権限の変更 (Change Privileges) (データ管理)

概要

入力のエンタープライズ データベース データセット、スタンドアロン フィーチャクラス、またはテーブルに対するユーザー アクセス権限を確立または変更します。

使用法

  • エンタープライズ ジオデータベース データセットを編集するには、次の両方が必要です。

    • [表示] パラメーターは [表示権限の付与](Python では GRANT) に設定されている必要があります。
    • [編集] パラメーターは [編集権限の付与](Python では GRANT) に設定されている必要があります。
    確認 (表示) できないものは編集できないため、編集権限は表示権限に依存します。

  • 編集権限が取り消された場合でも、引き続きデータセットを表示することは可能です。しかし、表示権限が取り消された場合は、編集権限も自動的に取り消されます。

  • [表示] パラメーターに相当する RDBMS (リレーショナル データベース管理システム) コマンドは Select です。

  • [編集] パラメーターに相当する RDBMS コマンドは Update、Insert、Delete です。3 つのコマンドすべての権限付与または取り消しが、[編集] パラメーターによって同時に行われます。

  • 以下のパラメーター説明では、ユーザーまたはユーザー名という用語を使用します。ユーザー名の代わりに、データベース ロールを使用することもできます。オペレーティング システム グループをサポートする RDBMS プラットフォームでは、ユーザー名の代わりにオペレーティング システム グループを指定することもできます。

構文

ChangePrivileges(in_dataset, user, {View}, {Edit})
パラメーター説明データ タイプ
in_dataset
[in_dataset,...]

アクセス権限を変更する対象となるデータセット、フィーチャクラス、またはテーブル

Layer; Table View; Dataset; Address Locator
user

権限を変更するデータベース ユーザー名

String
View
(オプション)

ユーザーの表示権限を確立します。

  • AS_ISユーザーの既存の表示権限を変更しません。ユーザーに表示権限がある場合は、引き続き表示権限が付与されます。ユーザーに表示権限がない場合は、引き続き表示権限は付与されません。
  • GRANTデータセットの表示をユーザーに許可します。
  • REVOKEデータセットを表示するためのすべてのユーザー権限を削除します。
String
Edit
(オプション)

ユーザーの編集権限を確立します。

  • AS_IS ユーザーの既存の編集権限を変更しません。ユーザーに編集権限がある場合は、引き続き編集権限が付与されます。ユーザーに編集権限がない場合は、引き続き編集権限は付与されません。これがデフォルトです。
  • GRANT入力データセットの編集をユーザーに許可します。
  • REVOKEユーザーの編集権限を削除します。ユーザーは引き続き入力データセットを表示できます。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_dataset

更新されたデータセット。

レイヤー; テーブル ビュー; データセット

コードのサンプル

ChangePrivileges (権限の変更) の例 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、ユーザー WendelClark に表示と編集の権限を付与する方法を示します。

# Name: GrantPrivileges_Example.py
# Description: Grants view and edit privileges to WendelClark
# Import system modules
import arcpy
# Set local variables
datasetName = "c:/Connections/gdb@production.sde/production.GDB.ctgFuseFeature"
# Execute ChangePrivileges
arcpy.ChangePrivileges_management(datasetName, "WENDELCLARK", "GRANT", "GRANT")

ライセンス情報

  • Basic: いいえ
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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