Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
使用法
入力河川ラスターの線形ネットワークは、NoData の背景に 1 以上の値として表現されます。
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[累積流量ラスターの作成 (Flow Accumulation)] ツールの出力結果は、閾値を適用することで累積流量の多いセルを選択し、河川ネットワークを作成するのに使用することができます。たとえば、流れ込むセルが 100 個を超えるセルを使用して河川ネットワークを定義します。[Con] ツールまたは [Set NULL] ツールを使用して、河川ネットワーク ラスターを作成します。累積流量の値が 100 以上のセルが 1 になり、残りは背景 (NoData) になります。作成した河川ネットワークは [河川リンク ラスターの作成 (Stream Link)] と [河川ラスターをフィーチャに変換 (Stream to Feature)] に使用できます。
[河川次数ラスターの作成 (Stream Order)] や [河川リンク ラスターの作成 (Stream Link)] ツールの結果のように、同じ値を持つ隣接するフィーチャが存在する必要があります。[河川ラスターをフィーチャに変換 (Stream to Feature)] は、同じ値を持つ隣接セルがほとんどないラスターには使用しないでください。
出力フィーチャの方向は、下流を指します。
このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。
構文
StreamToFeature(in_stream_raster, in_flow_direction_raster, out_polyline_features, {simplify})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_stream_raster | 線形河川ネットワークを表す入力ラスター。 | Raster Layer |
in_flow_direction_raster | 各セルからの流れの方向を示す入力ラスター。 流向ラスターは [流向ラスターの作成 (Flow Direction)] ツールを使用して作成できます。 | Raster Layer |
out_polyline_features | 変換された河川を保持する出力フィーチャクラス。 | Feature Class |
simplify (オプション) | ウィード処理を使用するかどうかを指定します。
デフォルトでは、ウィード処理が行われます。 | Boolean |
コードのサンプル
次の例では、線形ネットワークを表すラスターをフィーチャに変換しています。
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
StreamToFeature("stream", "flowdir", "c:/sapyexamples/output/outstrm01.shp",
"NO_SIMPLIFY")
次の例では、線形ネットワークを表すラスターをフィーチャに変換しています。
# Name: _Ex_02.py
# Description:
# Requirements: Spatial Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Set local variables
inStreamRaster = "stream"
inFlowDir = "flowdir"
outStreamFeats = "c:/sapyexamples/output.gdb/outstrm02"
# Execute
StreamToFeature(inStreamRaster, inFlowDir, outStreamFeats,
"NO_SIMPLIFY")
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
- Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst