ポータル アイテムの検索

ArcGIS Pro プロジェクトに追加するコンテンツをアクティブなポータルで検索できます。特定のアイテム (同僚と共有しているオーストラリアの土壌の Web マップなど) を見つける必要がある場合や、特定のデータセットを考慮せずに対象のアイテムを探す場合があります。たとえば、ゼブラ貝に関する利用可能なパブリック データを確認したい場合です。

また、アクティブなポータルを検索して、対象のトピックに関連するコンテンツを共有しているグループを見つけることもできます。

カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブ、または参照ダイアログ ボックスで検索できます。それぞれの操作は少し異なっています。どの場合でも、検索ボックスに 1 つまたは複数のキーワードを入力して Enter キーを押すと結果が得られます。

コンテンツの検索結果は並べ替えおよびフィルター処理して、アイテムのリストを絞り込むことができます。グループの検索結果は並べ替えることができます。

いくつかの例外を除いて (ユーザー インターフェイスを考慮しない)、ArcGIS Pro でのポータル アイテムの検索は、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise でのアイテムの検索と同じです。同じルールに従ってコンテンツを検索し、同じ検索ツールを使用できます。

アイテム タイプでフィルター処理された検索結果を示す [カタログ] ウィンドウ
フィルター処理された ArcGIS Online コンテンツの検索が [カタログ] ウィンドウに表示されています。

アクティブなポータルから利用できるコンテンツ

ArcGIS Pro でオンライン コンテンツにアクセスするには、アクティブなポータル接続が必要です。

アクティブなポータル

アクティブなポータルは ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise のいずれかです。ArcGIS Online 組織または ArcGIS 個人向けアカウントを介して ArcGIS Pro にサイン インしている場合は ArcGIS Online です。ArcGIS Enterprise 組織を介してサイン インしている場合は ArcGIS Enterprise です。アクティブなポータルにより、利用可能なオンラインコンテンツ (および ArcGIS 組織または所属しているグループで共有されるコンテンツ) が決まります。

ArcGIS Pro 開始ページの上部と、開いているプロジェクトのアプリケーション ウィンドウの上部にあるサイン イン ステータスにアクティブなポータルが示されます。

URL が次の例のような場合、アクティブなポータルは ArcGIS Online になります。

  • https://www.arcgis.com
  • https://yourorg.maps.arcgis.com

URL が次の例のような場合、アクティブなポータルは ArcGIS Enterprise になります。

  • https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname

ArcGIS Pro 開始ページのサイン イン ステータス
サイン イン ステータスは、ArcGIS Online がアクティブなポータルであることを示しています。

メモ:

アクティブなポータルの名前はポータル アイテム コレクションにも表示されます。

ポータル アイテム コレクション

アクティブなポータルには次の 6 つのアイテム コレクションがあります。

  • マイ コンテンツ マイ コンテンツ
  • お気に入り お気に入り
  • マイ グループ マイ グループ
  • 組織 組織
  • ArcGIS Online ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise ArcGIS Enterprise
  • Living Atlas Living Atlas

これらのコレクションは、同時に使用できます。たとえば、[マイ コンテンツ] は、[組織] および [ArcGIS Online] または [ArcGIS Enterprise] (アクティブなポータルである方) にも表示されます。ただし、一度に 1 つのポータル コレクションのみを検索できます。

各ポータル コレクションに含まれるアイテムおよびコレクション同士の関係については、「ポータルのアイテムとグループへのアクセス」をご参照ください。

ポータルのコンテンツとグループの検索

カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブ、または参照ダイアログ ボックスで、検索するポータル コレクションを選択し、コンテンツ (Web マップや Web レイヤーなどのアイテム) またはグループを検索するかどうかを選択します。

カタログ ビューの検索ボックスの横に表示される [コンテンツ] と [グループ] ボタン
[組織] 内のコンテンツを検索すると、カタログ ビューに表示されます。[コンテンツ] がデフォルトの検索オプションです。

6 つのポータル コレクション内のコンテンツを検索できます。[グループ][組織]、および [ArcGIS Online] または [ArcGIS Enterprise] 内のグループを検索できます。グループの検索では、コンテンツを直接検索することもできます。検索結果のリストにあるグループをダブルクリックすると、グループで共有されているアイテムが表示されるからです。

メモ:

グループが存在しないポータル コレクションを検索する場合、[コンテンツ][グループ] 検索オプションは表示されません。

検索でビュー、ウィンドウ、またはダイアログ ボックスに表示可能な数よりも多くのアイテムが返された場合、アイテムのリストの下部に [その他のアイテムを検索] リンクが表示されます。

アイテムとグループは、そのアイテム ページに含まれる情報にインデックス付けされます。そのインデックスは、検索結果の生成に使用されます。インデックスには、アイテムのタグ、タイトル、概要、説明などの情報が含まれます。

通常、コンテンツを検索すると、ArcGIS Pro で使用できない、またはプロジェクトに追加できないアイテムは返されません。たとえば、検索では、Microsoft Word ドキュメントや PowerPoint プレゼンテーションは返されません。一部のアイテムは、汎用 [オンライン アイテム] アイコン オンライン アイテム で返される場合があります。このアイコンは、認識されたが ArcGIS Pro では使用できないアイテム タイプを示しています (StoryMapsDashboards、Web マッピング アプリケーションなど)。

メモ:

デフォルトでは、[マイ コンテンツ] コレクションにはフォルダーが表示されます (作成済みの場合)。ただし、そのフォルダー内のアイテムは表示されません。フォルダー内のアイテムを表示するには、検索ボックスの横にあるツールの行で [フォルダーの表示/非表示] ボタン フォルダーの表示/非表示 をクリックします。[マイ コンテンツ] 以外のポータル コレクションが選択されている場合、このボタンは表示されません。

キーワードによる検索

アイテムを検索するには、カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウ、または参照ダイアログ ボックスでポータル コレクションを選択して、検索ボックスにキーワードを入力します。たとえば、condor に関連するアイテムを検索するには、「condor」という単語を入力します。検索を絞り込むにはキーワードを追加します。たとえば、「condor nest」を検索すると、両キーワードがインデックス付けされているアイテムのみが返されます。

キーワードの大文字と小文字は区別されません。「CONDOR」を検索すると、「condor」の検索と同じアイテムが返されます。キーワードの順序は検索結果に影響しません。「condor nest」を検索すると、「nest condor」の検索と同じアイテムが返されます。

ポータル コレクションを変更すると、検索ボックス内のキーワードは自動的に消去されます。

アイテム フィールド名、グループ フィールド名、範囲、ブール型演算子などの高度な検索機能を使用するには、ArcGIS Online ヘルプの「高度な検索の使用」(または ArcGIS Enterprise ヘルプの対応するトピック) をご参照ください。

結果の並べ替え

ポータル コレクションを選択すると (検索前)、そのコレクション内のアイテムのリストが表示されます。このリストは、関連性で並べ替えられる [Living Atlas] コレクションを除き、デフォルトで最近の更新日順に並べ替えられます ([ArcGIS Online][ArcGIS Enterprise] ポータル コレクションでは、検索前にアイテムのリストは表示されません)。

検索後、すべてのポータル コレクションの結果は、最近の更新日順に並べ替えられます。以下のいずれかのオプションを使用して、この順番を変更できます。並べ替え順は、関連性を除いてすべて元に戻すことができます。

  • 関連性
  • 更新日
  • タイトル
  • 所有者

並べ替え順を変更するには、検索ボックスの横にある [並べ替え] ボタン レコードの並べ替え をクリックして、ドロップダウン リストからオプションを選択します。

カタログ ビューで検索する場合、列見出し ([タイトル] など) をクリックして、検索結果を並べ替えることもできます。見出しをもう一度クリックして、並べ替え順を逆にすることもできます ([タイプ] 列見出しをクリックしても影響を及ぼしません。ポータル アイテムはアイテム タイプで並べ替えることはできません)。

[並べ替え] ボタンのドロップダウン オプションと検索結果を表示するカタログ ビュー
検索結果は、最近の更新日順に従ってデフォルトで並べ替えられます。

メモ:

関連性での並べ替えには、アイテムのタグ内の検索キーワードの有無、アイテム情報フィールド (タイトル、概要、および説明) でのキーワードの出現頻度、アイテム情報の完全性、アイテムの表示回数など、たくさんの要素が考慮されています。

結果のフィルタリング

フィルターを適用して検索結果のリストを絞り込むことができます。7 つのフィルター タイプを使用できますが、それぞれのポータル コレクションにすべてのタイプを使用できるとは限りません。検索に複数のフィルター タイプを適用できます。たとえば、結果のリストを作成日とアイテム タイプでフィルター処理できます。

フィルターを適用するには、検索ボックスの横にある [フィルター] ボタン フィルター をクリックして、ドロップダウン リストからオプションを選択します。フィルターを消去するには、オプションの横にある [消去] をクリックします。

[フィルター] ボタンのドロップダウン オプションとフィルター処理された検索結果を表示するカタログ ビュー
結果のリストがフィルター処理され、2020 年 1 月 1 日から指定日までの Web マップが表示されています。カタログ ビューでは、アクティブなフィルターは検索結果の上に表示されます。

各フィルター タイプには、それぞれオプションがあります。フィルター タイプ内のオプションは相互に排他的です。たとえば、アイテム タイプでフィルター処理する場合、マップまたはレイヤーを選択できますが、両方を選択することはできません。タグは例外です。複数のタグをフィルター処理する場合、アイテムは指定されたすべてのタグがフィルター条件に一致する必要があります。

アクティブなフィルターは、スペースがある限り、カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウ、および参照ダイアログ ボックスにテキストとして表示されます。テキストとして表示されないフィルターは、ドロップダウン リストに表示されます。

2 つのアクティブなフィルターのテキストと 3 つ目のアクティブなフィルターを示すドロップダウン矢印付きのボタンを表示する [カタログ] ウィンドウ

追加のフィルターを追加する、別のフィルター オプションを選択する、およびフィルターを消去することにより、対話形式で検索結果を変更できます。ポータル コレクションを変更すると、すべてのフィルターが自動的に消去されます。

ヒント:

フィルターは検索の前または後に適用できます。検索前にフィルターを適用すると、フィルター条件に一致するアイテムだけが検索で返されます。

次の表に、フィルター タイプとそれを使用できるポータル コレクションを示します。

検索フィルターとポータル コレクション

フィルターマイ コンテンツお気に入りグループ組織ArcGIS Online または ArcGIS EnterpriseLiving Atlas

カテゴリ

[カテゴリ] は、Living Atlas で使用されるコンテンツの分類です。ArcGIS 組織およびグループのカスタム カテゴリを作成できます。

サポート対象

サポート対象

サポート対象

アイテム タイプ

アイテム タイプは、アイテムの主な用途に基づく事前定義された分類です。

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

更新日

アイテムまたはそのアイテム ページが所有者により最後に変更された日付

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

作成日

アイテムの作成日付

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

共有

共有は、そのアイテムへのアクセス権を持つユーザーを指定するアイテム プロパティです。

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

ステータス

ステータスは、信頼済みアイテムと非推奨アイテムを識別するアイテム プロパティです。

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

タグ

タグは、検索の目的でアイテムに関連付けられる単語またはフレーズです。

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サポート対象

チェック マークは、フィルターがポータル コレクションで使用できることを示しています。
メモ:

ArcGIS Enterprise バージョン 10.4.1 および 10.5.1 では、検索結果の並べ替えおよびフィルタリングはサポートされていません。ArcGIS Enterprise バージョン 10.6 および 10.6.1 では、カスタムの日付範囲によるフィルタリングはサポートされていません。

検索結果の管理

検索ボックスで検索結果を管理できます。

  • 検索を消去するには、検索ボックスの [削除] ボタン 削除 をクリックします。
  • 最近使用した検索を繰り返すには、検索ボックスのドロップダウン矢印をクリックして、リストされた検索のいずれかをクリックします。
  • 検索履歴を消去するには、検索ボックスのドロップダウン矢印をクリックして、[履歴の消去] をクリックします。

検索操作の違い

カタログ ビュー、[カタログ] ウィンドウ、および参照ダイアログ ボックスは似ていますが、検索操作は同じではありません。

  • [アイテム タイプ] フィルターは、参照ダイアログ ボックスでは使用できません。
  • カタログ ビューは、返される検索結果の数を指定します。[カタログ] ウィンドウと参照ダイアログ ボックスは指定しません。

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