タイル キャッシュのインポート (Import Tile Cache) (データ管理)

概要

既存のタイル キャッシュまたはタイル パッケージからタイルをインポートします。インポート先のキャッシュのタイル スキーマ、空間参照、および格納形式は、インポート元のタイル キャッシュと一致している必要があります。

使用法

• このツールを使用して、あるタイル キャッシュから別のタイル キャッシュに、すべてまたは一部のキャッシュをインポートします。

• このツールは、並列処理環境設定をサポートしています。

構文

ImportTileCache(in_cache_target, in_cache_source, {scales}, {area_of_interest}, {overwrite})

パラメーター	説明	データ タイプ
in_cache_target	タイルのインポート先となる既存のタイル キャッシュ。	Raster Layer
in_cache_source	タイルのインポート元の、既存のタイル キャッシュまたはタイル パッケージ。	Raster Layer; File
scales [scales,...] (オプション)	タイルがインポートされる縮尺レベルのリスト。	Double
area_of_interest (オプション)	対象エリアが、タイルをキャッシュにインポートする範囲を空間的に制限します。 このパラメーターは、不規則な形状のエリアにタイルをエクスポートする場合に便利です。	Feature Set
overwrite (オプション)	インポート先のキャッシュ内にある画像を、作成されたキャッシュのタイルとマージするか、タイルで上書きするかを決定します。 MERGE —タイルのインポート時に、作成されたキャッシュ内の透明なピクセルはデフォルトで無視されます。この結果、エクスポート先のキャッシュはマージまたはブレンドされます。これがデフォルトです。 OVERWRITE —インポートにより、対象エリアのすべてのピクセルが置き換えられます。インポート先のキャッシュ内にあるタイルを、作成されたキャッシュのタイルで完全に上書きします。	Boolean

派生した出力

名前	説明	データ タイプ
out_tile_cache	更新されたタイル キャッシュ。	ラスター レイヤー

コードのサンプル

ImportTileCache (タイル キャッシュのインポート) の例 1 (Python ウィンドウ)

以下は、ImportTileCache ツールを実行する Python サンプルです。

import arcpy

arcpy.ImportTileCache_management("C:/Data/CacheDatasets/Target", 
                                 "C:/Data/CacheDatasets/Source", 
                                 "4000;2000;1000", "#","MERGE")

ImportTileCache (タイル キャッシュのインポート) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

以下は、ImportTileCache ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。

#Import tile cache for some levels from a pre-existing tile cache

import arcpy

    
cacheTarget = "C:/Data/CacheDatasets/Target"
cacheSource = "C:/Data/CacheDatasets/Source"
scales = "4000;2000;1000"
areaofinterest = "#"
overwrite = "MERGE"

arcpy.ImportTileCache_management(cacheTarget, cacheSource, scales, 
                                 areaofinterest, overwrite)

環境

並列処理ファクター

並列処理ファクター

並列処理係数値が空 (空白) の場合、このツールは、利用可能なコアの 50 パーセント (1/2) を使用して実行されます。

ライセンス情報

• Basic: はい
• Standard: はい
• Advanced: はい