ニュージーランド マップ グリッド図法

説明

ニュージーランド マップ グリッド図法は、ニュージーランドの大縮尺図のために設計された正角図法です。この図法では Cauchy-Riemann 複素数演算式を使用し、173°E と 41°S を中心としています。

ニュージーランド マップ グリッド図法は 1973 年に W.I. Reilly が考案しました。ArcGIS Pro 1.0 以降と ArcGIS Desktop 8.1.0 以降で使用できます。

ニュージーランド マップ グリッド図法の例
ニュージーランドを中心にしたニュージーランド マップ グリッド図法による地図投影を示します。

投影のプロパティ

次のサブセクションでは、ニュージーランド マップ グリッド図法のプロパティについて説明します。

経緯線

ニュージーランド マップ グリッド図法は変更円筒図法です。すべての子午線と緯線は、六次代数曲線等角式の多項式曲線として投影されます。

歪み

ニュージーランド マップ グリッド図法は正角図法です。方向、角度、形状は無限の縮尺で維持されます。面積の歪みは 0.04 パーセント以下であり、縮尺はニュージーランド地域の実際の縮尺の 0.02 パーセントの範囲内に抑えられます。

使用法

この図法の使用は、ニュージーランドの大縮尺地図に限定されています。それ以外の用途には使用しないようお勧めします。

制限事項

この図法は、地図中心周辺の小さいエリアに限定されています。

パラメーター

ニュージーランド マップ グリッド図法のパラメーターは次のとおりです。

  • 東距
  • 北距
  • 原点の経度
  • 原点の緯度

ソース

Office of the Surveyor-General (1998). Conversion between Latitude and Longitude and New Zealand Map Grid. OSG Technical Report 4.1. Wellington: Office of the Surveyor-General Land Information New Zealand.

Reilly, W. I. (1973). "A conformal mapping projection with minimum scale error." Survey Review, 22 (168), p. 57-71. DOI: 10.1179/sre.1973.22.168.57

Stirling, I. F. (1973). New Zealand Map Grid. Department of Lands and Survey Technical Circular 1973/32. Wellington: Office of the Surveyor-General Land Information New Zealand.