Round Up 関数

Image Analyst ライセンスで利用できます。

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

概要

ラスター内の各ピクセルで、浮動小数点値として正の方向に最近接の整数値を返します。

備考

入力値は正または負の値を取ることができます。

入力 [ラスター] は、整数または浮動小数点です。このツールの出力は入力タイプに関係なく常に浮動小数点です。

入力値の小数点の右側に値がある場合、出力には、正の方向に最近接の整数値が割り当てられますが、これは小数点を使用しない浮動小数として表されます。以下に例を示します。

   Input   Output
    5.3     6.0
    4.9     5.0
    3.0     3.0
    6.5     7.0
   -0.2     0.0
   -2.8    -2.0

入力がマルチバンド ラスターである場合、出力はマルチバンド ラスターになります。関数は、入力の各バンドに対して操作を実行します。

パラメーター

パラメーター名	説明
ラスター	正の方向に切り上げられる入力値。
範囲タイプ	出力ラスターで使用する範囲を選択します。 最初のラスターに一致 - 最初の入力ラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。 共通の範囲 - 重複するピクセルの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。これがデフォルトです。 すべての範囲 - すべてのラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。 最後のラスターに一致 - 最後の入力ラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。
セルサイズ タイプ	出力ラスターで使用するセル サイズを選択します。すべての入力セル サイズが同じである場合、すべてのオプションは同じ結果を生成します。 最初のラスターに一致 - 入力ラスターの最初のセル サイズを使用します。 最小 - すべての入力ラスターのうちの最小セル サイズを使用します。 最大 - すべての入力ラスターのうちの最大セル サイズを使用します。これがデフォルトです。 平均 - すべての入力ラスターの平均セル サイズを使用します。 最後のラスターに一致 - 入力ラスターの最後のセル サイズを使用します。