スタンドアロン テーブルを構成して操作を許可したり、プロパティやパラメーターを設定したりできます。テーブル構成は、プロパティとパラメーターの 2 つの領域に分かれています。
プロパティの構成
このワークフローは、スタンドアロン テーブルのデフォルト構成を変更する方法について説明します。共有処理を開始するには、一般プロパティを設定し、共有を終了します。「テーブルの共有」をご参照ください。
- 必要に応じ、[テーブルとして共有] または [テーブルの上書き] ウィンドウを開きます。
- [テーブルとして共有] ウィンドウまたは [テーブルの上書き] ウィンドウで [構成] タブをクリックします。必要に応じ、下にある [プロパティの構成] タブ をクリックします。
- テーブルのオンライン編集を許可するには、[操作] で [編集を有効化して、次の操作を編集者に許可] チェックボックスをオンにします。
編集は、ポータルのホスト テーブルのアイテムの詳細ページでも有効にできます。
メモ:
テーブルに対して表示される 3 つの編集オプションは、Web フィーチャ レイヤーのオプションと同じです。ただし、テーブルを共有する際はフィーチャが作成されないため、どのオプションを選択してもかまいません。編集を有効にすると、編集者はホスト テーブルの属性値を変更できます。ただし、フィールドの追加や削除、フィールド値の計算、データの追加は行えません。
- オフラインのときはデータのローカル コピーを使用し、オンラインのときに変更内容を同期できるようにするには、[同期の有効化] ボックスをオンにします。
- ユーザーがデータを別の形式にエクスポートできるようにするには、[データのエクスポート] チェックボックスをオンにします。
- [プロパティ] で、必要に応じて [編集情報の記録情報を維持] チェックボックスをオンにします。
オフ
編集情報の記録は維持されません。編集情報の記録フィールドの属性値は、テーブルを共有するユーザーのアカウント認証情報 (ユーザー名) とテーブル公開のタイムスタンプで上書きされます。これがデフォルトです。
オン
編集情報の記録は維持されます。属性値は上書きされません。
メモ:
テーブルの共有前に作成された記録には、ArcGIS 組織のユーザー名と一致しない名前が編集情報の記録フィールドに格納されていることがあります。たとえば、デスクトップ コンピューターやデータベースのユーザー名などです。後からポータルのホスト テーブルを管理する場合は、編集者自身が作成した記録だけを編集できるよう、編集権限を制限することもできます (テーブルのアイテムの詳細ページの [設定] タブでは、このオプションは [どのフィーチャを編集者は編集できますか?] と表示されます)。この制限を有効にし、さらに編集情報の記録を維持すると、記録の作成者として認識される人がいなくなるため、ユーザー自身も含め、組織の誰もホスト テーブルの既存の記録を編集できなくなります。編集情報の記録を維持しない場合は、主にこの点を考慮する必要があります。
編集情報の記録の詳細をご参照ください。
パラメーターの構成
スタンドアロン テーブルに日付フィールドが含まれる場合、タイム ゾーン プロパティを設定できます。パラメーターの詳細については、「サービス パラメーター」をご参照ください。スタンドアロン テーブルのパラメーターを構成するには、次の手順に従います。
- [テーブルとして共有] ウィンドウの [構成] タブで、[パラメーターの構成] タブ をクリックします。
- [日付フィールド] で [タイム ゾーン] ドロップダウン矢印をクリックし、日付値を保存するタイム ゾーンを選択します。
タイム ゾーンを指定すると、ユーザーがテーブルを操作したときに日付と時刻の値が正しく変換されます。UTC (協定世界時) 以外のタイム ゾーンを選択し、タイム ゾーンでサマー タイムを考慮に入れる場合は、[サマータイムを適用] をオンにします。
メモ:
タイム ゾーンを指定しない場合、日付値は UTC で保存されたものと想定されます。