ルートの共有

ArcGIS Pro 2.6 を使用すると、ArcGIS Pro でルートを計画してから、それをルート レイヤーとして共有できます。ルート レイヤーには、ルートに割り当てられた訪問先や移動方向など、特定ルートに関するすべての情報が含まれます。ルート レイヤーは、さまざまなアプリケーションで使用できます。たとえば、現場作業者にルート ガイダンスを提供する場合には、ArcGIS Navigator で使用し、ルート レイヤーに含まれているルートをカスタマイズする場合には、Map Viewer[ルート案内] ウィンドウで使用し、ルート レイヤーから新しいルート解析レイヤーを作成する場合には、ArcGIS Pro で使用することもできます。ルート レイヤーは、ポータル (ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise ポータル) 内にアイテムとして保存されます。計画したルートを修正する必要がある場合 (最後の配達の追加など)、ルート レイヤーを使用して更新されたルートを共有できます。

ルート レイヤーの共有

ルートや最寄り施設解析の結果をルート レイヤーとして共有するには、[ルート] または [最寄り施設] タブの [共有] グループで、[ルート レイヤーとして共有] ボタン ルート レイヤーとして共有 をクリックします。

[ルート レイヤーとして共有] ボタン

[ルート レイヤーとして共有] ツールが開きます。このツールを使用して、アクティブなネットワーク解析レイヤーをルート レイヤーとしてアクティブなポータルで共有できます。

ルート レイヤーの使用

電子メールやテキスト メッセージによってルート レイヤーの URL を共有する場合は、Navigator がモバイル デバイスにインストールされている、ライセンスされた ArcGIS Navigator ユーザーが、ルート レイヤーのアイテム ページで [ナビゲーターの停止場所リスト] リンクをクリックすることで、ルート レイヤーからストップを追加できます。

Navigator のルート レイヤー

ルート レイヤーの編集

ルート レイヤーを変更するには、ルート レイヤーからルート解析レイヤーを作成します。これには、[カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブでルート レイヤーを検索し、ルート レイヤーを現在のマップに追加します。

現在のマップに追加されるルート レイヤーが表示されている [カタログ] ウィンドウ

ルート レイヤーから新しいルート解析レイヤーが作成されます。これは、リボンの [ルート] タブを使用して変更できます。

メモ:

ルート レイヤーから作成されたルート解析レイヤーを再共有する場合、元のルート レイヤーを参照しない新しいルート レイヤーを取得します。

Web アプリケーションで編集する場合は、Map Viewerでルート レイヤーを開き、[コンテンツ] ウィンドウでルート レイヤーを検索して、[ルートの編集] ボタンをクリックします。[ルート案内] ウィンドウにルートが開きます。ここでルートを編集して、変更されたルートを既存または新規のルート レイヤーとして保存できます。