EMF にエクスポート

EMF のベクター部分はサイズを変更しても品質が低下しないため、このファイルは Windows ドキュメントへの埋め込みに適しています。ただし、EMF はフォントの埋め込みをサポートせず、Windows 形式しかないので、ユーザー間の交換形式としてはあまり使用されていません。

EMF ファイルをエクスポートする際は、マップ ビューまたはレイアウト ビューがアクティブであることを確認してください。[共有] タブで、アクティブ ビューに応じて [マップ] エクスポート または [レイアウト] エクスポート をクリックし、[エクスポート] ウィンドウを開きます。[ファイル タイプ][EMF] に変更します。ファイルの名前と場所、その他のプロパティを設定し、[エクスポート] をクリックします。

メモ:

一部のオプションは、マップまたはレイアウトにエクスポートする場合のみ使用できます。マップをエクスポートする際は、マップ エクスポートのサイズを設定できます。レイアウトをエクスポートする際は、グラフィックス範囲でクリップできます。

EMF ファイルをエクスポートする際は、次のプロパティを使用できます。

プロパティ説明

画像として出力

ベクター コンテンツを画像としてエクスポートします。高密度の頂点を持つベクター レイヤーを含むマップまたはレイアウトの場合、出力ファイルのサイズを大幅に縮小できます。このオプションを使用すると、レイヤーや属性などの拡張されたフィーチャの一部は使用できなくなります。

ベクター解像度

レイアウトのベクター データの有効 dpi。[DPI] はレイアウトのエクスポート時にのみ使用できます。マップをエクスポートする場合、dpi は自動的に計算されます。

ラスター リサンプル

ラスター リサンプリングの量。このコントロールは、出力でのラスター コンテンツの有効解像度を決定します。たとえば、出力画像品質のリサンプリング率を 1:2 に設定した場合、出力解像度が 300 dpi に設定されていると、ラスター コンテンツは約 150 dpi で出力されます。多くの場合、品質に明らかな影響を及ぼすことなく、ベクター データよりも低い dpi のラスター データを含めることができます。これによって出力ファイル サイズが小さくなります。

絵文字マーカー シンボルをポリゴンに変換

フォント絵文字に基づくマーカー シンボルを、フォントから参照される絵文字としてエクスポートするか、ポリゴンとしてエクスポートするかを制御します。ライセンスまたはファイル形式の制限 (AI はフォントを埋め込めません) のためにフォントを埋め込むことができない場合に、適切なフォントがインストールされていないコンピューター上で出力を表示するには、このオプションをオンにします。

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