概要
太陽への直接的な見通し線を持つサーフェスの固定位置がマルチパッチ フィーチャにより遮られた回数を計算します。
図
使用法
太陽の位置は、開始日時から終了日時までで計算されます。時間間隔を指定すると、開始日から終了日までの日ごとの太陽位置を開始時間から終了時間まで繰り返し計算します。太陽が水平線より上にない時間は、すべてスキップされます。
出力ラスターのセル値は、特定のセルが影の中に出現する回数を表します。任意のセルの可能な最大値は、太陽が水平線より上に配置される回数に対応します。
日の出および日没近くの太陽の傾斜角の結果を生成する場合には、長い影のフットプリントによる影響要因を避けるために、影の最大長を定義することを検討してください。距離の適用によってツールのパフォーマンスを向上させることもできます。
構文
arcpy.3d.SunShadowFrequency(in_features, ground, out_raster, {cell_size}, {start_time}, {end_time}, {time_interval}, {time_zone}, {dst}, {max_shadow_length})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_features [in_features,...] | 日光の障害物ソースを構築するマルチパッチ フィーチャ。 | Feature Layer |
ground | 日光の障害物が評価される位置を定義する地表。 | Raster Layer |
out_raster | そのセル値が対応する地表の高さ位置が入力フィーチャにより遮られた回数を表す出力ラスター。 | Raster Dataset |
cell_size (オプション) | 出力ラスターのセル サイズ。 | Linear Unit |
start_time (オプション) | 太陽位置の計算が開始する日時。デフォルト値は、ツールが初期化された日時です。 | Date |
end_time (オプション) | 太陽位置の計算が終了する日時。 | Date |
time_interval (オプション) | 開始日時から終了日時までの太陽位置の計算に使用される間隔。 | Time Unit |
time_zone (オプション) | 太陽の相対位置を特定するために使用される指定された入力時間に対応するタイム ゾーン。使用可能な値のリストはオペレーティング システムにより定義されますが、デフォルトはコンピューター上の現在時間のタイム ゾーンになります。 | String |
dst (オプション) | 指定した時間がサマータイム用に調整されるかどうかを指定します。
| Boolean |
max_shadow_length (オプション) | 計算時に入力フィーチャから影が落とされる最大長。太陽位置の高度が低い時間の処理を行う場合には、結果の影が長くなり、不必要な処理時間が追加される可能性があるため、この値を定義することを検討してください。 | Linear Unit |
コードのサンプル
次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = 'd:\\data'
arcpy.ddd.SunShadowFrequency('Buildings.shp', 'DEM.tif', 'June_Shade.tif',
'4 Feet', '6/1/2018 10:00 AM', '6/30/2018 4:00 PM',
'15 Minutes', 'Pacific Standard Time', 'NO_DST')
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 3D Analyst
- Standard: 次のものが必要 3D Analyst
- Advanced: 次のものが必要 3D Analyst