ベールマン図法

説明

ベールマン図法は、北緯 30°および南緯 30°に標準緯線を設定した正積円筒図法です。面積を等しくするため、極地域が大幅に圧縮されています。

この図法は、Walter Behrmann によって 1910 年に考案されました。ArcGIS Pro 1.0 以降と ArcGIS Desktop 8.0 以降で使用できます。

ベールマン図法の例
グリニッジを中心にしたベールマン図法による地図投影を示します。

投影のプロパティ

次のサブセクションでは、ベールマン図法のプロパティについて説明します。

経緯線

ベールマン図法は円筒図法です。子午線は等間隔の直線です。緯線と両極は、子午線に垂直で赤道と同じ長さの直線です。緯線の間隔は赤道から離れるにつれて狭くなります。経緯線は赤道と中心子午線に対して対称的です。マップの幅と高さの比は 0.42 です。

歪み

ベールマン図法は、正積 (等面積) 図法です。縮尺は、北緯 30°および南緯 30°に沿って正確です。形状、方向、角度、および距離の歪みは、標準緯線から離れるにつれて大きくなります。標準緯線間と歪みのある東西 (北緯 30°より北と南緯 30°より南) の間で、南北方向に歪みが生じます。歪みの値は、赤道と中心子午線で対称的となります。

使用法

この図法は、正確な面積を必要とする主題世界地図に適しており、その現象は経度とともに変わります。

パラメーター

次に、ベールマン図法のパラメーターを示します。

  • 東距
  • 北距
  • 中央子午線

ソース

Snyder, J. P. (1993). Flattening the Earth. Two Thousand Years of Map Projections. Chicago and London: University of Chicago Press.

Snyder, J. P. and Voxland, P. M. (1989). An Album of Map Projections. U.S. Geological Survey Professional Paper 1453. Washington, DC: United States Government Printing Office.