このサービスは、正常に実行されると、指定された配車ルート解析に対するソリューションを返します。このソリューションは、以下の出力パラメーターで構成されます。
out_stops
拠点、訪問先、および休憩地点で止まるストップについての情報を提供します。この情報には、それらのストップに立ち寄るルート、到着時間と出発時間、およびストップの順序が含まれます。
メモ:
[ストップ形状の設定] パラメーターが [True] に設定される場合、このパラメーターはフィーチャクラスです。そうでなければテーブルです。
このパラメーターは、次のフィールドをサポートしています。
フィールド | 説明 |
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Name | ストップの名前。このフィールドの値は、入力訪問先、拠点、休憩地点の Name フィールドと同じです。StopType フィールドを使用して、Name フィールドの値が拠点、訪問先、または休憩地点のいずれを参照をしているかを決定できます。 |
StopType | ストップが、拠点、配達先、休憩地点のいずれを表すかを示します。フィールド値は、以下のように解釈できる整数です。
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PickupQuantities | ストップから引き取られる積荷の量または人数。複数の計測方法でストップに配達する場合は、各数量をスペースで区切ります。 このフィールドの値の単位は、格納されません。各単位は、入力ルートの Quantities フィールドおよび入力訪問先の PickupQuantities フィールドと DeliveryQuantities フィールドで指定した方法に従って解釈する必要があります。 |
DeliveryQuantities | ストップに配達される積荷の量または人数。複数の計測方法でストップに配達する場合は、各数量をスペースで区切ります。 このフィールドの値の単位は、格納されません。各単位は、入力ルートの Quantities フィールドおよび入力訪問先の PickupQuantities フィールドと DeliveryQuantities フィールドで指定した方法に従って解釈する必要があります。 |
RouteName | ストップが割り当てられるルートの名前。 |
Sequence | 割り当てられたルートがストップに立ち寄る、相対的な順序。 |
FromPrevTravelTime | ルートの前のストップから現在のストップまでに経過した移動時間。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
FromPrevDistance | 前のストップから現在のストップまでのルート沿いの距離。 この値の単位は、[距離単位] パラメーターで指定されます。 |
ArriveCurbApproach | 車両がストップに到着するときに、アプローチを車両のどちら側にするかを示します。値が 1 の場合は車両の右側、値が 2 の場合は車両の左側です。 |
DepartCurbApproach | 車両がストップから出発するときに、アプローチを車両のどちら側にするかを示します。値が 1 の場合は車両の右側、値が 2 の場合は車両の左側です。 |
ArriveTime | ルートがストップに到着する時間。このフィールドの時間値は、ストップがある場所のタイム ゾーン内にあります。 |
DepartTime | ルートがストップを出発する時間。このフィールドの時間値は、ストップがある場所のタイム ゾーン内にあります。 |
ArriveTimeUTC | ルートがストップに到着する時間。この値は、UTC (協定世界時) で指定します。 |
DepartTimeUTC | ルートがストップを出発する時間。この値は、UTC (協定世界時) で指定します。 |
WaitTime | ストップでの待ち時間または待ち合わせ時間。たとえば、ルートが訪問先でタイム ウィンドウが開くまで待機する必要がある場合は、待ち時間が発生します。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
ViolationTime | ストップのタイム ウィンドウの終了からルート車両の到着までの経過時間。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
ORIG_FID | 入力訪問先、拠点、休憩地点の ObjectID。このフィールドを使用して、入力フィーチャから属性を結合することができます。 |
out_routes
運転手、車両、および配車ルートでの車両のルート パス解析へのアクセスを提供します。
[ルート ラインの設定] パラメーターと [ルート ラインの単純化許容値] パラメーターは、出力ルートの形状を左右します。
このパラメーターは、次のフィールドをサポートしています。
フィールド | 説明 |
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Name | ルートの名前。このフィールドの値は、入力ルートの Name フィールドからコピーされます。 |
ViolatedConstraints | このフィールドは制約違反のサマリーを含み、解析の実行後に設定されます。ルートを使用することで制約違反が発生する場合は、以下に示す 1 つまたは複数の違反の組み合わせがフィールドに割り当てられる可能性があります。 詳細:テキスト説明を表すコード値は、以下のリストの括弧内に示しています。これらのコード値は、公比が 2 の等比数列で表されます。これを利用して、さまざまな違反の組み合わせをコード化できます。たとえば、[Capacities が超過しました] (2) と [ハード ルート ゾーン] (128) の組み合わせは、2 + 128 で 130 となります。
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OrderCount | ルートに割り当てられる訪問先の数。 |
TotalCost | ルートの合計運用コストです。これは、FixedCost、RegularTimeCost、OvertimeCost、DistanceCost フィールドの合計です。 |
RegularTimeCost | 無給の休憩を除外した規定労働時間のコスト。 |
OvertimeCost | 無給の休憩を除外した規定外労働のコスト。 |
DistanceCost | TotalDistance フィールドと CostPerUnitDistance フィールドの値を掛けて得られる距離のコスト要素。 |
TotalTime | 合計ルート所要時間。これには、移動時間に加えて、訪問先、拠点、休憩でのサービス時間および待ち時間も含まれます。TotalTime の値は次のフィールド値の合計です。
この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
TotalOrderServiceTime | ルート上のすべての訪問先で費やされる合計サービス時間。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
TotalBreakServiceTime | ルート上のすべての休憩で費やされる合計サービス時間。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
TotalTravelTime | ルートの合計移動時間。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
TotalDistance | ルートの合計移動距離。 この値の単位は、[距離単位] パラメーターで指定されます。 |
StartTime | ルートの開始時刻。ルートは、開始拠点のタイム ウィンドウが始まる前に出発することがあります。この場合、開始拠点では待ち時間が発生します。この属性の時間値は、開始拠点がある場所のタイム ゾーン内にあります。 |
EndTime | ルートの終了時刻。ルートは、終了拠点でのサービス完了時に終了します。この属性の時間値は、終了拠点がある場所のタイム ゾーン内にあります。 |
StartTimeUTC | ルートの開始時刻 (UTC (世界協定時))。 |
EndTimeUTC | UTC (協定世界時) でのルートの終了時刻。 |
TotalWaitTime | ルート上のすべての訪問先、拠点、および休憩での合計待ち時間。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
TotalViolationTime | ルート上のすべての訪問先および休憩での合計超過時間。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
RenewalCount | リニューアルを持つルートの場合、これは、車両をリニューアル (つまり、車両の荷積みまたは荷降ろし) する目的による拠点での訪問数に相当します。 |
TotalRenewalServiceTime | リニューアルを持つルートの場合、ルート上のすべてのリニューアル拠点で費やされたサービス時間の合計を示します。 この値の単位は、[時間単位] パラメーターで指定されます。 |
out_directions
各結果ルートのターンごとのルート案内へのアクセスを提供します。
[ルート案内言語]、[ルート案内距離単位]、[ルート案内スタイル名] の各パラメーターは、移動方向に影響します。[ルート案内の設定] パラメーターが [False] である場合、このパラメーターは空のフィーチャを返します。
出力ルート案内に返されるフィールドを次の表に示します。
フィールド | 説明 |
---|---|
RouteName | 運転動作が適用されるルートの名前。この値は、出力ルートの Name フィールドと同じです。 |
ArriveTime | 指定された運転動作を開始する時間。ルートが複数日にまたがる場合、日付と時刻が表示されます。 |
Type | ルート案内フィーチャが表す走行のタイプまたはルート案内テキストのタイプ。Type が走行タイプまたはルート案内文字列タイプのいずれを参照しているかを判断するには、SubItemType フィールドの値を確認します。 Type は、たとえば、走行タイプに基づいてルート案内テキストに対応するアイコンを割り当てたり、アプリケーションでルート案内を表示する際に、ルート案内文字列タイプに基づいた書式設定スタイルを使用したりすることができます。 Type 値は、下に示された Maneuver Types または Directions String Types の整数です。 走行タイプ
ルート案内文字列タイプ
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SubItemType | Type フィールドが Directions String Types テーブルの整数または Maneuver Types テーブルの整数のいずれを参照するかを指定します。
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Text | テキストによる移動方向の説明。 |
ElaspsedTime | 現在のルート案内が開始してから次のルート案内が開始するまで、または最後のルート案内が終了するまでの経過時間 (分)。 |
DriveDistance | 現在のルート案内が発生した場所から次のルート案内が発生する場所まで、または最後のルート案内が終了する場所までの距離。 この値の単位は、Directions_Distance_Units パラメーターで指定されます。 次のルート案内が開始する場所と同じ場所で発生するルート案内の場合、値は 0 です。たとえば、ルートの開始でのルート案内テキストの場合、DriveDistance は 0 です。 |
out_unassigned_stops
どのルートも立ち寄ることのできない訪問先へのアクセスを提供します。訪問先に立ち寄れない理由を確認し、必要な変更を行って問題を修正することもできます。
メモ:
[ストップ形状の設定] パラメーターが [True] に設定される場合、このパラメーターはフィーチャクラスです。そうでなければテーブルです。
このパラメーターは、次のフィールドをサポートしています。
フィールド | 説明 |
---|---|
StopType | ストップが、拠点、配達先、休憩地点のいずれを表すかを示します。フィールド値は、以下のように解釈できる整数です。
|
Name | ストップの名前。このフィールドの値は、入力訪問先、拠点、休憩地点の Name フィールドと同じです。StopType フィールドを使用して、Name フィールドの値が拠点、訪問先、または休憩地点のいずれを参照をしているかを決定できます。 |
ViolatedConstraints | このフィールドは制約違反のサマリーを含み、解析の実行後に設定されます。ルートを使用することで制約違反が発生する場合は、以下に示す 1 つまたは複数の違反の組み合わせがフィールドに割り当てられる可能性があります。 詳細:テキスト説明を表すコード値は、以下のリストの括弧内に示しています。これらのコード値は、公比が 2 の等比数列で表されます。これを利用して、さまざまな違反の組み合わせをコード化できます。たとえば、[Capacities が超過しました] (2) と [ハード ルート ゾーン] (128) の組み合わせは、2 + 128 で 130 となります。
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Status | サービスによって返されたソリューション内のストップのステータスを示します。属性値は、以下のように解釈できる整数です。
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solve_succeeded
このパラメーターを使用し、解析が成功したかどうかを確認します。
output_result_file
このパラメーターを使用し、解析の結果にアクセスします。解析の結果は、出力ごとに 1 つまたは複数のファイルを含む *.zip ファイルとして提供されます。個々のファイルの形式は [出力形式] パラメーターで指定されます。このパラメーター値は、[出力形式] パラメーターが [フィーチャ セット] である場合は設定されません。
[JSON ファイル] や [GeoJSON ファイル] など、ファイルベースの出力形式が指定されている場合は、ディスプレイに出力は追加されません。これは、ArcMap や ArcGIS Pro のようなアプリケーションは結果ファイルのコンテンツを描画しないからです。代わりに、結果ファイルはコンピューター上の一時ディレクトリにダウンロードされます。ArcGIS Pro でダウンロードされたファイルの場所を調べるには、プロジェクトのジオプロセシング履歴で、ツールの実行に対応するエントリの [出力結果ファイル] パラメーターを表示します。ArcMap でファイルの場所を調べるには、[ジオプロセシング結果] ウィンドウで、ツールの実行に対応するエントリの [出力結果ファイル] パラメーターから、ショートカット メニューの [ロケーションのコピー] オプションにアクセスします。
output_route_data
このパラメーターを使用して、ルート レイヤーを ArcGIS Online または Portal for ArcGIS で共有するために使用できる形式で、解析の入力と出力を保持するファイル ジオデータベースを含む *.zip ファイルにアクセスします。このパラメーター値は、[ルート データの保存] パラメーターが [True] の場合にのみ設定されます。
このファイルは、コンピューター上の一時ディレクトリにダウンロードされます。ArcGIS Pro でダウンロードされたファイルの場所を調べるには、プロジェクトのジオプロセシング履歴で、ツールの実行に対応するエントリの [出力ルート データ] パラメーターを表示します。ArcMap でファイルの場所を調べるには、[ジオプロセシング結果] ウィンドウで、ツールの実行に対応するエントリの [出力ルート データ] パラメーターから、ショートカット メニューの [ロケーションのコピー] オプションにアクセスします。
output_network_analysis_layer
このパラメーターを使用し、解析の設定と、解析に使用される入力と出力を格納するネットワーク解析レイヤー ファイルにアクセスします。このパラメーター値は、[出力ネットワーク解析レイヤーの保存] パラメーターが [True] の場合にのみ設定されます。
このファイルは、コンピューター上の一時ディレクトリにダウンロードされます。ArcGIS Pro でダウンロードされたファイルの場所を調べるには、プロジェクトのジオプロセシング履歴で、ツールの実行に対応するエントリの [出力ネットワーク解析レイヤー] パラメーターを表示します。ArcMap でファイルの場所を調べるには、[ジオプロセシング結果] ウィンドウで、ツールの実行に対応するエントリの [出力ネットワーク解析レイヤー] パラメーターから、ショートカット メニューの [ロケーションのコピー] オプションにアクセスします。
メモ:
このファイルは、ArcMap などの ArcGIS Desktop アプリケーションで開いた場合でも、直接操作することはできません。データ ソースが有効ではないからです。このファイルは、ツールから返される結果の品質を診断するために、Esri テクニカル サポートに送信されることを想定しています。