Db2 のジオデータベースへの接続の管理

Standard または Advancedのライセンスで利用可能。

ジオデータベース管理者は、時々、ジオデータベースに接続しているユーザーや、リソースをロックしている接続を確認する必要があります。ログアウトする必要のあるユーザーが不在の場合、特定の接続を削除することが必要な場合もあります たとえば、ある編集者が編集セッションを開いたままにしたため、編集セッション中のデータがロックされ、他の編集者がそのデータにアクセスできなくなる場合があります。ジオデータベースに対して作成できる接続の数に制限がある場合、ログアウトしていないユーザーの接続を切断して接続を解除する必要があります。または、データベースにパッチを適用したり、データベースを復元したり、ジオデータベースを圧縮したりするために、すべてのユーザーをログアウトすることが必要な場合もあります。

ArcGIS Desktop から sde ユーザーとしてジオデータベースに接続して、接続を表示したり、必要に応じて接続を削除することができます。または、ArcPy 関数を使用して同じワークフローを実行することもできます。

注意:

ユーザーを切断する場合は注意が必要です。特に接続ユーザーが編集中である場合は、アクティブなセッションを切断しないことをお勧めします。切断する必要があるセッションは、開かれたままで使用されていないセッション (たとえば、誰かが週末にかけてセッションを開いたままにした場合)、オブジェクトをロックしている参照されなくなったセッション、またはデッドロック状況に関わっているセッションのみです。

Linux、UNIX、または Windows 上の IBM Db2 に格納されたジオデータベースからユーザーの接続を削除するには、sde ユーザーに SYSCTRL または SYSADM 権限と DBADM 権限が付与されている必要があります。

まず、ジオデータベースに接続しているユーザーを確認します。必要に応じてそれらの接続を削除できます。

ArcGIS Pro での接続の確認と削除

ArcGIS Pro で sde としてジオデータベースに接続し、[ジオデータベース管理] ダイアログ ボックス内に接続を表示できます。

  1. ArcGIS Pro を起動します。
  2. sde ユーザーとしてジオデータベースに接続します。
  3. データベース接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [接続] をクリックして、[接続ユーザーを表示します] をクリックします。

    現在ジオデータベースに接続しているすべてのセッションを示すリストが表示されます。自分のセッションは、斜体のテキストで表示されます。

  5. 各ユーザーに連絡して、セッションを閉じるように要求します。ユーザーと連絡が取れず、それでもそのユーザーをジオデータベースから切断する必要がある場合は、次の手順に進みます。
  6. ジオデータベースから削除する特定のセッションを右クリックし、[切断] をクリックします。

    セッションが、即座にジオデータベースから削除されます。

  7. [ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスを閉じます。
  8. [データベース プロパティ] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックします。

Python を使用した接続の確認と削除

Python 関数を実行して、ジオデータベース管理者用のジオデータベース接続ファイルを作成し、その接続ファイルを使用してジオデータベースに接続し、現在のすべてのジオデータベース接続を取得し、必要に応じてジオデータベースから接続を削除できます。

  1. Python ウィンドウで CreateDatabaseConnection_management 関数を実行して、データベース接続ファイルを作成します。ユーザー名とパスワードをファイルに保存します。

    この例では、接続ファイル (dgdb.sde) を temp フォルダーに作成します。sde ユーザーでログインし、カタログ化されたデータベース spdb2 に接続します。

    import arcpy
    arcpy.CreateDatabaseConnection_management ("c:\\temp", "dgdb.sde", "DB2", "spdb2", "DATABASE_AUTH", "sde", "mysdepwd", "SAVE_USERNAME")

  2. ListUsers 関数を実行し、spdb2 ジオデータベースへの現在のすべての接続をリストとして取得します。

    前の手順で作成した接続ファイルを指定します。

    ##No need to import arcpy if you are running functions in the same Python window. import arcpy
    arcpy.ListUsers("c:\\temp\dgdb.sde")

    ユーザー接続のリストが返されます。

    [user(ClientName=u'PC4', ConnectionTime=datetime.datetime(2018, 2, 18, 8, 30, 19),
     ID=18, IsDirecConnection=True, Name=u'publisher1')]
    [user(ClientName=u'PC25', ConnectionTime=datetime.datetime(2018, 2, 21, 14, 10, 43),
     ID=33, IsDirecConnection=True, Name=u'editor2')]
    [user(ClientName=u'PC11', ConnectionTime=datetime.datetime(2018, 2, 22, 9, 18, 26),
     ID=39, IsDirecConnection=True, Name=u'reader5')]
    [user(ClientName=u'PCA2', ConnectionTime=datetime.datetime(2018, 2, 22, 11, 21, 2),
     ID=41, IsDirecConnection=True, Name=u'sde')]

  3. 各ユーザーに連絡して、セッションを閉じるように要求します。ユーザーと連絡が取れず、それでもそのユーザーをジオデータベースから切断する必要がある場合は、次の手順に進みます。
  4. ListUsers 関数から取得した情報に基づいて、DisconnectUser 関数を使用して削除する接続を特定します。

    削除する接続の ID を指定します。ここでは、ID 33 を持つ接続を削除します。

    ##No need to import arcpy if you are running functions in the same Python window.
    import arcpy
    arcpy.DisconnectUser("c:\\temp\dgdb.sde",33)

    セッションが、即座にジオデータベースから削除されます。