概要
フィーチャクラスの各フィーチャの中心点を基準に、真北の回転角を計算します。この値を所定のフィールドに自動入力します。このフィールドを空間マップ シリーズと併用することによって、各マップを真北まで回転できます。
使用法
-
測地線の角度を計算するには、有効な投影座標系を指定する必要があります。
- 座標系フィールドを指定した場合は、各フィーチャの投影座標系の値 (投影エンジン文字列) がツールに使用されます。無効な投影エンジン文字列が存在している場合は、カートグラフィの座標系環境変数として指定されている座標系がツールに使用されます。
- フィールドを介して投影座標系を指定しない場合は、カートグラフィ環境設定で [カートグラフィの座標系] として指定されている座標系がツールに使用されます。
構文
CalculateGridConvergenceAngle(in_features, angle_field, {rotation_method}, {coordinate_sys_field})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_features | 入力フィーチャクラス (ポイント、マルチポイント、ライン、およびポリゴン) | Feature Layer |
angle_field | 真北の計算値 (10 進度数) を入力する既存のフィールド。 | Field |
rotation_method (オプション) | 回転値の計算に使用する方法を指定します。
| String |
coordinate_sys_field (オプション) | 角度計算に使用する投影座標系の投影エンジン文字列を含むフィールド。特定のフィーチャの投影座標系の投影エンジン文字列に基づいて、各フィーチャに対する角度が計算されます。無効な値が存在している場合、カートグラフィ環境設定で指定されているカートグラフィの座標系がツールに使用されます。デフォルトはありません。つまり、フィールドはデフォルトでは一切指定されません。フィールドが何も指定されていない場合、計算に使用される投影座標系は、カートグラフィ環境設定から取得されます。 | Field |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_features | 計算された回転値を含む、更新されたフィーチャクラス。 | フィーチャ レイヤー |
コードのサンプル
次の例では、フィーチャに対して真北の回転角を計算します。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:\data\ProjectData.gdb"
arcpy.CalculateGridConvergenceAngle_cartography("US_states", "angle",
"GEOGRAPHIC", "UTM")
次の例では、ポイント フィーチャに対して真北の回転角を計算します。
# Name: calculategridconvergenceangle_example.py
# Description: Calculates the true north rotation angle for features
# Import system modules
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:\Data\ProjectData.gdb"
# Set local variables
inFeatures = "US_states"
angleField = "angle"
rotationMethod = "GEOGRAPHIC"
coordSystemField = "UTM"
# Execute CalculateGridConvergenceAngle
arcpy.CalculateGridConvergenceAngle_cartography(inFeatures, angleField,
rotationMethod,
coordSystemField)
環境
- カートグラフィの座標系
座標系フィールドを選択しないと、この設定が使用されます。あるいは、座標系フィールドを選択しても座標系文字列の値が無効な場合は、ここで指定されている座標系が角度計算に使用されます。
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい