エラー フィーチャの操作

エラー フィーチャが作成されると、関連付られたダーティ エリアも作成され、フィーチャ ジオメトリが包含されます。エラー フィーチャの説明は、エラーの原因を理解するのに役立つ場合があります。エラー フィーチャは、次にネットワーク トポロジが整合チェックされるか有効化されるときに、評価のためにフィーチャ ジオメトリを編集することで検証および修正が可能です。

エラー フィーチャ

ポイント エラーおよびライン エラー フィーチャクラスが、トレース ネットワークのすべてのエラー フィーチャを管理します。これらのフィーチャクラスは、トレース ネットワークのサブレイヤーで、編集することはできません。アクティブなマップ ビューにトレース ネットワークを追加すると、[コンテンツ] ウィンドウでサブレイヤーを使用できます。

エラー フィーチャ サブレイヤー

エラー フィーチャの管理

エラーは、ネットワーク トポロジの有効化または整合チェックによって生成されます。エラー フィーチャを修正するには、関連付けられている 1 つまたは複数のネットワーク フィーチャを修正する必要があります。エラー フィーチャは、空のジオメトリの識別から一致するポイント フィーチャの強調まで、ジオメトリに関するさまざまな理由から作成されます。

メモ:

フィーチャ間の接続性の確立を妨げないエラー フィーチャは、[一貫性の整合チェック] オプションが無効な場合、トレース操作で通過可能です。

下の表では、エラー、エラーが生成される状況、各エラー フィーチャを解決するための推奨アクション、および生成されるエラー フィーチャのタイプを説明しています。多くの場合、[解決策] 列のオプション 1 が最も有効で影響が少ないものです。ただし、一部のオプションは他の要因に左右されるため、特定のケースでは最初のオプションが最適でない場合があります。

エラー ID説明と状況ソリューションエラー フィーチャのタイプ

1

ネットワーク フィーチャのジオメトリが空です。

たとえば、shape フィールドは NULL です。

オプション 1: フィーチャを削除し、再度作成します。

ポイントまたはライン

4

ライン フィーチャの頂点が 2 個より少ない。

線形ネットワーク フィーチャに含まれる頂点が 1 個以下です (たとえば、1 個の To および From 頂点を持つラインなど)。

オプション 1: ラインに頂点を追加します。

オプション 2: ラインを削除し、再度作成します。

ライン

5

ライン フィーチャの長さは許容値内です。

ライン ネットワーク フィーチャの長さが短すぎるため、ネットワーク許容値を満たしません。たとえば、ネットワーク許容値が 1 メートルで、ネットワーク内のラインは 90 センチメートルです。

オプション 1: ライン フィーチャの長さを調整します。

オプション 2: ネットワーク許容値を調整します。

ライン

6

ジオメトリ エラー - ライン フィーチャに沿った頂点が見つかりませんでした。

ネットワーク トポロジが、ライン ネットワーク フィーチャに関連付けられた頂点のリストを取得できません。

オプション 1: [ネットワーク トポロジの整合チェック (Validate Network Topology)] ツールを再実行します。

オプション 2: 頂点を削除し、[ネットワーク トポロジの整合チェック (Validate Network Topology)] ツールを再実行して、必要に応じて別の頂点を作成します。

ライン

7

接続性が無効です。

ネットワーク ポイント フィーチャが他のどのフィーチャにも接続されていません。たとえば、ストリーム ゲージが何にも接続されていません。

オプション 1: ポイント フィーチャを接続します。

オプション 2: ポイント フィーチャを削除します。

ポイント

13

端点の接続性だけを許可するライン フィーチャの中間部分にポイントまたは別のライン フィーチャが置かれています。

オプション 1: ライン-エッジ接続性ポリシーに従う頂点にフィーチャを再配置します。

オプション 2: ポイントまたはライン フィーチャを削除します。

ポイントおよびライン

19

ライン ネットワーク フィーチャがマルチパートです。マルチパート フィーチャは許可されません。

オプション 1: マルチパートでなくなるようにフィーチャを変更します。

オプション 2: ラインを削除し、再度作成します。

ライン

20

ライン ネットワーク フィーチャがループバックし、それ自体と交差しています。

たとえば、有効なループ パイプに Z 値がありません。

オプション 1: 交点の各ライン セグメントに頂点を配置します。各頂点の Z 値を調整して、ライン間に頂点のスペースを追加します。

オプション 2: ラインを単一のフィーチャに分割します。

ライン

21

線形ネットワーク フィーチャに、同一の X、Y、Z 位置に存在する複数の頂点があります。

たとえば、用水路に Z 値がありません。

オプション 1: 頂点の 1 つをオフセットします (X および Y または Z)。

オプション 2: 頂点の 1 つを削除します。

ライン

25

複数のポイントのジオメトリが一致しています。たとえば、ゲージと井戸が同じ X、Y、Z 座標を持っています。

オプション 1: ポイントの 1 つをオフセットします (X および Y または Z)。

オプション 2: ポイントの 1 つを削除します。

ポイント

エラー フィーチャ属性へのアクセス

エラー フィーチャクラスにアクセスするには、トレース ネットワーク レイヤーが [コンテンツ] ウィンドウで使用できなければなりません。ない場合は、[カタログ] ウィンドウからアクティブなマップに追加します。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで [トレース ネットワーク] レイヤーを拡張します。
  2. [ポイント エラー] または [ライン エラー] サブレイヤーを右クリックします。
  3. [属性テーブル] をクリックし、そのレイヤーに関連付けられている属性テーブルを開きます。

テーブル内の値については、次の表をご参照ください。

エラー フィーチャ属性について

次の表に、各エラー フィーチャクラスに表示されるフィールド、それぞれの説明、値の例を示します。

エラー テーブルの属性

フィールド エイリアス説明値の例

Object ID

エラー フィーチャのオブジェクト ID。

1

Origin network source ID

エラー状況に関与している起点フィーチャのソース ID。

3

Origin global ID

エラー状況に関与している 1 つのフィーチャの Global ID。

{FC2AA170-6072-4E31-B9F4-D924AD21F5E8}

Destination network source ID

エラー状況に関与している他のフィーチャのソース ID。

3

Destination global ID

エラー状況に関与している関連先フィーチャの Global ID。

{05F50F98-F2C3-4001-AB83-7F08FA71ACF2}

Error type

エラーに関連付けられた数値。

25

Error text

エラーの説明。

スタックされたポイント フィーチャ

Global ID

エラー フィーチャの Global ID。

{4CFE50C9-BAAD-4B0A-855A-2BF8A0622A04}

Shape または Shape length

Shape はポイントに、 Shape length はラインに、

ポイント Z

ポリライン Z