Standard または Advancedのライセンスで利用可能。
エラー フィーチャおよび例外としてマークされたエラー フィーチャには、バージョンのリコンサイルの過程でそれらが処理される方法に応じた特殊なロジックがあります。エラー フィーチャを更新するには、エラーを修正するか (編集を行います)、またはエラーを例外としてマークする必要があります。
親 (デフォルト) バージョンのエラーと例外のリコンサイル処理の結果は、下の例に示すようにまとめることができます。
親 (デフォルト) バージョンで生成されたエラーは、(下記の例 1 と例 2 に示すように) 例外としてマークされているかどうかにかかわらず、リコンサイルの結果、子バージョンに組み込まれます。
メモ:
ブランチ バージョニングの場合、たとえば次の例では、バージョン 1 がデフォルト バージョンで、バージョン 2 がデフォルトの子になります。例 1
例 2
親 (デフォルト) バージョンで例外としてマークされている既存のエラーは、リコンサイル後に子バージョンで例外としてマークされます。
(エラーの修正または整合チェック プロセスのいずれかによって) 親 (デフォルト) バージョンで削除されたエラーまたは例外は、リコンサイル処理後に子バージョンから削除されます。
子バージョンのエラーと例外のリコンサイル処理の結果は、下の例に示すようにまとめることができます。
子バージョンで生成されたエラーは、リコンサイル処理の結果削除され、定義上はダーティ エリアに含まれます。したがって、ダーティ エリアを整合チェックすれば、このエラーを再検出できます。
子バージョンで生成され、例外としてマークされたエラーは、リコンサイル後も例外のままです。定義上、このエラーはダーティ エリアに含まれます。
親 (デフォルト) バージョンに存在し、子バージョンで例外としてマークされているエラーは、リコンサイル処理後も例外のままで、ダーティ エリアに含まれます。ただし、このエラーが親 (デフォルト) バージョンで修正された場合、子バージョンでも修正されたままとなります (下記の例 3 および例 4 をご参照ください)。
例 3
例 4
親 (デフォルト) バージョンに存在し、子バージョンでエラーとしてマークされている例外は、リコンサイル処理後もエラーのままで、ダーティ エリアに含まれます。ただし、この例外が親 (デフォルト) バージョンで修正された場合、子バージョンでも修正されたままとなります (下記の例 5 および例 6 をご参照ください)。
例 5
例 6
親 (デフォルト) バージョンに存在し、子バージョンで修正されたエラーおよび例外は、リコンサイル後も修正されたままとなります。
例 7
例 8
子バージョンの作成時に親 (デフォルト) バージョンに存在していたダーティ エリアを整合チェックすると、親バージョンと子バージョンの両方で同じエラーが発生する場合があります。このエラーが親 (デフォルト) バージョンと子バージョンのいずれかで例外としてマークされている場合、リコンサイルの結果は重複エラー フィーチャとなります。このような場合、エラー フィーチャはダーティ エリアに含まれ、ダーティ エリアが整合チェックされると、単一のエラーまたは例外になります。下の 2 つの例はこれを図で示したものです。
例 9
例 10
