概要
ポリゴン フィーチャを複数の等面積または均等な部分に分割します。
使用法
ポリゴンを分割する領域の決定には、ユークリッド計算または平面計算が使用されます。最適な結果を得るためには、データの地理的位置に含まれる各ポリゴンの歪み領域を最小限に抑える等積投影座標系を使用します。
入力フィーチャクラスの属性値が出力フィーチャクラスにコピーされます。ただし、[フィーチャ レイヤーの作成 (Make Feature Layer)] ツールで作成した 1 つ以上のレイヤーを入力として使用し、フィールドの [比率ポリシーの使用] オプションをオンにすると、入力属性値の比率が計算され、出力属性値に適用されます。[比率ポリシーの使用] がオンの場合、オーバーレイ操作でフィーチャが分割されると、入力フィーチャの属性値の比率が出力フィーチャの属性に適用されます。入力フィーチャ ジオメトリが分割された比率に基づいて、出力値が決定されます。たとえば、入力ジオメトリが等分割された場合は、入力フィーチャの属性値の 1/2 が新しい各フィーチャの属性値として割り当てられます。[比率ポリシーの使用] は数値フィールドにのみ適用されます。
[ポリゴンの細分化 (Subdivide Polygon)] ツールは、並列処理ファクター環境を優先します。この環境が設定されていない場合 (デフォルト) や 100 に設定されている場合、フル並列処理が有効になり、ツールはコンピューター上のすべての論理コアに作業を分配しようとします。この環境を 0 に設定すると、並列処理は無効になります。ファクターを 1 ~ 99 に指定すると、ツールは数式 (並列処理ファクター / 100 * 論理コア) の小数部を切り上げた整数を適用して、使用する論理コアの割合を決定します。この数式の結果が 0 または 1 の場合、並列処理は有効化されません。
構文
SubdividePolygon(in_polygons, out_feature_class, method, {num_areas}, {target_area}, {target_width}, {split_angle}, {subdivision_type})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_polygons | 分割するポリゴン フィーチャ。 | Feature Layer |
out_feature_class | 分割されたポリゴンの出力フィーチャクラス。 | Feature Class |
method | ポリゴンの分割に使用する方法を指定します。
| String |
num_areas (オプション) | [NUMBER_OF_EQUAL_PARTS] 分割方法を指定した場合にポリゴンが分割される領域の数。 | Long |
target_area (オプション) | [EQUAL_AREAS] 分割方法を指定した場合の均等な部分の面積。[target_area] が入力ポリゴンの面積よりも大きい場合、ポリゴンの分割は行われません。 | Areal Unit |
target_width (オプション) | このパラメーターはまだサポートされていません。 | Linear Unit |
split_angle (オプション) | ポリゴンを分割するラインの描画に使用する角度。デフォルトは 0 です。 | Double |
subdivision_type (オプション) | ポリゴンの分割方法を指定します。
| String |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで SubdividePolygon ツールを使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:/data/project.gdb"
arcpy.SubdividePolygon_management(
"studyarea", "subdivisions", "NUMBER_OF_EQUAL_PARTS", 10, "", "", 0,
"STRIPS")
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい