ArcGIS Pro で CAD データを操作するためのデフォルト オプションをカスタマイズできます。[オプション] ダイアログ ボックスの [CAD] タブで、このトピックに記載されているオプションを設定できます。
CAD データを使用する場合には、CAD ドローイング全体または一部をジオデータベースに変換できます。[新しいレイヤーをマップに追加するとき、CAD フィーチャクラスをプロジェクトのジオデータベースに変換します] オプションは、マップに追加された CAD データが、プロジェクトのジオデータベース内でフィーチャクラスに自動的に変換されるかどうかを制御します。このオプションはデフォルトで有効になっていません。
CAD データセットで表されるすべてのデータは、通常 1 つのソース ファイルに格納されます。CAD ファイルにはジオメトリの他に、フィーチャの属性やシンボルを定義するグラフィックスのプロパティなど、グラフィックス以外の情報も含まれます。CAD レイヤーは、GIS のシンプル フィーチャ モデルに従いません。CAD 作成者は、1 つのレイヤー内でジオメトリ タイプとその他のデータを自由に組み合わせることができます。ラインのタイプと色を使用して、データをさらに分類することも可能です。結果として、ジオメトリを GIS の特定のフィーチャとして識別するために、データのコンテキストとテキスト情報から人間が判断しなければならない場合があります。