ラスター プロパティの取得 (Get Raster Properties) (データ管理)

概要

ラスター データセットに関するメタデータ情報と説明的統計情報を取得します。

使用法

  • 返されたプロパティ値は、ツールの実行により作成されるジオプロセシング履歴アイテムに表示されます。

  • このツールの Python の結果は、ジオプロセシング結果オブジェクトです。文字列値を取得するには、結果オブジェクトの getOutput メソッドを使用します。

構文

GetRasterProperties(in_raster, {property_type}, {band_index})
パラメーター説明データ タイプ
in_raster

取得するプロパティを含むラスター。

Composite Geodataset
property_type
(オプション)

入力ラスターから取得されるプロパティ。

  • MINIMUM入力ラスターのすべてのセルの最小値。
  • MAXIMUM入力ラスターのすべてのセルの最大値。
  • MEAN入力ラスターのすべてのセルの平均。
  • STD入力ラスターのすべてのセルの標準偏差。
  • UNIQUEVALUECOUNT入力ラスターの個別値の数。
  • TOP範囲の上の値、すなわち最大 Y 値。
  • LEFT範囲の左の値、すなわち最小 X 値。
  • RIGHT範囲の右の値、すなわち最大 X 値。
  • BOTTOM範囲の下の値、すなわち最小 Y 値。
  • CELLSIZEXx 方向のセル サイズ。
  • CELLSIZEYy 方向のセル サイズ。
  • VALUETYPE入力ラスターのセル値のタイプ:
    • 0 = 1 ビット
    • 1 = 2 ビット
    • 2 = 4 ビット
    • 3 = 8 ビット符号なし整数
    • 4 = 8 ビット符号なし整数
    • 5 = 16 ビット符号なし整数
    • 6 = 16 ビット符号なし整数
    • 7 = 32 ビット符号なし整数
    • 8 = 32 ビット符号なし整数
    • 9 = 32 ビット浮動小数点
    • 10 = 64 ビット倍精度
    • 11 = 8 ビット複素数
    • 12 = 16 ビット複素数
    • 13 = 32 ビット複素数
    • 14 = 64 ビット複素数
  • COLUMNCOUNT入力ラスターのカラム数。
  • ROWCOUNT入力ラスターのロウ数。
  • BANDCOUNT入力ラスターのバンド数。
  • ANYNODATAラスターに NoData があるかどうかを返します。
  • ALLNODATAすべてのピクセルが NoData であるかどうかを返します。これは ISNULL と同じです。
  • SENSORNAMEセンサーの名前。
  • PRODUCTNAMEセンサーに関連する製品名。
  • ACQUISITIONDATEデータが取得された日付。
  • SOURCETYPEソース タイプ。
  • CLOUDCOVER雲量 (パーセンテージ)。
  • SUNAZIMUTH太陽方位 (度単位)。
  • SUNELEVATION太陽高度 (度単位)。
  • SENSORAZIMUTHセンサー方位 (度単位)。
  • SENSORELEVATIONセンサー高度 (度単位)。
  • OFFNADIRオフナディア角 (度単位)。
  • WAVELENGTHバンドの波長範囲 (ナノメートル単位)。
String
band_index
(オプション)

プロパティを取得するバンド名を選択します。バンドを選択しない場合は、1 番目のバンドが使用されます。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
property

指定されたプロパティ値を返します。

バリアント

コードのサンプル

GetRasterProperties (ラスター プロパティの取得) の例 1 (Python ウィンドウ)

以下は、GetRasterProperties を実行する Python のサンプルです。

import arcpy
#Get the geoprocessing result object
elevSTDResult = arcpy.GetRasterProperties_management("c:/data/elevation", "STD")
#Get the elevation standard deviation value from geoprocessing result object
elevSTD = elevSTDResult.getOutput(0)
GetRasterProperties (ラスター プロパティの取得) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

以下は、GetRasterProperties を実行する Python スクリプトのサンプルです。

import arcpy
#Get the geoprocessing result object
elevSTDResult = arcpy.GetRasterProperties_management("c:/data/elevation", "STD")
#Get the elevation standard deviation value from geoprocessing result object
elevSTD = elevSTDResult.getOutput(0)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: はい
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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