データの属性をシンボル プロパティ値として利用することによって、フィーチャのシンボルをカスタマイズできます。シンボルの色プロパティを操作する場合、色を動的に定義する多くの方法が存在するため、いくつかの追加の考慮事項があります。
色プロパティをカスタマイズする場合、文字列フィールドに入力するか、文字列を返す Arcade 条件式を入力する必要があります。この文字列は、「CSS カラー モジュール レベル 3 仕様」で概説されている色定義、または ArcGIS Pro でサポートされているカラー モデルに従う必要があります。
カラー モデルごとの構文のガイドラインについては、次をご参照ください。
- #RGB、#RRGGBB、 #RRGGBBAA
- rgb(r, g, b)、 rgba(r, g, b, a)
- 赤 (R)、緑 (G)、および青 (B) の値には、0 ~ 255 の範囲の 10 進数を使用します。
- アルファ (A) の値には、0 ~ 1 の範囲の 10 進数を使用します。
- rgb(r%, g%, b%)、 rgba(r%, g%, b%, a)
- 赤 (R)、緑 (G)、および青 (B) の値には、0 ~ 255 の範囲の 10 進数を使用します。
- アルファ (A) の値には、0 ~ 1 の範囲の 10 進数を使用します。
- % 記号が存在しない場合は、数値が色の値と解釈されます。
- hsl(h, s%, l%)、 hsla(h, s%, l%, a)
- 色相 (H) の値には、0 ~ 360 の範囲の 10 進数を使用します。
- 彩度 (S) および明度 (L) の値には、0 ~ 100 の範囲の 10 進数を使用します。
- % 記号は不要です。
- hsv(h, s%, v%)、 hsla(h, s%, v%, a)
- 色相 (H) の値には、0 ~ 360 の範囲の 10 進数を使用します。
- 彩度 (S) および値 (V) の値には、0 ~ 100 の範囲の 10 進数を使用します。
- % 記号は不要です。
- cmyk(c, m, y, k)、 cmyka(c, m, y, k, a)
- シアン (C)、マゼンタ (M)、黄 (Y)、および黒 (K) の値には、0 ~ 100 の範囲の 10 進数を使用します。
- アルファ (A) の値には、0 ~ 1 の範囲の 10 進数を使用します。
- % 記号は不要です。
- Lab(l, a, b)、 Laba(l, a, b, a)
- 明度 (L) の値には、0 ~ 100 の範囲の 10 進数を使用します。
- 緑-赤 (a) および青-黄 (b) の値には、-128 ~ 127 の範囲の 10 進数を使用します。
- アルファ (a) の値には、0 ~ 1 の範囲の 10 進数を使用します。
- Gray(g)、Graya(g, a)、Grey(g)、 Greya(g, a)
- グレー (g) の値には、0 ~ 255 の範囲の 10 進数を使用します。
- 赤 (R)、緑 (G)、および青 (B) の値には、0 ~ 255 の範囲の 10 進数を使用します。
- Named web colors
- 拡張された色キーワードの仕様によって指定された色キーワードとして定義されます。
透過表示の値は、不透明度の値に変換され、色定義におけるアルファ値として指定される必要があります。たとえば、40% の透過表示を得るには、アルファ値を 0.6 に設定します。
値は、大文字と小文字が区別されませんが、カンマで区切られる必要があります。範囲外の値は、最も近い色の値に置き換えられます。たとえば、rgb(265, 55, -1) は rgb(255, 55, 0) と解釈されます。これの例外は、カラー モデルが色相成分を必要とする場合です。色相は度単位で計測され、限界がありません。360 度を超える値または 0 度を下回る値は、カラー ホイール上の相対位置によって解釈されます。たとえば、-5°の色相は 355°と解釈されます。NULL 値または無効な色構文を持つ値は、描画されません。シンボル プロパティは、シンボルで指定されているデフォルトの色に基づいて着色されます。