[オプション] ダイアログ ボックスの [編集] タブで、編集を保存したときにバージョン データの競合を定義し、リコンサイルする方法を決定します。[競合マネージャー] ダイアログ ボックスを表示し、競合をインタラクティブに確認または非表示にし、自動的にリコンサイルできます。
バージョン対応として登録済みのデータを編集すると、他のユーザーが編集している可能性がある同一データの別バージョンを修正することになります。編集内容は、システム テーブルで追跡されます。編集を保存すると、バージョンの競合は、以下のセクションで説明する設定に基づき、ターゲット バージョンにマージし直されます。
バージョニングの詳細については、「バージョニングの概要」をご参照ください。
競合の解決方法
バージョンの競合を、編集バージョンかターゲット バージョンのどちらかに合わせて解決できます。ブランチ バージョンとして登録されたフィーチャ サービスの競合は、編集バージョンに合わせてのみ解決できます。
- [編集] タブの [編集の管理] グループで、[オプション] ダイアログ ボックス ランチャー をクリックします。
- [オプション] ダイアログ ボックスで [編集] をクリックします。
- [バージョニング] を展開し、次のいずれかの設定を選択します。
- [編集バージョン優先] - ターゲット バージョン内の競合を自分が加えた変更で上書きします。これがデフォルトです。
- [ターゲット バージョン優先] - ターゲット バージョン内の競合を維持し、自分が加えた変更を破棄します。
メモ:
この設定は、ブランチ バージョン対応として登録されたフィーチャ サービスでは使用できません。
- [OK] をクリックします。
設定内容が保存され、ダイアログ ボックスが閉じます。
競合の定義方法
競合とは、対応する属性フィールドの不一致、またはオブジェクト ジオメトリとデータベース行の属性間の不一致として定義できます。ブランチ バージョン対応として登録されたフィーチャ サービスの競合は、オブジェクト ジオメトリとデータベース行の属性間の不一致としてのみ定義されます。
- [編集] タブの [編集の管理] グループで、[オプション] ダイアログ ボックス ランチャー をクリックします。
- [オプション] ダイアログ ボックスで、[編集] タブをクリックします。
- [バージョニング] を展開し、次のいずれかの設定を選択します。
- [属性 (列) 単位で検出] - 属性間に不一致が存在する場合にのみ競合を特定します。これがデフォルトです。
メモ:
この設定は、ブランチ バージョン対応として登録されたフィーチャ サービスでは使用できません。
- [オブジェクト (行) 単位で検出] - オブジェクト ジオメトリとデータベース行の属性間に不一致が存在する場合に競合を特定します。
- [属性 (列) 単位で検出] - 属性間に不一致が存在する場合にのみ競合を特定します。これがデフォルトです。
- [OK] をクリックします。
設定内容が保存され、ダイアログ ボックスが閉じます。
複数のユーザーからの競合を確認する方法
編集を保存するときに [競合マネージャー] ダイアログ ボックスを表示して競合をインタラクティブに確認するか、ダイアログ ボックスを非表示にして、設定に基づいて自動的にリコンサイルできます。
- [編集] タブの [編集の管理] グループで、[オプション] ダイアログ ボックス ランチャー をクリックします。
- [オプション] ダイアログ ボックスで、[編集] タブをクリックします。
- [バージョニング] を展開し、次のいずれかの設定を選択します。
- [競合マネージャーを表示して競合を確認] — デフォルト設定です。
- [編集を自動保存して競合マネージャーを表示しない] — 競合は現在の設定に基づいてリコンサイルされ、ターゲット バージョンに自動的に保存されます。
- [OK] をクリックします。
設定内容が保存され、ダイアログ ボックスが閉じます。