ディメンション スタイルは、シンボル、ラベル フォント、ラベル テキストなど、ディメンション フィーチャを表示する方法を示します。各ディメンション フィーチャクラスには、1 つ以上のスタイルが定義されています。ディメンション フィーチャ クラス内のディメンション フィーチャは、特定のスタイルに関連付けられています。特定のスタイルに関連付けられているすべてのディメンション フィーチャには、同一の特性とディメンション フィーチャごとに変更できる特性があります。
注意:
ディメンション スタイルはディメンション フィーチャに固有であり、プロジェクト スタイルと混同しないでください。ただし、ディメンション スタイルは必要に応じてスタイル アイテムとしてプロジェクト スタイルに保存して再利用できます。ArcGIS Pro には、ジオデータベースにディメンションを保存するためのツールがあります。また、各自のディメンション フィーチャに適用するディメンション スタイルも作成できるため、アプリケーション標準とディメンション フィーチャとの整合性を維持することができます。ArcGIS Pro は、ディメンションを作成するためのさまざまなディメンション タイプとメソッドをサポートしています。
ディメンション クラス内に作成したスタイルを変更することはできません。既存のディメンション スタイルのプロパティを変更するには、新しいプロパティを含むディメンション スタイルを新規作成する必要があります。既存のスタイルのプロパティに基づいてスタイルを作成するか、スタイル ファイルからスタイルを選択できます。
ディメンション スタイルのプロパティは、[ディメンション スタイル プロパティ] ビューで定義されます。このビューには、[ラインおよびポイント シンボル]、[テキスト]、および [調整] の 3 つのセクションがあります。[ラインおよびポイント シンボル] セクションでは、ディメンション ライン、ライン矢印、エクステンション ラインのプロパティを設定することができます。[テキスト] セクションでは、ディメンション テキストの内容とそのシンボルを制御することができます。[調整] セクションでは、ディメンションの長さが短すぎてエクステンション ラインの間にポイント シンボルとテキストを表示できない場合に、ディメンションとディメンション テキストを調整する方法を定義します。
次に、スタイルに基づいて割り当てることができるディメンション フィーチャのプロパティを示します。
| ディメンション | プロパティ |
|---|---|
始点シンボル | ディメンション ラインの始点側の矢印に使用されるシンボル |
終点シンボル | ディメンション ラインの終点側の矢印に使用されるシンボル |
ポイント シンボルの表示 | 表示する始点シンボルおよび終点シンボルを示します (両方、始点のみ、終点のみ、なし)。 |
ディメンション ライン シンボル | ディメンション ラインに使用されるシンボル |
ディメンション ラインの表示 | 表示するディメンション ラインを示します (両方、始点のみ、終点のみ、なし)。 |
エクステンション ライン シンボル | エクステンション ラインに使用されるシンボル |
エクステンション ライン表示 | 表示するエクステンション ラインを示します (両方、始点のみ、終点のみ、なし)。 |
オーバーシュート | ディメンション ラインからのエクステンション ラインの延長距離 |
オフセット | ディメンション ポイントとディメンション ラインの始点の間の距離 |
条件式 | ディメンション テキストとして実際に表示される文字列 (フィーチャの長さやユーザー定義による値によるディメンションのみの値、接頭辞、接尾辞、または両方、あるいはカスタム表現) |
ポイント シンボル調整とテキスト調整 | ディメンションの長さが短すぎてエクステンション ラインの間にポイント シンボルとテキストを表示できない場合に、ポイント シンボルとテキストの表示を調整 |
ディメンション フィーチャを作成してスタイルを割り当てる際には、フィーチャごとに変更できるプロパティがあります。次に、フィーチャ別に変更できるプロパティを示します。
- ディメンション ラインの表示
- ポイント シンボルの表示
- 条件式
- エクステンション ライン表示