概要
テーブルに格納された値に基づいて、中心の周囲に同心円のセットを作成します。
使用法
[範囲リング タイプ] パラメーターは、リングの間隔と数からリングを作成するか、最小距離と最大距離から作成するかを決定するために使用されます。次に、これらの 2 つの範囲リング タイプについて説明します。
- 間隔から範囲リングを生成するには、作成するリングの数を指定します。最初のリングは中心点から指定した距離のところに作成され、以降の各リングは前のリングから同じ距離だけ離れたところに作成されます。
- 最小距離と最大距離から範囲リングを生成するには、最小値と最大値の 2 つの値を指定します。各値に対して、中心から指定した距離に 1 つずつリングが作成されます。
距離を指定するか、最小距離と最大距離を指定するかにかかわらず、範囲リングの値は、次のようにテーブルに格納する必要があります。
- 間隔から範囲リングを作成する際に使用するテーブルには、次の 3 つのフィールドを含む行が少なくとも 1 つ含まれている必要があります。
- 作成する間隔とリングの数の値を含む行を選択する際に使用する、ルックアップ名を含むテキスト フィールド。デフォルトのフィールド名は Name です。
- リングを作成する間隔の値を含む、long、short、double、または float フィールド。デフォルトのフィールド名は Intervals です。
- 作成するリング数の値を含む、long、short、または integer フィールド。デフォルトのフィールド名は Rings です。
- 最小距離と最大距離から範囲リングを作成する際に使用するテーブルには、次の 3 つのフィールドを含む行が少なくとも 1 つ含まれている必要があります。
- リングを作成する最小距離と最大距離の値を含む行を選択する際に使用する、ルックアップ名を含むテキスト フィールド。デフォルトのフィールド名は Name です。
- リングを作成する最小距離の値を含む、long、short、double、または float フィールド。デフォルトのフィールド名は Min です。
- リングを作成する最大間隔の値を含む、long、short、double、または float フィールド。デフォルトのフィールド名は Max です。
- 間隔から範囲リングを作成する際に使用するテーブルには、次の 3 つのフィールドを含む行が少なくとも 1 つ含まれている必要があります。
構文
GenerateRangeRingsFromTable(in_features, in_table, out_feature_class_rings, lookup_name, range_rings_type, {out_feature_class_radials}, {number_of_radials}, {distance_units}, {lookup_name_field}, {min_range_field}, {max_range_field}, {number_of_rings_field}, {ring_interval_field})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_features | 範囲リングの中心を特定するポイント フィーチャ セット。入力には、少なくとも 1 つのポイントが存在している必要があります。 | Feature Set |
in_table | リングの作成に使用する値を含む入力テーブル。 | Table |
out_feature_class_rings | リング フィーチャを格納する出力フィーチャクラス。 | Feature Class |
lookup_name | 最小値と最大値、またはリングの数と間隔の入力値を含む in_table の行。 | String |
range_rings_type | 範囲リングの作成に使用する方法を指定します。
| String |
out_feature_class_radials (オプション) | 出力スパイダー フィーチャを格納するフィーチャクラス。 | Feature Class |
number_of_radials (オプション) | 作成する放射の数。 | Long |
distance_units (オプション) | ring_interval_field パラメーター、または min_range_field パラメーターおよび max_range_field パラメーターの計測値の距離単位を指定します。
| String |
lookup_name_field (オプション) | lookup_name の値を含む入力テーブルのフィールド。デフォルトのフィールド名は Name です。 | Field |
min_range_field (オプション) | 最小範囲の値を含む入力テーブルのフィールド。デフォルトのフィールド名は Min です。 | Field |
max_range_field (オプション) | 最大範囲の値を含む入力テーブルのフィールド。デフォルトのフィールド名は Max です。 | Field |
number_of_rings_field (オプション) | リング数の値を含む入力テーブルのフィールド。デフォルトのフィールド名は Rings です。 | Field |
ring_interval_field (オプション) | リング間隔の値を含む入力テーブルのフィールド。デフォルトのフィールド名は Interval です。 | Field |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウ スクリプトは、GenerateRangeRingsFromTable 関数の使用方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:/Data.gdb"
arcpy.GenerateRangeRingsFromTable_defense("RLOS_Observers",
"rrInputTable",
"OutputRR",
"M4",
"MIN_MAX")
次の例は、例のワークフロー スクリプトで GenerateRangeRingsFromTable 関数を使用する方法を示しています。
# Description: Generate range rings around active airports
# Import system modules
import arcpy
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = r"C:\Data.gdb"
arcpy.env.overwriteOutput = True
# Select points from airports from input
airports = "Airports"
active = "Active_Airports"
whereClause = "Active = 'Yes'"
arcpy.Select_analysis(airports, active, whereClause)
# Generate Range Rings around selected airports
outputRings = "Rings"
outputRadials = "Radials"
ringType = "MIN_MAX"
distType = "KILOMETERS"
arcpy.GenerateRangeRingsFromTable_defense(active,
"rrInputTable",
outputRings,
"M4",
ringType,
outputRadials,
3,
distType,
"Name",
"Min",
"Max")
環境
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい