適合性モデラーの変換ウィンドウ

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

適合性モデラーでは、[変換] ウィンドウを使用して、各条件の値を共通の適合性スケールに変換します。すべての条件を適切に変換後、条件を組み合わせて最終的な適合性マップを作成します。

[変換] ウィンドウのコンポーネント

次の図に、[変換] ウィンドウを示します。

[変換] ウィンドウ
[変換] ウィンドウとそのコンポーネント

[変換] ウィンドウには、3 つの主要セクションがあります。中央のセクションでは、変換方法を指定します。左側のウィンドウには、適合性ヒストグラムを表示します。右側のウィンドウには、変換プロットを表示します。どちらのウィンドウも、最適な変換を選択するうえで役立つ情報を提供します。

変換方法

[変換] ウィンドウの中央のセクションには、条件の変換に使用できる 3 つの方法がリストされます。

  • [個別カテゴリ] - 1 対 1 で適合性スケールに変換します。土地利用などのカテゴリ データに適しています。
  • [クラスの範囲] - 値の範囲をクラスにグループ化し、各クラスに適合性値を割り当てます。同じ適合性を値の範囲に割り当てられる場合に、連続した値に適しています。
  • [連続的な関数] - 線形関数と非線形満数を適用し、入力値を変換します。傾斜、河川からの距離、標高などの連続データに適しています。

適合性ヒストグラム

適合性ヒストグラムは、最終的な適合性マップにおける適合性値の分布について洞察を提供します。ヒストグラムと適合性マップは、モデルに対して変更を加えるたびに更新されます。最終的な適合性マップのヒストグラムは、変換を変更することによって最終的な出力にどのような影響が及ぶか、フィードバックを提供します。

変換プロット

変換プロットは、変換を定義するときにフィードバックを提供します。プロットには、条件の入力値がどのように適合性スケールに変換されるかが示されます。

プロットでは、X 軸には基本条件の入力値、Y 軸には適合性スケールが示されます。基本条件値のヒストグラムが表示されます。中央のセクションで [連続的な関数] 手法を選択した場合、適用される関数がヒストグラムにオーバーレイされます。中央セクションで変換方法が変更されたり、設定が変わったりするたびに、プロットが更新されます。

変換の実行

変換を選択すると、ラスター関数チェーンが作成されます。変換は、画面の解像度および現在の表示範囲で実行され、変換の結果と適合性レイヤーを動的に作成します。

モデルをフル解像度で実行するには、[適合性] タブの [実行] をクリックします。ラスター関数チェーンの変換はフル解像度で計算され、より精度の高い結果を生成します。

変換レイヤーをフル解像度で保存しない限り、変換済みのデータは保持されません。[変換] ウィンドウで [モデルを実行したときに変換済みのデータセットを保存する] オプションをオンにします。参照ボタン 参照 をクリックし、変換レイヤーの保存先のフォルダーに移動し、選択します。データセットの名前を指定し、[保存] をクリックします。

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