ArcGIS Pro に付属のラスター関数に加え、カスタム関数を作成して適用できます。これらの関数は Python スクリプトを使用して記述し、[ラスター関数] ウィンドウのオプションを使用して適用します。
メモ:
これらの関数は Python を使用して記述されていても、ArcPy との互換性はありません。すべてのラスター関数との互換性がないジオプロセシング モデルでも使用できません。
カスタム ラスター関数コミュニティ用の GitHub ページがあります。
このページには、カスタム関数やカスタム テンプレートの作成に必要なあらゆるドキュメントが含まれ、作業に取り掛かることができます。質問を行ったり、他のユーザーの関数をダウンロードしたり、関数をアップロードしてコミュニティと共有したりすることができます。ArcGIS Pro でカスタム ラスター関数を適用する手順は 3 つあります。
- オプション メニュー
を開き、[Python ラスター関数を開く] を選択します。 - [Python モジュール] としてカスタム関数ファイルを選択します。
- クラス名を選択します。
カスタム ラスター関数には、複数の関数セットを含めることができます。複数の関数を含む単一の Python スクリプトを作成できます。これらはレイヤーと見なすことができます。植生のレイヤー、分類された画像のレイヤー、陸地/水域マスクのレイヤーなどを含むカスタム関数を作成できます。これらのレイヤーそれぞれがクラスです。クラス名を選択すると、その関数だけが適用されます。
カスタム関数はスタンドアロンでなくてもかまいません。カスタム関数はその他のラスター関数と連携するように設計されています。[関数エディター] で作成している関数チェーンにカスタム関数を追加する場合、[Python ラスター関数の挿入] ボタンを使用して、Python 関数を関数チェーンに挿入します。
カスタム ラスター関数を作成した後は、ホーム フォルダーを使用して配置できます。これにより、ユーザー設定を最小限に抑えて、プラットフォーム全体にカスタム機能を配布できます。カスタム関数を配置する方法については、「Python ラスター関数の配置」をご参照ください。