モデルを実行すると、モデル内のプロセスごとに出力データが作成されます (プロセスが入力を変更するだけの場合を除きます)。作成されたデータの一部は中間データであり、新しい出力を作成する別のプロセスに接続するためだけに作成されるので、モデルの実行後には無効になる場合があります。
中間データの管理
中間データは、次のように管理されます。
- [ジオプロセシング] ウィンドウからモデルを実行した場合、中間データは自動的に削除されますが、モデル出力パラメーターのデータセットは除きます。
- モデルの中間データを削除するには、[中間データの削除] ボタンを使用します。
- 新しいデータセットを作成しないが、[フィールドの追加 (Add Field)] ツールや [フィールド演算 (Calculate Field)] ツールなどの入力を変更したり、直接渡したりするターミナル出力、モデル パラメーターとして設定された出力、派生した出力は、中間データを削除するよう設定できません。
- 入力を直接渡すツール (たとえば、[値の収集 (Collect Values)] ツールや [データの選択 (Select Data)] ツールなど) に接続された出力は、中間データを削除するよう設定できません。
中間データの削除または維持を設定するオプション
デフォルトでは、中間出力は削除されます。中間データを維持するには、出力変数を右クリックして [中間データの削除] オプションを選択します。[カタログ] ウィンドウでモデルをダブルクリックし、[ジオプロセシング] ウィンドウで開くことで実行されるモデル ツールは、中間データとしてマーク付けされた出力を自動的に削除します。モデル内で実行した中間データを削除するには、リボンで [ModelBuilder] をクリックし、[実行] をクリックして、[中間データの削除] ボタンをクリックします。