レイヤーのマージ (Merge Layers) (標準フィーチャ解析)

概要

2 つのレイヤーのすべてのフィーチャを 1 つの新しいレイヤーにコピーします。結合されるレイヤーは、同じフィーチャ タイプ (ポイント、ライン、ポリゴン) を含んでいる必要があります。入力レイヤーのフィールドを結合およびコピーする方法を制御できます。

レイヤーのマージ (Merge Layers)

使用法

  • 入力は同じフィーチャ タイプでなければなりません。

  • デフォルトでは、両方の入力レイヤーのすべてのフィールドが出力レイヤーにコピーされます。必要に応じて、[名前変更]、[削除]、および [一致] の属性のマージ オプションを使用して、マージ レイヤーのフィールドを変更できます。

構文

MergeLayers(inputLayer, mergeLayer, outputName, {mergingAttributes})
パラメーター説明データ タイプ
inputLayer

マージ レイヤーにマージするポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。

Feature Set
mergeLayer

入力レイヤーにマージするポイント フィーチャ、ライン フィーチャ、またはポリゴン フィーチャ。マージ レイヤーは、入力レイヤーと同じフィーチャ タイプ (ポイント、ライン、またはポリゴン) を含んでいる必要があります。

Feature Set
outputName

ポータルに作成する出力レイヤーの名前。

String
mergingAttributes
[[Merge field, Action, Input Field],...]
(オプション)

マージ レイヤーのフィールドを変更し、入力レイヤー内のフィールドと一致させる方法を示す値のリスト。デフォルトでは、両方の入力レイヤーのすべてのフィールドが出力レイヤーに引き継がれます。

あるフィールドが一方のレイヤーに存在するが、もう一方に存在しない場合、出力レイヤーには両方の入力レイヤーのフィールドが含まれます。フィールドが存在しなかった入力フィーチャの場合、出力フィールドには NULL 値が含まれます。たとえば、入力レイヤーに TYPE というフィールドが含まれているが、マージ レイヤーに TYPE が含まれていない場合、出力には TYPE が含まれますが、マージ レイヤーからコピーされたすべてのフィーチャについては、このフィールドの値が NULL になります。

以下のマージ アクション (マージ レイヤーのフィールドを出力に書き込む方法) を制御できます。

  • [削除] - マージ レイヤーのフィールドを出力レイヤーから削除します。
  • [名前変更] - マージ レイヤーのフィールド名を変更して、出力レイヤーに追加します。マージ レイヤーのフィールド名を入力レイヤーのフィールド名に変更することはできません。フィールド名を同じにする場合は、[一致] オプションを使用します。
  • [一致] - マージ レイヤーのフィールド名を変更し、入力レイヤーのフィールド名に一致させます。たとえば、入力レイヤーに、CODE というフィールドが存在し、マージ レイヤーに STATUS というフィールドが存在するとします。STATUSCODE に一致させることができ、出力には、マージ レイヤーからコピーされたフィーチャで使用される STATUS フィールドの値を含む CODE フィールドが含まれます。タイプのキャスト (たとえば、倍精度小数から整数へ、整数から文字列へ) がサポートされています。ただし、文字列から数値へのキャストはサポートされません。

Value Table

派生した出力

名前説明データ タイプ
output

入力レイヤーおよびマージ レイヤーの両方から結合されたフィーチャおよび属性を含んでいる出力レイヤー。

フィーチャ セット

環境

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Enterprise のアカウントで [解析の実行] 権限を設定
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Enterprise のアカウントで [解析の実行] 権限を設定
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Enterprise のアカウントで [解析の実行] 権限を設定

関連トピック