Image Analyst ライセンスで利用できます。
Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
画像のセグメンテーション
セグメンテーションは、オブジェクト ベースの分類ワークフローの主要コンポーネントです。このプロセスは、色が類似していて、特定の形状特性を持つ隣接ピクセルをまとめてグループ化します。また、セグメントをポリゴンとして表示し、その下に元画像を表示する場合は、[セグメント境界線のみを表示] オプションを使用できます。
セグメンテーションの実行後は、基になる画像を表示して、オブジェクトが有効に機能することを確認します。セグメント化された画像の透過表示のオン/オフを切り替えるには、L キーを押します。ソース解像度に拡大して表示を十分に大きくすると、プレビューは出力結果に最も近くなります。
メモ:
プレビューは、現在画面上にあるピクセルを処理するラスター関数に基づき、解像度を表示するためリサンプリングされます。これにより、プレビューと実際に保存された結果には若干の違いが生じることがあります。
画像のセグメンテーション方法を制御するパラメーターには、次の 3 つがあります。
スペクトル詳細度
画像内の地物のスペクトル差に与える重要度を設定します。
有効な値の範囲は 1.0 ～ 20.0 です。別々に分類したいフィーチャが存在するが、それらのスペクトル特性がやや類似している場合は、高い値が適しています。値を小さくすると、滑らかさが増し、処理時間が長くなります。たとえば、森林に覆われたシーンで [スペクトル詳細度] の値を大きくすると、個々の樹木がはっきりと区別されます。
空間的詳細度
画像内の地物間の近接性に与える重要度を設定します。
有効な値の範囲は 1 ～ 20 です。対象のフィーチャが小さく、一緒にクラスタリングされているシーンの場合、高い値が適しています。小さい値を指定すると、空間的に滑らかな出力が作成されます。たとえば、都市のシーンでは、[空間的詳細度] の値を小さくして不透水性のサーフェス フィーチャを分類したり、[空間的詳細度] の値を大きくして建物や道路を個別のクラスとして分類したりすることができます。
最小セグメント サイズ
このパラメーターは、最小マッピング単位に直接関係しています。このサイズよりも小さいセグメントは、最も適合性の高い隣接セグメントにマージされます。
単位はピクセルです。