整合チェック用設定の構成

Data Reviewer のライセンスで利用可能。

ユーザーが実行するデータ品質管理アクティビティの頻度とタイプは、プロジェクトのライフ サイクル中に変更され、進化していきます。プロジェクトの初期では、多くのアクティビティは、データや、初期解析をサポートするために必要なその他の参考資料の識別と収集を中心とするものになります。多くの場合、プロジェクト用に識別されるデータは、元は他のイニシアチブをサポートするために作成されたものであり、さまざまな期間の複数のソースから収集される可能性があるため、精度のレベルにもばらつきが生じます。自動化された整合チェックにより、データが、プロジェクトの品質評価プランに定められた品質要件を満たすかどうかを決定するための、基礎評価をすばやく確立できます。

整合チェックを行うフィーチャの設定

実行する整合チェックのタイプによっては、データ内で整合チェックを行うフィーチャを制御する必要が生じることがあります。たとえば、基礎評価を確立するには、プロジェクトの関係するエリア内のすべてのフィーチャを整合チェックする必要があるかもしれません。

次の手順は、[レビューアー ルールの実行] コマンドを使用して整合チェックを行う場合のフィーチャの構成に役立ちます。

  1. [カタログ] ウィンドウで、整合チェックが必要なフィーチャを含むマップをクリックします。
  2. [編集] タブで、[品質の管理] 品質の管理 をクリックして、[品質の管理] タブをアクティブにします。
  3. [品質の管理] タブで、[レビューアー ルールの実行] ドロップダウン矢印をクリックして [オプション] ダイアログ ボックスを表示します。
    メモ:

    [レビューアー ルールの実行] レビューアー ルールの実行 は、以下のいずれかが当てはまる場合は使用できません。

  4. [レビューアー ルールの実行] ダイアログ ボックスの [整合チェックするフィーチャ] グループで、整合チェックを行う場合にフィーチャを制御する設定を、次の中から 1 つ選択します。
    • 表示レイヤーのみ - アクティブなマップに表示されたフィーチャのみ整合チェックします。これがデフォルトのオプションです。
    • 変更されたフィーチャのみ - 子ジオデータベース バージョンで変更されたフィーチャのみ整合チェックし、チェックの入力フィーチャ レイヤーのみに適用されます。セカンダリ フィーチャ レイヤー内のすべてのフィーチャが、整合チェックで使用されます。バージョン間の変更には次のようなものがあります。
      • フィーチャが子バージョンでは加えられ、親バージョンでは加えられていない
      • フィーチャが子バージョンでは変更され、親バージョンでは変更されていない
      • 子バージョンと親バージョンの両方でフィーチャが変更されている
      • フィーチャが子バージョンでは変更され、親バージョンでは削除されている
        メモ:

        [変更されたフィーチャのみ] オプションは、レイヤーがバージョン対応エンタープライズ ジオデータベースから取得されている場合に使用可能になります。詳細については、「バージョニングの概要」をご参照ください。

実行するルールの設定

プロジェクトのタスクの完了時には、プロジェクト内で参照されるフィーチャを整合チェックするときに実行するルールを制御する必要が生じることがあります。たとえば、品質の基礎評価を確立するためには、属性と空間の両方のプロパティを整合チェックするルールを使用する必要があるかもしれません。あるいは、既存のフィーチャの属性を更新するときには、変更されたフィーチャの属性のみの整合チェックを行う方が効率的だと考えられます。

次の手順を使用すると、フィーチャの整合チェックを行うルールのタイプを構成できます。

  1. [カタログ] ウィンドウで、整合チェックが必要なフィーチャを含むマップをクリックします。
  2. [編集] タブで、[品質の管理] 品質の管理 をクリックして、[品質の管理] タブをアクティブにします。
  3. [品質の管理] タブで、[レビューアー ルールの実行] ドロップダウン矢印をクリックして [オプション] ダイアログ ボックスを表示します。
    メモ:

    [レビューアー ルールの実行] レビューアー ルールの実行 は、以下のいずれかが当てはまる場合は使用できません。

  4. [レビューアー ルールの実行] ダイアログ ボックスの [実行するルール] グループで、次の整合チェック方法のいずれかを選択します。
    • 属性の整合性 - フィーチャの属性を整合チェックします。これがデフォルトのオプションです。
    • 空間リレーションシップ - フィーチャの空間コンポーネントとリレーションシップを整合チェックします。

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