません。

KML レイヤー

  • [コンテンツ] ウィンドウで KML データを含むグループ レイヤーの順序が変更されると、アプリケーションが強制終了する場合があります。
  • ネットワーク リンクが時間対応の KML ソース ファイルを更新すると、強制終了が発生することがあります。
  • 頻繁に更新されるネットワーク リンクを持つ KML レイヤーで [更新] をクリックすると、場合によってはアプリケーションが強制終了する可能性があります。
  • ArcGIS Pro のタイム スライダーを使用してアニメーション化するとき、3D の時間対応 KML が期待通りに動作しません。
  • リモート スタイルが適用されない場合があります。
  • グラウンド オーバーレイのインライン スタイル エレメントは適用されません。
  • 3D のテッセレーション ラインは、粗く描画されることがあります。
  • KML カメラは、地表サーフェス以下にある場合、適用されません。
  • 回転グラウンド オーバーレイは、まだサポートされていません。
  • 一部の KML スクリーン オーバーレイは、まだサポートされていません。
  • 一部のグラウンド オーバーレイ画像形式はサポートされていません。
  • 3D モデル マーカー シンボル レイヤーでは、KML の縮尺および方向プロパティが適用されません。
  • ‘0100' 未満の年を表す日付を使用して書き込まれた KML データはサポートされていません。
  • XML の日付形式が正しくない KML データはサポートされていません。たとえば、年は 4 桁で表現する必要があります。

レンジ スライダー

  • レンジ スライダーは、リンクされたビューではサポートされていません。
  • 同じマップの複数のビューに複数のレンジが設定される場合、ジオプロセシング ツールは、最初のビューのレンジ フィルターの設定のみを使用します。これは、時間フィルターの設定にも適用されます。
  • レンジ レイヤー プロパティは、一度に複数のレイヤーに対して定義することはできません。
  • 複数のレンジが定義される場合、レンジ スライダー プロパティは、レンジごとに保持されません。
  • 式は、レンジの定義ではサポートされていません。

時間

  • 時間は、リンクされたビューではサポートされていません。
  • タイム スライダーは、モザイク データセットで初めて有効化されたときは初期化されません。[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを再び開き、時間を無効化してから再度有効化して [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じると、タイム スライダー (およびリボンの [時間] コンテキスト タブ) が表示されます。

アニメーション

  • インポートされる ArcMap、ArcGlobe、ArcScene ドキュメントにアニメーションが含まれている場合、アニメーションがインポートされません。ArcGIS Pro のアニメーションは、表示範囲、表示レイヤー、現在のマップ時間などのプロパティを 1 つのキーフレーム内に含める新しいフレームワークで構築されているため、アニメーションはインポートされません。ドキュメントを ArcGIS Desktop にインポートする前に、ArcGIS Pro のアニメーションを削除することをお勧めします。
  • グローバル シーン ビューでは、カメラが北極や南極を通過するアニメーションを表示するとき、キーフレーム間でカメラが間接パスを取る場合があります。これは、カメラの座標系に関連する既知の問題で、極点の近くで強調されます。
  • Windows Media Player が、ArcGIS Pro からエクスポートされたアニメーション ビデオを再生できない場合があります。Windows Media Player や別の一般的なビデオ プレイヤーが ArcGIS Pro からエクスポートしたアニメーション ビデオを再生できない場合、見つからないコーデック ファイルをダウンロードしてインストールする必要があります (必要なコーデックが見つからない可能性があります)。エクスポートされたアニメーションの表示に関する潜在的な問題の詳細については、「エクスポート設定」をご参照ください。
  • ArcGIS Desktop からのブックマーク ファイル (*.dat) は ArcGIS Pro にインポートできません。デスクトップ ドキュメントで使用されるブックマークから ArcGIS Pro でアニメーションを作成するには、ブックマークがマップ、グローブ、またはシーン ドキュメントの一部で、プロジェクトにインポートされたドキュメントである必要があります。
  • オーバーレイ エレメントは、4000 x 4000 ピクセルを超えることはできません。マップ ビューとプレビュー ウィンドウは、さまざまなサイズのオーバーレイを描画できます。オーバーレイが 4000 ピクセルを超える場合は、描画されません。

スタイルの管理

  • スタイル アイテムの検索後にプロジェクト ビューで検索ボックスをクリアすると、ビューのコンテキストがスタイル レベルでなくプロジェクト レベルに移動します。スタイルの操作を続行するには、スタイル フォルダーに手動で戻る必要があります。

解析とジオプロセシング

3D Analyst

  • 入力としてファイルとフォルダーをサポートするいくつかのツールは、フォルダーを参照して選択することができません。これを回避するには、目的のフォルダー内にあるファイルを入力として選択し、フォルダーのパスは残したままファイル名を削除することで、そのファイルのエントリを変更します。たとえば、フォルダー C:\temp\MyFolder を追加する場合、そのフォルダー内に test.las というファイルがあるとすると、test.las を入力として選択し、このファイル名を削除して対応するエントリを変更できます。この問題は、次のツールに影響します。
    • ASCII 3D → フィーチャクラス (ASCII 3D to Feature Class)
    • LAS データセットにファイルを追加 (Add Files To LAS Dataset)
    • LAS データセットの作成 (Create LAS Dataset)
    • LAS → マルチポイント (LAS to Multipoint)
    • ポイント ファイルの空間統計情報 (Point File Information)

変換

  • 大きなポイント フィーチャクラスを処理するとき、[フィーチャ → ラスター (Feature To Raster)] ツールは [ポイント → ラスター (Point To Raster)] ツールより遅くなります。この問題は、以降のリリースで解決される予定です。このリリースでは、[フィーチャ → ラスター (Feature To Raster)] ツールを代わりに使用する必要があります。

データとジオデータベースの管理

編集

  • シーン ビューで [移動] 編集ツールが Z 対応フィーチャの垂直方向の移動を許可しなくなりました。

Data Reviewer

  • レビューアー バッチ ジョブ
    • 接続性ルール、メタデータ、カスタムのチェック タイプはサポートされないため、バッチ ジョブの実行中にスキップされます。
    • UNC パスから追加されたバッチ ジョブは、[組織外で共有] オプションがオフの状態で [プロジェクト パッケージとして共有] ウィンドウを使用して共有するとき、プロジェクト パッケージにコピーされます。
  • レビューアー ルール
    • 新しいデフォルト セッションを設定しないでプロジェクトのデフォルト セッション結果のプロジェクト アイテムを削除すると、[レビュー結果] ウィンドウが開いていないときのデフォルト セッションにエラーが書き込まれます。
    • [レイヤー パッケージとして共有 (Sharing as a Layer Package)] ツールを使用してレイヤーを共有すると、レビューアー ルールが維持されません。
    • シェープファイルは、フィーチャ間チェックの入力としてサポートされていません。
  • レビュー結果
    • [プロジェクト パッケージとして共有] ウィンドウを使用して共有するとき、セッション結果のプロジェクト アイテムが含まれません。
    • [プロジェクト テンプレートの作成 (Create Project Template)] ツールを使用して共有するとき、セッション結果のプロジェクト アイテムが含まれません。
    • 無効なレビューアー ワークスペース接続がある場合に、[セッションの追加] ショートカット メニュー アイテムが無効化されません。
    • [レビュー結果] ウィンドウでの列の並べ替えは、キーボード アクセシビリティのためにサポートされていません。
    • [結果の更新] ウィンドウは、編集を元に戻す機能とやり直す機能をサポートしていません。
    • メタデータ結果の対応するデータ ソースは、[レビュー結果] ウィンドウから開くときに、[プロジェクト ビュー] メタデータ パネルに自動的に表示されません。
  • ジオプロセシング ツール
    • [レビューアー セッションの削除 (Delete Reviewer Session)] ジオプロセシング ツールの [セッション] パラメーターは、削除のために複数のアイテムを選択する操作をサポートしていません。セッション アイテムは、[レビューアー セッションの削除 (Delete Reviewer Session)] ジオプロセシング ツールに個別に追加する必要があります。

画像とラスター

  • スワイプは 3D で機能しません。
  • ArcGIS Pro でポータルを別のポータルに切り替えた場合、ラスター解析が正常に動作するように ArcGIS Pro を再起動する必要があります。この問題を解決するには、新しいポータルに切り替えた後に ArcGIS Pro を再起動してください。
  • [空間参照の編集] ダイアログ ボックスで [Z 座標系][なし] の場合、Z の情報ボックスに [XY 座標系] の情報が誤って入力されます。これは単なる表示上の問題です。Z 座標系は記録され、一般の [データセット プロパティ] では [なし] として正しく表示されます。
  • ローカル コンピューターでは、グローバル関数を処理しないことをお勧めします。グローバル関数は、ArcGIS Enterprise ポータルでラスター解析ツールとしてのみ処理してください。
  • グローバル関数は、ジオプロセシング環境をサポートしていません。

メタデータ

  • [プロジェクト] ウィンドウでアイテムを右クリックして、[メタデータの表示] をクリックすると、プロジェクト ビューで正しいアイテムが選択されない場合があります。メタデータを表示するには、プロジェクト ビューで正しいアイテムを参照および選択します。
  • ArcGIS Pro を使用して既存のメタデータを新しいアイテムにインポートする方法はありません。また、メタデータを、現在のメタデータ スタイルと関連付けられている XML 形式にエクスポートすることもできません。
  • マップとレイヤーがアクティブなポータルで共有されている場合、それらのメタデータは、現時点では新しいポータル アイテムに転送されません。
  • 一部のアイテムはメタデータをサポートしていますが、ArcGIS Pro では、そのメタデータにアクセスできません。たとえば、アクティブなポータル内のグループには説明がありますが、現時点では、その説明はプロジェクト ビューに表示されません。現時点では、これらのアイテムは、SQLite データベースのテーブルや Excel ワークシートなど、メタデータを持てない他のアイテムと同じメッセージを表示します。
  • メタデータ ビューでメタデータを編集するとき、ページの上部に表示された整合チェック エラー メッセージは、アイテムのメタデータを編集するときに、表示された状態が維持されません。ページの下部にスクロールすると、表示されなくなります。また、整合チェック エラー メッセージをクリックしても、修正する問題があるページの場所に移動しません。

ジオデータベース、データベース、シェープファイル、Microsoft Excel スプレッドシート

  • Excel のテーブルにテキスト フィールドがある場合、そのテーブルにフィルター設定を設定しても、レコードが返されません (テキスト フィールドが実際のクエリに関係している必要はありません)。
  • [新しいクエリ レイヤー] ダイアログ ボックスで、サポートされていないフィールド タイプが列テーブルにリストされる場合があります。
  • [サブタイプ] ビューで、追加したサブタイプの保存、ドメインの設定、デフォルト値の設定を同時に試みた場合、エラーが発生する場合があります。
  • フィールド ビューで、テーブルにデータが含まれる場合、長さフィールドのプロパティの値を増やすことはできません。
  • フィールド ビューで、ジオデータベースが保守するフィールド (Shape_Length など) のコピーと貼り付けはできません。
  • フィールド ビューで、削除のために複数のフィールドを選択する操作はサポートされていません。
  • サブタイプ ビューで、フィールドが非表示としてマークされている場合、そのフィールドのサブタイプ プロパティは編集できない場合があります。また、フィールドの表示設定が false に設定されている場合、デフォルトのサブタイプ フィールドの設定は失敗します。
  • [バージョン マネージャー] でフィルターを使用しているときに、テキストを削除しても一部のバージョンが表示されない場合、これを回避するには [バージョンの更新] ボタンをクリックします。
  • 競合マネージャー内の [競合を表示] マップ ビューアーは、[オプション] ダイアログ ボックスの [マップおよびシーン] タブで [新しく追加したレイヤーを自動的に表示] が選択されていない場合、競合中のフィーチャを表示しない場合があります (フィーチャは点滅して表示されなくなります)。
  • [データベース コネクション] ダイアログ ボックス
    • ユーザー名とパスワードを保存していない接続の接続ダイアログ ボックスをキャンセルしても、その接続が壊れていることは表示されません。また展開と折りたたみをしてもデータは表示されません。回避策としては、接続を更新して、接続ダイアログ ボックスをもう一度表示します。
    • 同じデータベースに未保存の接続と保存済みの接続が混在している場合、未保存の接続のプロパティが保存済みの接続から継承される場合があります。ベスト プラクティスとして、特定のデータベースへのユーザー名とパスワードを保存していない接続の使用は、プロジェクトにつき 1 つだけ使用します。
  • ジオデータベースおよびデータベースのジオプロセシング ツール
    • ジオプロセシング ツールへの入力として、SQLite およびデータベース (ジオデータベース以外) のテーブル、およびフィーチャクラスを使用すると、問題が発生する可能性があります。
    • ジオプロセシング ツールを使用してドメイン、サブタイプ、インデックスを変更しても、プロジェクトを閉じて再び開くまで、デザイン ビューには反映されません。
    • [フィールドの変更 (Alter Field)] ジオプロセシング ツールは、フィールド名パラメーターにフィールド名ではなく、フィールド エイリアスをリストします。
    • [編集情報の記録を有効化 (Enable Editor Tracking)] ジオプロセシング ツールを実行してテーブルに新しいフィールドを追加しても、プロジェクトを閉じて再び開くまで、テーブルには反映されません。
    • [ルート イベントのオーバーレイ (Overlay Route Events)] ジオプロセシング ツールは正しく機能しません。これを回避するには、ArcGIS Pro で Python ウィンドウを使用して、ルート オーバーレイを実行します。
    • [トポロジ整合チェック] 範囲パラメーターがツール ダイアログ ボックスに存在せず、Python を介して実行するときに適用されません。
    • [トポロジの作成 (Create Topology)] ツールを使用して新しいトポロジを作成するとき、(フィーチャクラスとルールを追加する前に) 空のトポロジをマップに追加した場合、それを削除してマップに再び追加しない限り、レイヤーにエラーやダーティ エリアなどが表示されません。
    • [トポロジからフィーチャクラスを削除 (Remove Feature Class From Topology)] ジオプロセシング ツールは、入力トポロジ パラメーターの入力としてトポロジ レイヤーを認識しません。トポロジ データセットを参照する必要があります。
    • ArcGIS Pro は、トポロジに参加しているフィーチャクラスにサブタイプを追加し、トポロジを整合チェックした場合、強制終了する場合があります。

Workflow Manager (Classic)

  • Python API: createSD メソッドから生成されたサービス定義ファイルを使用して Workflow Manager (Classic) サービスを公開するとき、サービスの説明が保存されません。
  • Workflow View: ArcGIS Pro のプロジェクトで開き、プロジェクトの一部として保存され、ArcMap で開いて削除されたジョブは、ArcGIS Pro で操作可能です。
  • Workflow View: [Job List] のジョブを選択しても、[Job LOI Map] の各 AOI がハイライト表示されない場合があります。
  • マッピング: 複数のデータ フレームの再ポイントは機能しません。
  • Workflow Manager のデータベース接続: Oracle 接続に対してプロジェクト インスタンスもユーザー スキーマもサポートしません。
  • マップの起動 - タスク: Workflow Manager ステップでマップを開くたびに、タスクの最初のステップがアクティブな状態で開きます。マップを閉じると、タスクの状態は保持されません。
  • マップの起動 - タスク: ステップによって開かれているタスクがすでにインストール済みの場合も、マップが閉じられると、そのタスクが削除されます。
  • 手順: LaunchGP および ExecuteGP ステップで、ArcGIS Desktop で作成されたモデルが実行できません。
  • 手順: sde ユーザーの認証情報を提供する設定が構成されている場合、バージョンを削除するときに CleanUp ステップを実行すると強制終了します。
  • AOI 編集ルール: ルールは、フィーチャ サービスに追加された新しいフィーチャには適用されません。
  • AOI 編集ルール: 編集がすべて AOI 以外で行われたときに警告を表示するというルールを設定している場合に、警告が表示されたときに編集を保存しないことを選択すると、AOI 以外で作成された新しいフィーチャは自動で削除されません。
  • AOI 編集ルール: Oracle データベースを使用しているときに、ルールが正しく実行されません。警告が表示されない場合があります。また、フィーチャが AOI 以外で削除されたり作成されたりする可能性があります。
  • オフライン ジョブ: プロジェクトがオフラインであるときに作成されたジョブは、オンラインにすることができません。

共有

  • ArcGIS Pro で作成されたパッケージは、ArcGIS Pro だけで開くことができます。同じコンピューターに ArcGIS 10.x がインストールされている場合に、ArcGIS Pro で作成されたパッケージをダブルクリックすると、パッケージが無効であるというメッセージが表示されます。
  • ポップアップのある Web レイヤーを共有するとき、そのポップアップがアタッチメントから提供される画像を含むように構成されている場合、Web レイヤーからその画像が削除されます。
  • ArcPy mapping メソッド CreateWebLayerSDDraft を使用するとき、メタデータとフォルダー オプションは使用されません。
  • [サービス定義のアップロード (Upload Service Definition)] ジオプロセシング ツールでサービス名を上書きすると、サービス アイテムのタイトルだけが変更されます。サービス アイテムの名前は変更されません。
  • パラメーター staging_version は、Python API for StageService を通じてのみ利用可能です。このパラメーターは、ArcGIS Enterprise ポータルのフィーチャ、タイル、イメージ レイヤーをステージングするときに必要です。
  • Teradata データベース内の登録済みデータを参照すると、失敗するか、空のサービスが表示される可能性があります。登録済みデータを参照する代わりに、そのデータをコピーできます。
  • Portal for ArcGIS 10.4.1 以前で共有する場合、公開者のコンピューターとサーバーのデータベース接続が異なる登録済みデータ ストアは参照できません。
  • 登録済みデータを参照するフィーチャ レイヤーは、同期機能やエクスポート機能を有効にできません。
  • タイル レイヤーは、登録済みデータ ソースを参照できません。キャッシュ Web レイヤーを使用して登録済みデータを参照するには、キャッシュからのタイルを使用して描画されるマップ イメージ レイヤーを共有します。
  • シーンを Portal for ArcGIS 10.4 または 10.4.1 で共有するときに、モザイク データセットを標高ソースとして使用すると、Web 標高レイヤーの最小詳細レベルを変更し、最小表示範囲を超えてキャッシュが実行されないようにすることはできません。
  • 基本認証を使用する 10.5 ArcGIS Enterprise ポータルに接続する場合、ユーザーを切り替えられるようにするには、ポータルの enableRemoteTokenUserValidation プロパティを有効にする必要があります。


このトピックの内容
  1. 修正された問題
  2. 既知の問題