携帯電話レコード → フィーチャクラス (Cell Phone Records To Feature Class) (犯罪分析と安全)

概要

ワイヤレス ネットワーク プロバイダーから携帯電話レコードをインポートし、それらのレコードを、識別子フィールドに基づいて [無線サイト レコード → フィーチャクラス (Cell Site Records To Feature Class)] ツールが生成した基地局フィーチャクラスとセル セクター フィーチャクラスに関連付けます。

使用法

  • [入力基地局ポイント] パラメーター値は、[無線サイト レコード → フィーチャクラス (Cell Site Records To Feature Class)] ツールを使用して生成する必要があります。

  • [出力携帯電話レコード サイト ポイント][出力携帯電話レコード セクター] パラメーターには、対応する ID フィールドに基づき、入力基地局およびセクターに正常にリンクされた携帯電話レコードのみが含まれます。[出力携帯電話レコード サイト ポイント][出力携帯電話レコード セクター] パラメーター値は、携帯電話の実際の位置情報を表すわけではありません。

  • ワイヤレス ネットワーク プロバイダーは、携帯電話レコードまたは通報の詳細レコード (CDR) をさまざまな形式およびスタイルで提供します。表ではない形式やスキーマでデータを受信することも珍しくありません。[入力携帯電話レコード テーブル] パラメーター値は、最上部に列名が入力されたテーブルである必要があります。

  • ワイヤレス ネットワーク プロバイダーが提供するテーブルには、1 つの行に CDR と基地局情報が含まれることがあります。このような構造のテーブルは、2 つに分ける必要があります。通話情報 (ID、電話番号、日付、時刻、通話時間、座標値) を含むテーブルを、このツールの入力として使用します。

  • [入力携帯電話レコード テーブル] パラメーターの各レコード (通話またはデータ イベント) の出力フィーチャクラスに、フィーチャが作成されます。

  • 以下のフィールドが出力フィーチャクラスに追加されます。

    • SUBSCRIBER - [入力携帯電話レコード テーブル] パラメーターの登録者の電話番号。出力に数値以外の文字が含まれる場合、すべて削除されます。
    • UNIQUEID - セル セクター アンテナの固有 ID。

    指定したパラメーターが使用される場合、次のフィールドが出力に追加されます。

    • DESTPHONE - [入力携帯電話レコード テーブル] パラメーターの着信者の電話番号。これは、[着信先電話番号フィールド] パラメーターが使用されている場合に出力に追加されます。出力に数値以外の文字が含まれる場合、すべて削除されます。
    • STARTTIME - [入力携帯電話レコード テーブル] パラメーターの開始日時フィールド。これは、[開始日時フィールド] パラメーターが使用されている場合に出力に追加されます。
    • DURATION - [入力携帯電話レコード テーブル] パラメーターの通話時間 (秒単位)。HH:MM:SS 形式の通話時間は、合計秒数に変換されます。これは、[通話時間フィールド] パラメーターか、[開始日時フィールド][終了日時フィールド] パラメーターの両方が使用されている場合に、出力に追加されます。
    • ENDTIME - [入力携帯電話レコード テーブル] パラメーターの終了日時フィールド。これは、[終了日時フィールド] パラメーターか、[開始日時フィールド][通話時間] パラメーターの両方が使用されている場合に、出力に追加されます。

  • ワイヤレス ネットワーク プロバイダーが提供するテーブルには、一意のレコードをすべて定義する 1 つのユニーク ID フィールドまたはテーブル内の一意のレコードを定義する識別子フィールドの組み合わせを持つセル サイト情報テーブルが含まれている場合があります。たとえば、テーブルには、一部のレコードを一意に定義するサイト識別子フィールドとセクター識別子フィールドが含まれている場合があります。テーブル内のその他のレコードは、ロケーション エリア コード識別子フィールドとセル識別子フィールドで一意に定義されます。

    • 1 つの一意の ID が入力テーブルに指定されている場合、[セル セクター ID フィールド] または [追加のセル セクター ID フィールド] パラメーターで [ID タイプ] オプションを [ユニーク ID] に設定し、同じパラメーターの [フィールド] オプションにその一意の ID を表すフィールドを設定します。
    • 一意性を識別するテーブルに複数の ID フィールドを指定した場合、すべての ID フィールドを出力に追加する必要があります。ID フィールドごとに、[セル セクター ID フィールド] または [追加のセル セクター ID フィールド] パラメーターで ID タイプを定義する [ID タイプ] を選択し、同じパラメーターの [フィールド] オプションに ID 譲歩を含む関連フィールドを設定します。ツールはこれらの ID フィールドを組み合わせて、UNIQUEID という名前の出力フィーチャクラスに 1 つのユニーク ID フィールドを設定します。

    [セル セクター ID フィールド] または [追加のセル セクター ID フィールド] パラメーターで指定されている場合、次のフィールドが出力に追加されます。

    • SITEID - セル サイトの一意識別子
    • SECTORID - セル セクターの一意識別子
    • SWITCHID - ワイヤレス ネットワーク スイッチの一意識別子
    • LACID - ロケーション エリア コードの一意識別子
    • CASCADEID - ワイヤレス ネットワーク カスケード内のセクターの一意識別子
    • CELLID - ロケーション エリア コード内のセクターの一意識別子

    入力携帯電話レコード テーブルに複数のセル セクターにまたがる通話記録が含まれる場合、[セル セクター ID フィールド][追加のセル セクター ID フィールド] パラメーターを設定する必要があります。[セル セクター ID フィールド] パラメーターには開始セクターに関連付けられた ID が含まれる必要があり、[追加のセル セクター ID フィールド] パラメーターには終了セクターか、通話記録の開始セクター以外のセクターが含まれる必要があります。

    入力携帯電話レコード テーブルにデータ イベント レコードが含まれているか、通話記録で 1 つのセクターしか参照されていない場合は、[セル セクター ID フィールド] パラメーターのみ設定する必要があります。

  • [追加のセル セクター ID フィールド] パラメーターが使用される場合、次のフィールドと値が生成されます。

    • IDTYPE - 通話記録が主要セクターであるか、あるいは通話記録の追加セクターであるかを識別するフィールド。
      • PRIMARY - 携帯電話レコードが通話開始時のセクターにリンクされている場合に割り当てられる値。
      • ADDITIONAL - 携帯電話レコードが、終話時のセクターにリンクされている場合、またはセクターが通話開始時のセクターと異なるときに、通話中の任意のセクターにリンクされている場合に割り当てられる値。

    ツールにより、携帯電話レコードが通話開始時と終了時に同じセクターにリンクしていることが特定された場合、終話を表すセル セクターに対して別途フィーチャは作成されません。

  • 出力推定通話ポイントには、[出力携帯電話レコード サイト ポイント][出力携帯電話レコード サイト セクター] パラメーターのすべての関連フィールドが含まれます。

    [出力推定通話ポイント] パラメーターには、次のフィールドも追加されます。

    • PHONEX - ワイヤレス ネットワーク プロバイダーが提供する通話位置の推定 X 座標。
    • PHONEY - ワイヤレス ネットワーク プロバイダーが提供する通話位置の推定 Y 座標。

  • SUBSCRIBER フィールド レコードが NULL の場合は無視され、出力フィーチャクラスにインポートされません。

  • STARTTIME フィールドと DURATION フィールドには値があるが、ENDTIME フィールドには値がない場合、ツールは出力フィーチャクラスに ENDTIME 値を生成します。

  • STARTTIME フィールドと ENDTIME フィールドには値があるが、DURATION フィールドには値がない場合、ツールは出力フィーチャクラスに DURATION 値を生成します。

構文

CellPhoneRecordsToFeatureClass(in_table, in_site_features, in_sector_features, out_site_feature_class, out_sector_feature_class, id_fields, subscriber_field, {destination_field}, {additional_id_fields}, {start_time_field}, {duration_field}, {end_time_field}, {convert_utc}, {location_x_field}, {location_y_field}, {location_coordinate_system}, {out_call_points})
パラメーター説明データ タイプ
in_table

ワイヤレス ネットワーク プロバイダーが提供する通話記録または携帯電話データ イベント レコードを含む入力テーブル。

Table View
in_site_features

[無線サイト レコード → フィーチャクラス (Cell Site Records To Feature Class)] ツールが生成した基地局ポイントを含むフィーチャクラス。

Feature Layer
in_sector_features

[無線サイト レコード → フィーチャクラス (Cell Site Records To Feature Class)] ツールが生成した基地局セクターを含むフィーチャクラス。

Feature Layer
out_site_feature_class

携帯電話レコード サイト ポイントを含むポイント フィーチャクラス。

基地局ポイントにリンクされた携帯電話レコードごとに、1 つのポイントが生成されます。

Feature Class
out_sector_feature_class

携帯電話レコード セクターを含むポリゴン フィーチャクラス。

基地局セクターにリンクされた携帯電話レコードごとに、1 つのポリゴンが生成されます。

Feature Class
id_fields
[id_fields,...]

一意の ID フィールド タイプおよび出力フィーチャに追加されるフィールドを指定します。

[入力携帯電話レコード テーブル] に、すべてのセル セクター アンテナの固有 ID がある場合は、[一意の ID] タイプを使用します。[入力携帯電話レコード テーブル] に、すべてのセル セクター アンテナに対する汎用的な固有 ID が含まれていない場合は、その他の [ID タイプ] 値の組み合わせを使用します。

  • [ID タイプ] - 出力フィーチャクラスに含められるフィールド名。
  • [フィールド] - セル セクター アンテナを一意に識別するフィールドの名前。これらは、出力フィーチャクラスに追加されます。

[ID タイプ] には次のようなオプションがあります。

  • [ユニーク ID] - セル セクター アンテナを一意に識別します
  • [サイト ID] - セル セクターを一意に識別します
  • [セクター ID] - セル セクターを一意に識別します
  • [スイッチ ID] - ワイヤレス ネットワーク スイッチを一意に識別します
  • [LAC ID] - ロケーション エリア コードを一意に識別します
  • [カスケード ID] - ワイヤレス ネットワーク カスケード内のセクターを一意に識別します
  • [セル ID] - ロケーション エリア コード内のセクターを識別します
Value Table
subscriber_field

登録者の携帯電話番号または ID を含む、入力テーブルのフィールド。

Field
destination_field
(オプション)

着信者の携帯電話番号または ID を含む、入力テーブルのフィールド。

Field
additional_id_fields
[additional_id_fields,...]
(オプション)

追加の固有 ID フィールド タイプと、出力フィーチャに追加されるフィールドを指定します。

[入力携帯電話レコード テーブル] に、すべてのセル セクター アンテナの固有 ID がある場合は、[一意の ID] タイプを使用します。[入力携帯電話レコード テーブル] に、すべてのセル セクター アンテナに対する汎用的な固有 ID が含まれていない場合は、その他の [ID タイプ] 値の組み合わせを使用します。

  • [ID タイプ] - 出力フィーチャクラスに含められるフィールド名。
  • [フィールド] - セル セクター アンテナを一意に識別するフィールドの名前。これらは、出力フィーチャクラスに追加されます。

[ID タイプ] には次のようなオプションがあります。

  • [ユニーク ID] - セル セクター アンテナを一意に識別します
  • [サイト ID] - セル セクターを一意に識別します
  • [セクター ID] - セル セクターを一意に識別します
  • [スイッチ ID] - ワイヤレス ネットワーク スイッチを一意に識別します
  • [LAC ID] - ロケーション エリア コードを一意に識別します
  • [カスケード ID] - ワイヤレス ネットワーク カスケード内のセクターを一意に識別します
  • [セル ID] - ロケーション エリア コード内のセクターを識別します
Value Table
start_time_field
(オプション)

携帯電話の通話またはデータ イベントの開始日時フィールドを含む、入力テーブルのフィールド。

Field
duration_field
(オプション)

携帯電話の通話時間を含む、入力テーブルのフィールド。

Field
end_time_field
(オプション)

携帯電話の通話またはデータ イベントの終了日時を含む、入力テーブルのフィールド。

Field
convert_utc
(オプション)

入力レコードの開始日時と終了日時をローカル システムのタイム ゾーンに変換するか、あるいは協定世界時 (UTC) のままにするかを指定します。

  • CONVERT入力レコードの開始日時と終了日時を、UTC からローカル システムのタイム ゾーンに変換します。
  • NO_CONVERT開始日時と終了日時を変換しません。これがデフォルトです。
Boolean
location_x_field
(オプション)

ワイヤレス ネットワーク プロバイダーが提供した携帯電話の推定位置の X 座標を含む、入力テーブルのフィールド。

Field
location_y_field
(オプション)

ワイヤレス ネットワーク プロバイダーが提供した携帯電話の推定位置の Y 座標を含む、入力テーブルのフィールド。

Field
location_coordinate_system
(オプション)

携帯電話の位置の X 座標と Y 座標の推定座標系。デフォルトの座標系は WGS84 です。

Coordinate System
out_call_points
(オプション)

ワイヤレス ネットワーク プロバイダーが提供した携帯電話の推定位置を含む、ポイント フィーチャクラス。

Feature Class

コードのサンプル

Cell Phone Records To Feature Class (携帯電話レコード→フィーチャクラス) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CellPhoneRecordsToFeatureClass 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:/data/city_pd.gdb"
arcpy.ca.CellPhoneRecordsToFeatureClass("CDR_Phone_1",
                                        "Phone_1_Sites",
                                        "Phone_1_Sectors",
                                        "CDR_Phone_1_Sites_out",
                                        "CDR_Phone_1_Sectors_out",
                                        "SWITCH_ID BEGSWITCH;SITE_ID BEGSITE;SECTOR_ID BEGSECTOR",
                                        "SUBSCRIBERID")
Cell Phone Records To Feature Class (携帯電話レコード→フィーチャクラス) の例 2 (スタンドアロン ウィンドウ)

次のスタンドアロン スクリプトは、CellPhoneRecordsToFeatureClass 関数をスクリプトで使用する方法の例を示しています。

# Name: CellPhoneRecordsToFeatureClass.py
# Description: Imports cell phone records then associates those records with a 
#              cell site and sector feature classes based on identifier fields.
# Import system modules 
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = r"C:\data\city_pd.gdb"
# Set local variables
in_table = "CDR_Phone_1"
in_sites = "Phone_1_Sites"
in_sectors = "Phone_1_Sectors"
out_cdr_sites = "CDR_Phone_1_Sites_out"
out_cdr_sectors = "CDR_Phone_1_Sectors_out"
# Set up Beginning of Phone IDs
# [ID Type, Field]
begin_switch_id = ["SWITCH_ID","BEGSWITCH"]
begin_site_id = ["SITE_ID","BEGSITE"]
begin_sector_id = ["SECTOR_ID","BEGSECTOR"]
begin_id_fields = [begin_switch_id, begin_site_id, begin_sector_id]
subscriber_field = "SUBSCRIBERID"
destination_field = "DESTNUM"
# Set up End of Phone Call IDs
# [ID Type, Field]
end_switch_id = ["SWITCH_ID","ENDSWITCH"]
end_site_id = ["SITE_ID","ENDSITE"]
end_sector_id = ["SECTOR_ID","ENDSECTOR"]
end_id_fields = [end_switch_id, end_site_id, end_sector_id]
# Input Table Contains information about the duration of the call
start_date_field = "DATETIME"
duration_field = "DURATION"
arcpy.ca.CellPhoneRecordsToFeatureClass(in_table,
                                        in_sites,
                                        in_sectors,
                                        out_cdr_sites,
                                        out_cdr_sectors,
                                        begin_id_fields,
                                        subscriber_field,
                                        destination_field,
                                        end_id_fields,
                                        start_date_field,
                                        duration_field)

ライセンス情報

  • Basic: はい
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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