マトリックス ヒート チャートは、2 つのカテゴリ フィールド間の関係を分析します。その関係は、総数によって視覚化するか、数値フィールドに集約することができます。マトリックス ヒート チャートの各セルは、[列] フィールドと [行] フィールドのカテゴリの交点に対応し、それら 2 つのカテゴリ値を共有するすべてのレコードは同じセルに集約されます。たとえば、次の図では、[行] フィールドの値が [C]、[列] フィールドの値が [X] のすべてのレコードが同じセルに集約されます。
変数
マトリックス ヒート チャートは、[列] フィールドと [行] フィールド間のペアリングを、セルのグリッドに集約します。
メモ:
[列] フィールドと [行] フィールドには、日付、整数、テキストのタイプを指定できます。
デフォルトでは、マトリックス チャートには [列] フィールド カテゴリと[行] フィールド カテゴリ間の出現回数が表示されます。必要に応じて、[数値] フィールドと [集約] 方法を選択することにより、数値変数を集計することができます。2 つのカテゴリが交差するときのセカンダリ フィールドのパターンを調べたい場合には、数値変数を適用すると便利です。集約方法として次のいずれかを指定できます。
- 個数 - 各セルのレコード件数
- 合計値
- 平均値
- 中央値
- 最小値
- 最大値
表示設定
タイトルと説明
チャートおよび軸には、変数名およびチャート タイプに基づいてデフォルトのタイトルが与えられます。これらのタイトルは、[チャート プロパティ] ウィンドウの [一般] タブで編集できます。[説明] にチャートの説明 ([チャート] ウィンドウの下部に表示される一連のテキスト) を入力することもできます。
色
グリッド セルは、[列] フィールドと [行] フィールド間のカテゴリ ペアリングの総数や、集約値に対応する等級色を使用してシンボル表示されます。色の分類 [方法]、[クラス] の数、および [配色] は、[チャート プロパティ] ウィンドウの [データ] タブで調整できます。
例
マトリックス ヒート チャートを作成し、次のプロパティを設定すると、出発地と目的地間の平均到着遅延時間が最も大きいフライトを特定することができます。
- [列] - DestCity
- [行] - OrigCity
- [集約] - 平均値
- [数値] - DelayTime
マトリックス ヒート チャートを作成し、次のプロパティを設定すると、出発地と目的地間のフライト数が最も多い都市を特定できます。
- [列] - DestCity
- [行] - OrigCity
- [集約] - 個数
- [数値] - このプロパティは設定しません。