ArcGIS Pro は、データの対象地域を表示するために、表示レンジ、フィルター設定、レンジなど、いくつかの方法を提供します。データを動的なレンジとして視覚化するために、日付でない数値フィールドを含む、レイヤーまたはレイヤーのセットを使用できます。レイヤーのレンジ プロパティを定義したら、画面上の対話型スライダーを使用して、カスタマイズしたレンジのデータを探索できます。たとえば、建物内の特定の階を視覚化したり、犯罪率が最も低い近隣エリアのみを表示したり、マルチディメンションの海洋 netCDF データセットから特定のレンジの塩分濃度および水温を表示することができます。
写真の著作権: アメリカ合衆国保健福祉省、アメリカ国立衛生研究所、環境保護課、2009 年
レイヤーのレンジ プロパティの定義
レンジ スライダーを使用してデータを対話的に調べるには、レイヤーのレンジ プロパティを設定する必要があります。設定するには、値を含むフィールド (FloorNumber や PropertyValue など) を 1 つ選択します。選択したフィールドでは、数値が返される必要があります。1 つのレイヤーに対して複数のレンジを構成することもできますが、マップ内で一度にアクティブにできるレンジは 1 つだけです。
ヒント:
同じレンジ名のレイヤーは、共有されている 1 つのレンジ スライダーに対応します。これにより、一度に複数のレイヤーのコンテンツを対話形式でフィルタリングできます。
レンジ プロパティは、次のレイヤー タイプの属性フィールドに格納された数値フィールドを使用して設定できます。
- フィーチャクラス
- モザイク データセット
- netCDF レイヤー
- イメージ サービス
- フィーチャ サービス
サポートされている数値形式
- 整数 (short または long)
- 浮動小数点数 (float または double)
ヒント:
- タイムスタンプを含む数値フィールドまたは日付フィールドは、タイム スライダーで使用するのに最適です。レンジを使用する場合、これらは選択セットからフィルター処理されます。
- すべてのジオプロセシング ツールは、マップの現在のレンジ プロパティをフィルターとして優先します。
- レンジを指定するフィールドが整数である場合、レンジ スライダーは自動的に整数にスナップします。
レンジ ビデオの例
レンジの基本操作の習得に役立つ次のショート ビデオをご覧ください。