配車ルート解析 (Solve Vehicle Routing Problem) の出力

このサービスは、正常に実行されると、指定された配車ルート解析に対するソリューションを返します。このソリューションは、以下の出力パラメーターで構成されます。

out_stops

拠点、訪問先、および休憩地点で止まるストップについての情報を提供します。この情報には、それらのストップに立ち寄るルート、到着時間と出発時間、およびストップの順序が含まれます。

メモ:

[ストップ形状の設定] パラメーターが [True] に設定される場合、このパラメーターはフィーチャクラスです。そうでなければテーブルです。

このパラメーターは、次のフィールドをサポートしています。

フィールド説明

Name

ストップの名前。このフィールドの値は、入力訪問先、拠点、休憩地点の Name フィールドと同じです。StopType フィールドを使用して、Name フィールドの値が拠点、訪問先、または休憩地点のいずれを参照をしているかを決定できます。

StopType

ストップが、拠点、配達先、休憩地点のいずれを表すかを示します。フィールド値は、以下のように解釈できる整数です。

  • 0: ストップは訪問先です。
  • 1: ストップは拠点です。
  • 2: ストップは休憩地点です。

PickupQuantities

ストップから引き取られる積荷の量または人数。複数の計測方法でストップに配達する場合は、各数量をスペースで区切ります。

このフィールドの値の単位は、格納されません。各単位は、入力ルートの Quantities フィールドおよび入力訪問先の PickupQuantities フィールドと DeliveryQuantities フィールドで指定した方法に従って解釈する必要があります。

DeliveryQuantities

ストップに配達される積荷の量または人数。複数の計測方法でストップに配達する場合は、各数量をスペースで区切ります。

このフィールドの値の単位は、格納されません。各単位は、入力ルートの Quantities フィールドおよび入力訪問先の PickupQuantities フィールドと DeliveryQuantities フィールドで指定した方法に従って解釈する必要があります。

RouteName

ストップが割り当てられるルートの名前。

Sequence

割り当てられたルートがストップに立ち寄る、相対的な順序。

FromPrevTravelTime

ルートの前のストップから現在のストップまでに経過した移動時間。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

FromPrevDistance

前のストップから現在のストップまでのルート沿いの距離。

この値の単位は、[距離単位] パラメーターで指定されます。

ArriveCurbApproach

車両がストップに到着するときに、アプローチを車両のどちら側にするかを示します。値が 1 の場合は車両の右側、値が 2 の場合は車両の左側です。

DepartCurbApproach

車両がストップから出発するときに、アプローチを車両のどちら側にするかを示します。値が 1 の場合は車両の右側、値が 2 の場合は車両の左側です。

ArriveTime

ルートがストップに到着する時間。このフィールドの時間値は、ストップがある場所のタイム ゾーン内にあります。

DepartTime

ルートがストップを出発する時間。このフィールドの時間値は、ストップがある場所のタイム ゾーン内にあります。

ArriveTimeUTC

ルートがストップに到着する時間。この値は、UTC (協定世界時) で指定します。

DepartTimeUTC

ルートがストップを出発する時間。この値は、UTC (協定世界時) で指定します。

WaitTime

ストップでの待ち時間または待ち合わせ時間。たとえば、ルートが訪問先でタイム ウィンドウが開くまで待機する必要がある場合は、待ち時間が発生します。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

ViolationTime

ストップのタイム ウィンドウの終了からルート車両の到着までの経過時間。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

ORIG_FID

入力訪問先、拠点、休憩地点の ObjectID。このフィールドを使用して、入力フィーチャから属性を結合することができます。

out_routes

運転手、車両、および配車ルートでの車両のルート パス解析へのアクセスを提供します。

[ルート ラインの設定] パラメーターと [ルート ラインの単純化許容値] パラメーターは、出力ルートの形状を左右します。

このパラメーターは、次のフィールドをサポートしています。

フィールド説明

Name

ルートの名前。このフィールドの値は、入力ルートの Name フィールドからコピーされます。

ViolatedConstraints

このフィールドは制約違反のサマリーを含み、解析の実行後に設定されます。ルートを使用することで制約違反が発生する場合は、以下に示す 1 つまたは複数の違反の組み合わせがフィールドに割り当てられる可能性があります。

詳細:

テキスト説明を表すコード値は、以下のリストの括弧内に示しています。これらのコード値は、公比が 2 の等比数列で表されます。これを利用して、さまざまな違反の組み合わせをコード化できます。たとえば、[Capacities が超過しました] (2) と [ハード ルート ゾーン] (128) の組み合わせは、2 + 128 で 130 となります。

  • MaxOrderCount が超過しました (1) - 訪問先を割り当てるとルートの MaxOrderCount フィールド値によって指定された、ルートに割り当て可能な訪問先の最大数を超過するので、あらかじめ割り当てられている訪問先をルートに割り当てることができなくなります。
  • Capacities が超過しました (2) - 訪問先を割り当てるとルートの Capacities フィールド値によって指定された合計ルート積載制限を超過するので、あらかじめ割り当てられている訪問先をルートに割り当てることができなくなります。
  • MaxTotalTime が超過しました (4) - 開始拠点から終了拠点までの移動時間、両方の拠点でのサービス時間と待ち時間、および休憩時間の合計が、ルートの MaxTotalTime フィールド値によって指定されたルートの合計時間を超過しています。
  • MaxTotalTravelTime が超過しました (8) - 開始拠点から終了拠点までの移動時間がルートの MaxTotalTravelTime フィールド値によって指定されたルートの合計移動時間を超過しています。
  • MaxTotalDistance が超過しました (16) - 開始拠点から終了拠点までの移動距離がルートの MaxTotalDistance フィールド値によって指定されたルートの合計移動距離を超過しています。
  • ハード タイム ウィンドウ (32) - ルートと関連付けられた開始拠点、終了拠点、または休憩にはハード タイム ウィンドウ違反が存在します。
  • 特別指定の不一致 (64) - 訪問先で必要とされる特別指定が対象ルートで見つかりません。
  • ハード ルート ゾーン (128) - あらかじめルートに割り当てられた訪問先がハード ルート ゾーンの範囲内にありません。
  • Order pair MaxTransitTime が超過しました (256) - ルートにあらかじめ割り当てられている訪問先ペアが存在します。このため訪問先を訪問先ペアで割り当てると、訪問先ペアの MaxTransitTime フィールド値によって指定された、訪問先ペアの最大移動時間を超過します。
  • 訪問先ペア違反 (512) - 訪問先は訪問先ペアに属しており、あらかじめ割り当てられたルートに割り当てることができません。
  • 到達できません (1024) - あらかじめ割り当てられた訪問先は、このルートでは到達できないネットワーク エレメントに配置されています。
  • 必要な休憩を挿入できません(2048) - あらかじめ割り当てられた訪問先が存在する場合、ルートの休憩のシーケンス値は NULL になり、休憩を挿入すると、必ず他の違反が発生します。
  • 必要なリニューアルを挿入できません (4096) - ルートが容量を超え、ルート リニューアルを訪問する必要があります。ただし、あらかじめ割り当てられた訪問先が存在する場合、関連するルート リニューアルのシーケンス値は NULL になり、ルート リニューアルを挿入すると、必ず他の違反が発生します。
  • MaxTravelTimeBetweenBreaks が超過しました (8192) - 解析では、休憩の MaxTravelTimeBetweenBreaks フィールドに指定された時間内に休憩を挿入できませんでした。これは、最大移動時間内に到達できないようなシーケンスがあらかじめ休憩に割り当てられている場合によく発生します。

  • MaxCumulWorkTime の休憩が超過しました (16384) - 解析では、休憩の MaxCumulWorkTime フィールドに指定された時間内に休憩を挿入できませんでした。これは、最大労働時間内に到達できないようなシーケンスがあらかじめ休憩に割り当てられている場合によく発生します。
  • InboundArriveTime または OutboundDepartTime の訪問先違反(32768) - インバウンド到着時刻またはアウトバウンド出発時刻の制限内に訪問先にサービスを提供できませんでした。この違反は、すべてのルートの LatestStartTime フィールドの値が InboundArriveTime の値よりも前であるか、どのルートも訪問先の OutboundDepartTime 値の前に拠点に到達できない場合に発生します。
  • 最初/最後にアンカーできません (65536) - 訪問先に「最初にアンカー」または「最後にアンカー」の割り当てルールがありますが、解析ではこの制約を適用できませんでした。この違反は、「最初にアンカー」の訪問先の数または「最後にアンカー」の訪問先の数が、使用可能なルートの数より多い場合に発生します。

OrderCount

ルートに割り当てられる訪問先の数。

TotalCost

ルートの合計運用コストです。これは、FixedCostRegularTimeCostOvertimeCostDistanceCost フィールドの合計です。

RegularTimeCost

無給の休憩を除外した規定労働時間のコスト。

OvertimeCost

無給の休憩を除外した規定外労働のコスト。

DistanceCost

TotalDistance フィールドと CostPerUnitDistance フィールドの値を掛けて得られる距離のコスト要素。

TotalTime

合計ルート所要時間。これには、移動時間に加えて、訪問先、拠点、休憩でのサービス時間および待ち時間も含まれます。TotalTime の値は次のフィールド値の合計です。

  • StartDepotServiceTime
  • EndDepotServiceTime
  • TotalOrderServiceTime
  • TotalBreakServiceTime
  • TotalRenewalServiceTime
  • TotalWaitTime
  • TotalTravelTime

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

TotalOrderServiceTime

ルート上のすべての訪問先で費やされる合計サービス時間。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

TotalBreakServiceTime

ルート上のすべての休憩で費やされる合計サービス時間。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

TotalTravelTime

ルートの合計移動時間。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

TotalDistance

ルートの合計移動距離。

この値の単位は、[距離単位] パラメーターで指定されます。

StartTime

ルートの開始時刻。ルートは、開始拠点のタイム ウィンドウが始まる前に出発することがあります。この場合、開始拠点では待ち時間が発生します。この属性の時間値は、開始拠点がある場所のタイム ゾーン内にあります。

EndTime

ルートの終了時刻。ルートは、終了拠点でのサービス完了時に終了します。この属性の時間値は、終了拠点がある場所のタイム ゾーン内にあります。

StartTimeUTC

ルートの開始時刻 (UTC (世界協定時))。

EndTimeUTC

UTC (協定世界時) でのルートの終了時刻。

TotalWaitTime

ルート上のすべての訪問先、拠点、および休憩での合計待ち時間。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

TotalViolationTime

ルート上のすべての訪問先および休憩での合計超過時間。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

RenewalCount

リニューアルを持つルートの場合、これは、車両をリニューアル (つまり、車両の荷積みまたは荷降ろし) する目的による拠点での訪問数に相当します。

TotalRenewalServiceTime

リニューアルを持つルートの場合、ルート上のすべてのリニューアル拠点で費やされたサービス時間の合計を示します。

この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。

out_directions

各結果ルートのターンごとのルート案内へのアクセスを提供します。

[ルート案内言語][ルート案内距離単位][ルート案内スタイル名] の各パラメーターは、移動方向に影響します。[ルート案内の設定] パラメーターが [False] である場合、このパラメーターは空のフィーチャを返します。

出力ルート案内に返されるフィールドを次の表に示します。

フィールド説明

RouteName

運転動作が適用されるルートの名前。この値は、出力ルートの Name フィールドと同じです。

ArriveTime

指定された運転動作を開始する時間。ルートが複数日にまたがる場合、日付と時刻が表示されます。

Type

ルート案内フィーチャが表す走行のタイプまたはルート案内テキストのタイプ。Type が走行タイプまたはルート案内文字列タイプのいずれを参照しているかを判断するには、SubItemType フィールドの値を確認します。

Type は、たとえば、走行タイプに基づいてルート案内テキストに対応するアイコンを割り当てたり、アプリケーションでルート案内を表示する際に、ルート案内文字列タイプに基づいた書式設定スタイルを使用したりすることができます。

Type 値は、下に示された Maneuver Types または Directions String Types の整数です。

走行タイプ

  • 0: 不明
  • 1: ストップに到着
  • 2: 真っすぐ進む
  • 3: 左方向に進む
  • 4: 右方向に進む
  • 5: 左折
  • 6: 右折
  • 7: 左折
  • 8: 右折
  • 9: U ターン
  • 10: フェリーに乗る
  • 11: ロータリーに入る
  • 12: 高速道路へ合流
  • 13: 高速道路を出る
  • 14: 別の高速道路に進む
  • 15: 分岐点で中心車線を維持
  • 16: 分岐点で左車線を維持
  • 17: 分岐点で右車線を維持
  • 18: ストップを出発
  • 19: 移動計画アイテム
  • 20: フェリーの終点
  • 21: 右側ランプ
  • 22: 左側ランプ
  • 23: 左に曲がってからすぐに右に曲がる
  • 24: 右に曲がってからすぐに左に曲がる
  • 25: 右に曲がってからすぐに右に曲がる
  • 26: 左に曲がってからすぐに左に曲がる

ルート案内文字列タイプ

  • 0: 一般のルート案内文字列タイプ
  • 1: 出発のルート案内文字列タイプ
  • 2: 到着のルート案内文字列タイプ
  • 3: 長さのルート案内文字列タイプ
  • 4: 時間のルート案内文字列タイプ
  • 5: 時間サマリーのルート案内文字列タイプ
  • 6: タイム ウィンドウのルート案内文字列タイプ
  • 7: 超過時間のルート案内文字列タイプ
  • 8: 待機時間のルート案内文字列タイプ
  • 9: サービス時間のルート案内文字列タイプ
  • 10: 推定到着時間のルート案内文字列タイプ
  • 11: 累積長のルート案内文字列タイプ
  • 12: 道路名のルート案内文字列タイプ
  • 13: 代替道路名のルート案内文字列タイプ
  • 14: 分岐標識情報のルート案内文字列タイプ
  • 15: 方向標識情報のルート案内文字列タイプ
  • 16: 交差道路名のルート案内文字列タイプ
  • 17: 出口番号標識のルート案内文字列タイプ

SubItemType

Type フィールドが Directions String Types テーブルの整数または Maneuver Types テーブルの整数のいずれを参照するかを指定します。

  • SubItemType 値が 1 の場合、Type は Maneuver Types テーブルの値を参照します。
  • SubItemType 値が 2 の場合、Type は Directions String Types テーブルの値を参照します。

Text

テキストによる移動方向の説明。

ElaspsedTime

現在のルート案内が開始してから次のルート案内が開始するまで、または最後のルート案内が終了するまでの経過時間 (分)。

DriveDistance

現在のルート案内が発生した場所から次のルート案内が発生する場所まで、または最後のルート案内が終了する場所までの距離。

この値の単位は、Directions_Distance_Units パラメーターで指定されます。

次のルート案内が開始する場所と同じ場所で発生するルート案内の場合、値は 0 です。たとえば、ルートの開始でのルート案内テキストの場合、DriveDistance は 0 です。

out_unassigned_stops

どのルートも立ち寄ることのできない訪問先へのアクセスを提供します。訪問先に立ち寄れない理由を確認し、必要な変更を行って問題を修正することもできます。

メモ:

[ストップ形状の設定] パラメーターが [True] に設定される場合、このパラメーターはフィーチャクラスです。そうでなければテーブルです。

このパラメーターは、次のフィールドをサポートしています。

フィールド説明

StopType

ストップが、拠点、配達先、休憩地点のいずれを表すかを示します。フィールド値は、以下のように解釈できる整数です。

  • 0: ストップは訪問先です。
  • 1: ストップは拠点です。
  • 2: ストップは休憩地点です。

Name

ストップの名前。このフィールドの値は、入力訪問先、拠点、休憩地点の Name フィールドと同じです。StopType フィールドを使用して、Name フィールドの値が拠点、訪問先、または休憩地点のいずれを参照をしているかを決定できます。

ViolatedConstraints

このフィールドは制約違反のサマリーを含み、解析の実行後に設定されます。ルートを使用することで制約違反が発生する場合は、以下に示す 1 つまたは複数の違反の組み合わせがフィールドに割り当てられる可能性があります。

詳細:

テキスト説明を表すコード値は、以下のリストの括弧内に示しています。これらのコード値は、公比が 2 の等比数列で表されます。これを利用して、さまざまな違反の組み合わせをコード化できます。たとえば、[Capacities が超過しました] (2) と [ハード ルート ゾーン] (128) の組み合わせは、2 + 128 で 130 となります。

  • MaxOrderCount が超過しました (1) - 訪問先を割り当てるとルートの MaxOrderCount フィールド値によって指定された、ルートに割り当て可能な訪問先の最大数を超過するので、あらかじめ割り当てられている訪問先をルートに割り当てることができなくなります。
  • Capacities が超過しました (2) - 訪問先を割り当てるとルートの Capacities フィールド値によって指定された合計ルート積載制限を超過するので、あらかじめ割り当てられている訪問先をルートに割り当てることができなくなります。
  • MaxTotalTime が超過しました (4) - 開始拠点から終了拠点までの移動時間、両方の拠点でのサービス時間と待ち時間、および休憩時間の合計が、ルートの MaxTotalTime フィールド値によって指定されたルートの合計時間を超過しています。
  • MaxTotalTravelTime が超過しました (8) - 開始拠点から終了拠点までの移動時間がルートの MaxTotalTravelTime フィールド値によって指定されたルートの合計移動時間を超過しています。
  • MaxTotalDistance が超過しました (16) - 開始拠点から終了拠点までの移動距離がルートの MaxTotalDistance フィールド値によって指定されたルートの合計移動距離を超過しています。
  • ハード タイム ウィンドウ (32) - ルートと関連付けられた開始拠点、終了拠点、または休憩にはハード タイム ウィンドウ違反が存在します。
  • 特別指定の不一致 (64) - 訪問先で必要とされる特別指定が対象ルートで見つかりません。
  • ハード ルート ゾーン (128) - あらかじめルートに割り当てられた訪問先がハード ルート ゾーンの範囲内にありません。
  • Order pair MaxTransitTime が超過しました (256) - ルートにあらかじめ割り当てられている訪問先ペアが存在します。このため訪問先を訪問先ペアで割り当てると、訪問先ペアの MaxTransitTime フィールド値によって指定された、訪問先ペアの最大移動時間を超過します。
  • 訪問先ペア違反 (512) - 訪問先は訪問先ペアに属しており、あらかじめ割り当てられたルートに割り当てることができません。
  • 到達できません (1024) - あらかじめ割り当てられた訪問先は、このルートでは到達できないネットワーク エレメントに配置されています。
  • 必要な休憩を挿入できません(2048) - あらかじめ割り当てられた訪問先が存在する場合、ルートの休憩のシーケンス値は NULL になり、休憩を挿入すると、必ず他の違反が発生します。
  • 必要なリニューアルを挿入できません (4096) - ルートが容量を超え、ルート リニューアルを訪問する必要があります。ただし、あらかじめ割り当てられた訪問先が存在する場合、関連するルート リニューアルのシーケンス値は NULL になり、ルート リニューアルを挿入すると、必ず他の違反が発生します。
  • MaxTravelTimeBetweenBreaks が超過しました (8192) - 解析では、休憩の MaxTravelTimeBetweenBreaks フィールドに指定された時間内に休憩を挿入できませんでした。これは、最大移動時間内に到達できないようなシーケンスがあらかじめ休憩に割り当てられている場合によく発生します。

  • MaxCumulWorkTime の休憩が超過しました (16384) - 解析では、休憩の MaxCumulWorkTime フィールドに指定された時間内に休憩を挿入できませんでした。これは、最大労働時間内に到達できないようなシーケンスがあらかじめ休憩に割り当てられている場合によく発生します。
  • InboundArriveTime または OutboundDepartTime の訪問先違反(32768) - インバウンド到着時刻またはアウトバウンド出発時刻の制限内に訪問先にサービスを提供できませんでした。この違反は、すべてのルートの LatestStartTime フィールドの値が InboundArriveTime の値よりも前であるか、どのルートも訪問先の OutboundDepartTime 値の前に拠点に到達できない場合に発生します。
  • 最初/最後にアンカーできません (65536) - 訪問先に「最初にアンカー」または「最後にアンカー」の割り当てルールがありますが、解析ではこの制約を適用できませんでした。この違反は、「最初にアンカー」の訪問先の数または「最後にアンカー」の訪問先の数が、使用可能なルートの数より多い場合に発生します。

Status

サービスによって返されたソリューション内のストップのステータスを示します。属性値は、以下のように解釈できる整数です。

  • 0: ストップが正常に評価された。
  • 1 - 地点がネットワーク上で正常に特定されませんでした。
  • 2 - その地点のネットワーク ロケーション フィールドによって特定されるネットワーク エレメントが見つかりません。これは、その地点があるはずのネットワーク エレメントが削除され、ネットワーク ロケーションが再計算されなかった場合に発生する可能性があります。
  • 3: ストップが存在する道路が通行不可になっている。これは、restrictions パラメーターで指定された制限によって道路が規制されたために発生することがあります。
  • 4: ストップの属性値が、サービスが期待するコード値または範囲ドメインから外れている。たとえば、正の数値が必要な場合に負の数値が存在しています。
  • 5: サービスがストップに到達できない。
  • 6 (タイム ウィンドウ違反) - ストップのタイム ウィンドウが時間通りに到着できません。ルートは早く、または遅く到着します。
  • 7 (最寄りの位置にない) - 規制またはバリアのため、ストップに最も近いネットワーク ロケーションを通過できない。したがって、代わりに、最も近い通過可能なネットワーク フィーチャ上にストップが配置されている。

solve_succeeded

このパラメーターを使用し、解析が成功したかどうかを確認します。

output_result_file

このパラメーターを使用し、解析の結果にアクセスします。解析の結果は、出力ごとに 1 つまたは複数のファイルを含む *.zip ファイルとして提供されます。個々のファイルの形式は [出力形式] パラメーターで指定されます。このパラメーター値は、[出力形式] パラメーターが [フィーチャ セット] である場合は設定されません。

[JSON ファイル][GeoJSON ファイル] など、ファイルベースの出力形式が指定されている場合は、ディスプレイに出力は追加されません。これは、ArcMap や ArcGIS Pro のようなアプリケーションは結果ファイルのコンテンツを描画しないからです。代わりに、結果ファイルはコンピューター上の一時ディレクトリにダウンロードされます。ArcGIS Pro でダウンロードされたファイルの場所を調べるには、プロジェクトのジオプロセシング履歴で、ツールの実行に対応するエントリの [出力結果ファイル] パラメーターを表示します。ArcMap でファイルの場所を調べるには、[ジオプロセシング結果] ウィンドウで、ツールの実行に対応するエントリの [出力結果ファイル] パラメーターから、ショートカット メニューの [ロケーションのコピー] オプションにアクセスします。

output_route_data

このパラメーターを使用して、ルート レイヤーを ArcGIS Online または Portal for ArcGIS で共有するために使用できる形式で、解析の入力と出力を保持するファイル ジオデータベースを含む *.zip ファイルにアクセスします。このパラメーター値は、[ルート データの保存] パラメーターが [True] の場合にのみ設定されます。

このファイルは、コンピューター上の一時ディレクトリにダウンロードされます。ArcGIS Pro でダウンロードされたファイルの場所を調べるには、プロジェクトのジオプロセシング履歴で、ツールの実行に対応するエントリの [出力ルート データ] パラメーターを表示します。ArcMap でファイルの場所を調べるには、[ジオプロセシング結果] ウィンドウで、ツールの実行に対応するエントリの [出力ルート データ] パラメーターから、ショートカット メニューの [ロケーションのコピー] オプションにアクセスします。

output_network_analysis_layer

このパラメーターを使用し、解析の設定と、解析に使用される入力と出力を格納するネットワーク解析レイヤー ファイルにアクセスします。このパラメーター値は、[出力ネットワーク解析レイヤーの保存] パラメーターが [True] の場合にのみ設定されます。

このファイルは、コンピューター上の一時ディレクトリにダウンロードされます。ArcGIS Pro でダウンロードされたファイルの場所を調べるには、プロジェクトのジオプロセシング履歴で、ツールの実行に対応するエントリの [出力ネットワーク解析レイヤー] パラメーターを表示します。ArcMap でファイルの場所を調べるには、[ジオプロセシング結果] ウィンドウで、ツールの実行に対応するエントリの [出力ネットワーク解析レイヤー] パラメーターから、ショートカット メニューの [ロケーションのコピー] オプションにアクセスします。

メモ:

このファイルは、ArcMap などの ArcGIS Desktop アプリケーションで開いた場合でも、直接操作することはできません。データ ソースが有効ではないからです。このファイルは、ツールから返される結果の品質を診断するために、Esri テクニカル サポートに送信されることを想定しています。