ユーティリティ ネットワークには、データの精度および正しさを向上させるため、クラス レベルで課される組み込みのフィーチャ制限があります。その目的は、データセット間の有効なリレーションシップを制限し、ユーティリティ ネットワークに追加できるルールのタイプを制御することです。たとえば、デバイス フィーチャは、別のデバイス フィーチャとジオメトリの一致は許可されません。フィーチャ制限はシステムによって管理され、変更したり削除したりすることはできません。
フィーチャ制限が適用され、そのリレーションシップを許可するネットワーク ルールが存在する限り、フィーチャを接続および関連付けできます。
ネットワーク ルールは、フィーチャ間の有効な接続性または関連付けを定義するための、より詳細な制御を提供します。フィーチャ制限に違反しないフィーチャ間のルールをユーティリティ ネットワークに追加またはインポートできます。詳細については、「ネットワーク ルール」をご参照ください。
以下の各セクションは、データセット間に構成できる有効なリレーションシップを示します。
有効なジオメトリの一致
ジオメトリの一致ベースの接続性は、ポイントとラインの間、および中間のポイント フィーチャを含む 2 つのライン間で許可されます。
色付けされたセルは、ユーティリティ ネットワーク内のデータセット間の有効なジオメトリの一致を示します。特定のアセット グループおよびアセット タイプに対してルールを作成できます。
2 つのエッジ エレメントが同じ端点を共有し、同じ Asset group および Asset type を持つ場合、これらのフィーチャをユーザー定義の中間ジャンクションまたはネットワーク ルールなしで接続できます。この場合、ネットワーク トポロジが検証されたり有効化されたりしたときに、システム ジャンクションが作成され、接続が確立されます。
中間ジャンクションによって接続された 2 つのエッジ間にエッジ-ジャンクション-エッジ接続性が確立されます。上の濃いオレンジ色のセルは、フィーチャ間のエッジ-ジャンクション-エッジ接続性をサポートします。下のテーブルは、接続性が確立されるデータセットを含む、サポートされているすべてのリレーションシップを示します。
データセット間でサポートされているエッジ-ジャンクション-エッジ接続性は次のとおりです。
From データセット | To データセット | Via データセット |
---|---|---|
ライン | ライン | デバイス、ジャンクション |
StructureLine | StructureLine | StructureJunction |
有効な接続性の関連付け
ネットワーク フィーチャ間で許可される接続性の関連付けにはいくつかのタイプがあります。
色付けされたセルは、ユーティリティ ネットワーク内のデータセット間の有効な接続性の関連付けを示します。特定のアセット グループおよびアセット タイプに対してルールを作成できます。
上の濃いオレンジ色のセルは、フィーチャ間のエッジ-ジャンクション-エッジ接続性をサポートします。下のテーブルは、接続性が確立されるデータセットを含む、サポートされているすべてのリレーションシップを示します。
データセット間でサポートされている接続性の関連付けは次のとおりです。
From データセット | To データセット | Via データセット |
---|---|---|
ライン | EdgeObject | デバイス、ジャンクション |
StructureLine | StructureEdgeObject | StructureJunction |
EdgeObject | EdgeObject | デバイス、ジャンクション、JunctionObject |
EdgeObject | ライン | デバイス、ジャンクション |
StructureEdgeObject | StructureEdgeObject | StructureJunction、StructureJunctionObject |
StructureEdgeObject | StructureLine | StructureJunction |
有効な格納の関連付け
格納の関連付けで、フィーチャは格納器または格納物としての役割を果たすことができます。
色付けされたセルは、ユーティリティ ネットワーク内のデータセット間の有効な格納の関連付けを示します。特定のアセット グループおよびアセット タイプに対してルールを作成できます。
有効な構造物付属物の関連付け
構造物付属物の関連付けでフィーチャは格納を構造物または付属物としての役割を果たすことができます。
色付けされたセルは、ユーティリティ ネットワーク内のポイント フィーチャまたは構造物ジャンクション オブジェクト間の有効な構造物付属物を示します。特定のアセット グループおよびアセット タイプに対してルールを作成できます。