タスク履歴

プロジェクトで実行されるタスクに対して、履歴およびトラッキング情報を有効化できます。タスクのトラッキング情報は、タスク履歴テーブルに記録されます。プロジェクトのタスク履歴を有効化すると、次の指標を確認することができます。

  • 使用頻度が最も高いタスクと最も低いタスクを特定する。
  • タスクの平均実行時間を特定する。
  • タスクの実行時間と、その平均実行時間を比較する。

タスク管理者は、タスク履歴を有効化すると、次の情報を特定することができます。

  • 使用頻度が最も高いタスクと最も低いタスク
  • どのユーザーがどのタスクを使用するか
  • ユーザーがタスクを使用した回数
  • 一定期間にわたるタスクの採用率
  • コスト解析に使用する、タスクの平均実行時間
  • タスクに対する変更がタスクの効率性 (実行時間) に与える影響

タスク履歴の有効化

タスク履歴は、ジオデータベース内に作成および格納されるテーブルでトラッキングされます。プロジェクトがタスク履歴テーブルに関連付けられると、タスク履歴が有効になります。プロジェクト用にタスク履歴テーブルを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [プロジェクト] タブをクリックし、[オプション] をクリックして [オプション] ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [プロジェクト] の下の [タスク] を選択して、タスクのプロジェクト オプションを設定します。
  3. [タスク履歴] の下の [タスク履歴の有効化] をオンにします。
  4. タスク履歴テーブルの格納先となるジオデータベースを参照して、[テーブル] ドロップダウン リストから [<履歴テーブルの作成>] を選択します。
  5. [OK] をクリックして、テーブルを作成し、[コンテンツ] ウィンドウに追加します。

  • 同じジオデータベース内に複数のタスク履歴テーブルを作成できますが、プロジェクトが参照するタスク履歴テーブルは 1 つに限られます。
  • 同じタスク履歴テーブルを複数のプロジェクトが参照できます。
  • タスク履歴テーブルのデフォルト名は TASK_HISTORY です。テーブル名を変更したり、ユーザー独自のフィールドをタスク履歴テーブルに追加したりできます。

    メモ:

    テーブルのスキーマを変更する (既存のトラッキング フィールドを削除または名前変更する) と、そのテーブルのタスク履歴テーブルとしての使用が無効になります。

  • タスク履歴テーブルを開くには、[カタログ] ウィンドウでジオデータベースを展開し、タスク履歴テーブルを右クリックして [現在のマップに追加] をクリックします。[コンテンツ] ウィンドウで、テーブルを右クリックし、[開く] をクリックしてテーブルを表示します。

タスク履歴テーブル

タスクのトラッキング情報は、タスク履歴テーブル内の次のフィールドに記録されます。

フィールド名エイリアス説明

USERID

ユーザー ID

ArcGIS Online ユーザー名またはシステム ログインのユーザー名。

PROJECTNAME

プロジェクト名

プロジェクトの名前。同じタスク履歴テーブルを複数のプロジェクトが参照できます。

TASKITEMID

タスク アイテム ID

タスク アイテムの ID (GUID)。

TASKITEMNAME

タスク アイテム名

タスク アイテム名。

TASKITEMVERSION

タスク アイテム バージョン

タスク アイテムのバージョン番号。

TASKID

タスク ID

タスクの ID (GUID)。

TASKNAME

タスク名

タスクの名前。

STARTTIME

開始時間

タスクの最初のステップが実行された時間。

ENDTIME

終了時間

タスクの最後のステップが終了した時間、またはタスクが中断された時間。

DURATION

期間 (秒)

タスクの合計実行時間 (アイドル時間を除く)。

JOBID

Workflow Manager ジョブ ID

Workflow Manager でのジョブの ID。

TASKCOMPLETED

タスクの完了

タスクが完了すると True (1) に設定されます。