リコンサイル プロセスの結果として作成されるダーティ エリア

Standard または Advancedのライセンスで利用可能。

整合チェック時のクラスター処理が原因で、リコンサイルの結果、親 (デフォルト) バージョンや子バージョンに存在しなかったダーティ エリアが新規に生成されるケースがいくつかあります。次の例では、親バージョンと子バージョンにトポロジのエッジを共有するポリゴンが含まれています。ポリゴンが子バージョンで分割され、ダーティ エリアが整合チェックされます。

ポリゴンを分割すると、元のフィーチャが削除され、2 つの新しいポリゴン フィーチャに置き換えられます。ダーティ エリアが整合チェックされると、クラスター処理により、隣接するポリゴンの共有エッジに新しい頂点が追加されます。バージョンをリコンサイルすると、子バージョンで変更されたすべてのフィーチャ (分割されたポリゴンおよびクラスター処理によって追加された新しい頂点を持つポリゴン) がダーティ エリアに含まれます。

メモ:
ブランチ バージョニングの場合、たとえば次の図では、バージョン 1 がデフォルトで、バージョン 2 がデフォルトの子になります。

ポリゴンを分割する

次の例に、なぜ上記のようなダーティ エリアの作成が必要なのかを具体的に示します。2 つのバージョンで新しいフィーチャが作成され、結果として生成されたダーティ エリアを整合チェックしたところ、エラーが検出されなかったとします。リコンサイル時には、2 つのバージョンの変更内容のマージによって発生したエラーを検出できるように、ダーティ エリアを作成する必要があります。この例では、バージョン 1 とバージョン 2 に追加されたフィーチャが重複しており、「重複しない」ルールに違反しています。

リコンサイル時に生成されたダーティ エリア