概要
ジオデータベース バージョンのプロパティを変更します。
使用法
バージョニング ツールはエンタープライズ ジオデータベース データでのみ機能します。ファイル ジオデータベースは、バージョニングをサポートしていません。
他のバージョンのジオデータベースに対する変更は、このバージョンに反映されません。
このツールは、バージョン サービスを通じたブランチ バージョンの変更をサポートしています。
入力ワークスペースがジオデータベース管理者として接続されたデータベース接続ファイルの場合、バージョン名、アクセス、ターゲットの所有者などのブランチ バージョンのプロパティを変更できます。ただし、バージョンの説明はそのバージョンの所有者だけが変更できます。
構文
AlterVersion(in_workspace, in_version, {name}, {description}, {access}, {target_owner})| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_workspace | 変更対象のバージョンが存在するエンタープライズ ジオデータベース、ワークグループ ジオデータベース、またはデスクトップ ジオデータベースに接続するためのデータベース コネクション ファイル。デフォルトでは、[現在のワークスペース] 環境で定義されたワークスペースを使用します。 ブランチ バージョン対応の場合、フィーチャ サービスの URL (すなわち、https://mysite.mydomain/server/rest/services/ElectricNetwork/FeatureServer) またはフィーチャ レイヤーのポータル アイテムを使用します。 | Workspace |
in_version |
変更するバージョンの名前。ジオデータベース管理者として接続されたデータベース接続からブランチ バージョンを変更する場合、バージョン名には myservice.versionowner.versionname のようなサービス名が含まれている必要があります。 | String |
name (オプション) | バージョンの新しい名前 | String |
description (オプション) | バージョンの新しい説明 | String |
access (オプション) | そのバージョンのアクセス権を指定します。この値を指定しない場合、アクセス権は更新されません。
| String |
target_owner (オプション) | そのバージョンの所有権の移行先のポータル ユーザーの名前。ターゲット ユーザーが存在することを確認してください。ツールでは、指定された所有者名の妥当性チェックは行われません。このパラメーターは、ブランチ バージョン対応にのみ適用されます。 | String |
派生した出力
| 名前 | 説明 | データ タイプ |
| out_workspace | 更新されたワークスペース。 | ワークスペース |
コードのサンプル
次のスタンドアロン Python スクリプトでは、AlterVersion ツールを使用してバージョンを変更します。
# Description: Changes the name of a version
# Import system modules
import arcpy
# Set local variables
inWorkspace = "c:/ConnectionFiles/mygeodatabase@gdb.sde"
versionName = "myVersion"
newName = "myVersion2"
# Execute AlterVersion
arcpy.AlterVersion_management(inWorkspace, versionName, newName, "#", "PUBLIC")次のスタンドアロン Python スクリプトでは、AlterVersion ツールを使用してブランチ バージョンを変更します。
# Description: Changes the description of a version
# Import system modules
import arcpy
# Set local variables
inWorkspace = "https://myserver.mydomain.com/server/rest/services/MyService/FeatureServer"
versionName = "portaluser1.myVersion"
newDesc = "Ready for reconcile and post"
# Sign in to ArcGIS Enterprise
arcpy.SignInToPortal("https://myserver.mydomain.com/portal", 'portaluser1', 'my.password')
# Execute AlterVersion
arcpy.AlterVersion_management(inWorkspace, versionName, "", newDesc, "")ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい