クラスター解析は、グラフの全体的な連結性と、個別ノードがいくつ集まってクラスターを形成しているかを計測します。クラスターは、共通の隣接ノードを共有する、連結性が高いノードのグループです。
クラスター解析を実行するには、次の手順に従います。
- リンク チャートの [ダイアグラム] タブの [リンク解析] をクリックして、[分析] オーバーレイ ウィンドウを開きます。
ウィンドウを最小化するには、左上の矢印をクリックします。
- [分析方法] で [クラスタリング] を選択します。
- [分析タイプ] で、次のいずれかのオプションを選択します。
- 二重連結されたコンポーネント - 二重連結されたコンポーネントを解析することにより、ネットワークをクラスターに分割します。二重連結コンポーネントは、接続されて分離できないサブグラフです。つまり、単体ノードを削除しても、コンポーネントは接続されたままです。ノードは、各クラスター内のノードが 2 連結するようクラスター化されます。複数の 2 連結成分に属するノードは、厳密に 1 つのクラスターに割り当てられます。
- エッジの媒介 - エッジの媒介の中心性を使用してネットワークをクラスターに分割します。エッジの媒介の中心性を決定するため、エッジの中心性が最も高いエッジがネットワークから削除されると、反復が生じます。削除するエッジがなくなった場合、または要求された最大数のクラスターが検出された場合、反復は終了します。最高品質のクラスタリングが返されます。
- 階層クラスタリング - 階層クラスタリングを使用してネットワークをクラスターに分割します。階層クラスタリングでは、距離の計測と連結に基づいてボトムアップ手法でクラスターの階層を作成します。クラスタリングは、各ノードが属しているクラスターに応じて、凝集型の方法により実行されます。各ステップで、クラスターは上位階層に行くにしたがってマージされます。クラスター間の相違は、所定の連結およびノードの距離計測に基づいて特定されます。
- K 平均 - クラスターの平均中心点に対するノードの距離が最小になるよう、それらの位置に基づいて、ネットワークを K 個のクラスターに分割します。
分析を実行すると、[分析] オーバーレイ ウィンドウにテーブル形式で結果が表示されます。
[分析] オーバーレイ ウィンドウにテーブル形式で表示された結果は、加工することができます。