測地フィーチャの構築

[測地の構築] は、空間精度が高く幾何補正された密集ラインおよびポリゴン フィーチャを作成します。測地線、航程線、大楕円パス、測地円、および測地楕円を作成できます。このツールは [フィーチャの修正] ウィンドウで使用できます。

場所を指定するには、マップをクリックするか、経度と緯度の座標ペアを選択した形式 (Military Grid Reference System (MGRS)、 U.S. National Grid (USNG)、ユニバーサル横メルカトル (UTM) など) で入力します。

測地フィーチャは、地球の曲率をたどる曲線を平坦な投影空間 (2 つの都市間のフライト パスなど) に投影することにより本来の歪みを考慮します。

測地線またはポリゴン フィーチャを作成するには、次の手順に従います。

1. [編集] タブでスナップ設定を選択し、[フィーチャの修正] ウィンドウを開きます。
   1. [スナップ] グループで、[スナップ] ドロップダウン メニュー をクリックして、スナップの基本設定を有効にします。
   2. [フィーチャ] グループで [修正] をクリックします。
2. ツール ウィンドウで [作図] を展開し、[測地の構築] をクリックします。
   • ツールを終了するには、Esc キーを押します。
   • 測地フィーチャを作成する前にマップ上でプレビューするには、[プレビューの表示] をオンにします。

   

3. [測地タイプ] 矢印をクリックして、測地フィーチャ タイプを選択します。
   • [測地線] - 楕円体上の 2 つのポイント間の最も短いライン (2 つの都市間のフライト パスなど)。回転楕円体 (楕円体) を使用している場合、「大円距離」ともいいます。この測地タイプは、ライン フィーチャ レイヤーにのみ作成できます。
   • [航程線] - 一定の方位または 2 つの位置間の方位角のライン。最短距離ではありません。「等角航路」ともいいます。この測地タイプは、ライン フィーチャ レイヤーにのみ作成できます。
   • [大楕円] - 回転楕円体の中心を通る平面によって定義される 2 つの位置間の楕円円弧。回転楕円体 (楕円体) を使用している場合、「大円距離」ともいいます。この測地タイプは、ライン フィーチャ レイヤーにのみ作成できます。
   • [測地円] - パス上のすべてのポイントが指定した 1 つのポイントから放射状に同じ距離にある連続したライン。円形か非円形かは、投影先の座標系に依存します。この測地タイプは、ライン フィーチャ レイヤーとポリゴン フィーチャ レイヤーに作成できます。
   • [測地楕円] - 固定された位置のペアからの測地距離の和が一定な連続したライン。測地楕円を使用して、信号エラー楕円を作成できます。長軸と短軸が同じ長さの場合は、測地円となります。この測地タイプは、ライン フィーチャ レイヤーとポリゴン フィーチャ レイヤーに作成できます。
4. [テンプレート] 矢印をクリックして、フィーチャを作成するレイヤーを選択します。
5. 測地線、航程線、または大楕円を作成する場合は、1 番目と 2 番目の座標位置を指定します。
   • 単位形式を変更するには、単位の矢印をクリックします。
   • 設定した位置座標をリセットするには、[リセット] をクリックします。
   1. 1 番目の位置の座標を入力するか、[場所の設定] をクリックして、マップをクリックします。
   2. 2 番目の位置の座標を入力するか、[場所の設定] をクリックして、マップをクリックします。
6. 測地円を作成する場合は、中心の座標位置を指定します。
   • 単位形式を変更するには、単位の矢印をクリックします。
   • 設定した位置座標をリセットするには、[リセット] をクリックします。
   1. 中心位置の座標を入力するか、[場所の設定] をクリックして、マップをクリックします。
   2. 半径の値を入力します。

   

7. 測地楕円を作成する場合は、中心の座標位置、方向、主軸、および補助軸を指定します。
   • 単位形式を変更するには、単位の矢印をクリックします。
   • 設定した位置座標をリセットするには、[リセット] をクリックします。
   1. 中心位置の座標を入力するか、[場所の設定] をクリックして、マップをクリックします。
   2. 方向の値を入力します。
   3. 主軸の距離を入力します。
   4. 補助軸の距離を入力します。

   

8. [作成] をクリックします。