エラーの表示—ArcGIS Pro | ドキュメント

メモ:

ユーティリティネットワークバージョン 3 以前の場合は、「エラーフィーチャの表示」をご参照ください。

ユーティリティネットワークを操作するときに、一貫性のないフィーチャを追跡するためにエラーが生成されます。エラーはダーティエリアテーブルに格納されます。

ダーティエリアサブレイヤーを使用して、どのダーティエリアがエラーに関連付けられているかを特定できます。ダーティエリアを確認して、フィーチャに関連付けられている特定のエラーを見つけることができます。

エラーの詳細

エラーへのアクセス

エラーにアクセスするには、ユーティリティネットワークレイヤーが [コンテンツ] ウィンドウになければなりません。ない場合は、[カタログ] ウィンドウからアクティブなマップに追加します。

ダーティエリアサブレイヤーにアクセスするには、次の手順を実行します。

[コンテンツ] ウィンドウで [ユーティリティネットワーク] レイヤーを展開します。
[ダーティエリア] サブレイヤーが表示されます。
[ダーティエリア] サブレイヤーを右クリックし、[属性テーブル] をクリックして、レイヤーに関連付けられている属性テーブルを開きます。
ダーティエリア属性テーブルを調べて、エラーを特定します。0 より大きいエラーコードのあるダーティエリアは、エラーのあるフィーチャと関連付けられています。カスタム式が設定されたポップアップが構成され、エラーのあるフィーチャに関する詳細情報が提供されます。ポップアップにアクセスするには、次のいずれかの方法を使用します。
- ダーティエリア属性テーブルの行を右クリックし、[ポップアップ] をクリックします。
- [マップ操作] ツールを使用して、マップでダーティエリアを選択します。

ポップアップの Error(s) フィールドを確認して、エラーの状況を把握します。エラー数と状況説明のリストを表示したり、エラーの修正方法を確認したりするには、「エラーの管理」をご参照ください。

メモ:

エラーとして検出された関連付けは、[関連付けの変更] ウィンドウに表示されます。関連付けられているフィーチャの横にオレンジ色のインジケーターが表示されます。ウィンドウのインジケーターにマウスポインターを合わせると、ツールチップにエラーの詳細情報が表示されます。

エラー属性について

エラーの特定と操作に使用できるダーティエリアの属性がいくつかあります。ポップアップを使用して、ダーティエリアで特定されたエラーを調べて解釈します。

Status および Error code 属性は、ビット演算エンコードを使用して、それぞれ、ダーティエリアを作成した演算を表し、フィーチャに関連付けられているエラーを表示します。たとえば、ステータス 4 は、16 (2^4 = 16) と表され、エラーコード 9 は、512 (2^9 = 512) と表されます。複数の演算によってダーティエリアが作成された場合や複数のエラーが存在する場合は、これらの値は合計されます。ネットワークトポロジが無効になると、ダーティエリアの値 0 が表示されます。

ポップアップの Error(s) フィールドは、人が読み取れるエラーの数と説明の表示に使用されます。コンテキスト情報が使用できる場合、Error message フィールドにはエラーのあるフィーチャの詳細情報が表示されます。


フィールドエイリアス	説明	値の例
状態	ダーティエリアの状態。ビットマスク値は、どのタイプの演算でダーティエリアが作成されたかをシンボル表示するのに使用されます。次の値に基づいています。 0 - 挿入されたフィーチャ/更新されたフィーチャ 1 - 削除されたフィーチャ 2 - 変更されたオブジェクト 3 - フィーチャエラー 4 - オブジェクトエラー 5 - サブネットワークエラー	16
ネットワークソース ID	エラーのあるフィーチャクラスのソース ID。これは UN_<ID>_FeatureSourceID コード値ドメインを使用して、フィーチャクラス名を表示します。	Electric Distribution Line
フィーチャ GUID	エラーのあるフィーチャの GUID。	{C02B38E4-09A6-4BA8-83A3-E432895F7AFA}
エラーコード	フィーチャに関連付けられているエラーコードを表すビットマスク値。これは、1 つまたは複数のエラーを表すことができます。エラーコード 0 は、ダーティエリアにエラーがないことを示します。	512
エラーメッセージ	エラーに関連付けられている詳細なコンテキスト情報。次のように表されます。<error ID>,<rule ID1>,<text1>;<rule ID2>,<text2>	9,RuleID(s) 276,962

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