レイヤーをグループ化して、マップやシーン内のコンテンツを整理できます。同じタイプまたは多種多様なタイプのレイヤーをグループに含めることができます。これらのレイヤーをサブレイヤーと呼びます。たとえば、ラスター レイヤーとフィーチャ レイヤーをグループ レイヤーに一緒に含めることができます。さまざまな種類のデータを表すレイヤーが数百もあるマップでは、特にマップとプロジェクトを共有する場合は、レイヤーをグループ化するとデータがわかりやすく使いやすくなります。
グループ レイヤーは、グループ内にあるすべてのレイヤーの描画オプションを制御します。たとえば、グループ レイヤーの表示設定をオフにすると、そのすべてのサブレイヤーの表示設定がオフになります。
レイヤーがグループ レイヤーかどうかを確認するには、[コンテンツ] ウィンドウでその名前を展開します。展開すると、そのコンテンツ (存在する場合) が右に表示されます。
一部のジオプロセシング ツールは、グループ レイヤーを出力として作成します。ツールでパラメーターを設定すると、Group layer name \ Sublayer name のように、グループ レイヤーの名前がそのサブレイヤーの名前の前に付けられます。
グループ レイヤーの作成
グループ レイヤーは、マップまたはシーンの [コンテンツ] ウィンドウで作成されます。
- [コンテンツ] ウィンドウでマップまたはシーンの名前を右クリックして、[新しいグループ レイヤー] をクリックします。
- グループ レイヤーの名前を変更するには、レイヤー名を右クリックして [プロパティ] をクリックします。[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブの [名前] テキスト ボックスに新しい名前を入力します。
[コンテンツ] ウィンドウでグループ レイヤーの名前をシングルクリックして、名前を変更することもできます。
- レイヤーをグループ レイヤーにドラッグして、グループに含めます。
グループ レイヤーが展開されていない場合は、別のレイヤーをドラッグする際にグループ レイヤーの上にポインターを合わせることができます。グループ レイヤーの名前を囲むボックスが表示され、そのレイヤーがグループ レイヤーに追加されることが示されます。
または、一部のレイヤーを右クリックして [グループ] を選択し、選択したレイヤーを新しいグループ レイヤーに追加します。
グループ レイヤー内のレイヤーは任意の順序になりますが、描画順は引き続き適用されます。レイヤーはいつでも追加または削除できます。グループ レイヤーをグループ解除するには、[コンテンツ] ウィンドウでレイヤーを右クリックし、[グループ解除] をクリックします。
グループ レイヤー プロパティの設定
グループ レイヤー内にあるレイヤーは、元のプロパティの大半を維持します。ただし、グループ レイヤーに設定されたプロパティはサブレイヤーのプロパティをオーバーライドします。次に、そのようなプロパティの概要を説明します。
グループ レイヤーのコンテンツを管理するには、次の手順に従います。
- [コンテンツ] ウィンドウで、グループ レイヤーをクリックしてハイライト表示します。
- [レイヤー] の下にある [外観] タブで、プロパティを設定します。
- [表示縮尺範囲] グループで、グループ レイヤーの表示を設定して特定の縮尺で表示します。
- [効果] グループで、透過表示を調整するか、レイヤーのブレンドをグループ内のすべてのレイヤーに適用します。
- [比較] グループで、スワイプまたは点滅ツールを使用して、重なり合っているレイヤーを比較します。
- [描画] グループで、[シンボル] ボタン をクリックして、シンボル レイヤーの描画を有効化します。
グループ レイヤーの共有
グループ レイヤーを右クリックして、レイヤー パッケージとしてオンライン組織で共有できます。詳細については、「レイヤー パッケージの共有」をご参照ください。代わりに、レイヤー ファイルを作成できます。
グループ レイヤーを Web フィーチャ レイヤーとして共有することはできません。詳細については、「警告 24035: レイヤー タイプが Web フィーチャ レイヤーでサポートされていません」をご参照ください。