Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
Image Analyst ライセンスで利用できます。
3D Analyst のライセンスで利用可能。
概要
2 つのラスターの値をセル単位で乗算します。
図
使用法
このツールでは、入力の順番は出力結果に影響しません。
どちらの入力も整数の場合、出力は整数ラスターになります。そうでない場合、出力は浮動小数点ラスターになります。
いずれの入力もシングル バンド ラスター、または入力のいずれかが定数の場合、出力はシングル バンド ラスターになります。
いずれの入力もマルチバンド ラスター、または入力のいずれかが定数の場合、出力はマルチバンド ラスターになります。各マルチバンド入力のバンド数は同じである必要があります。
ツールは、一方の入力の各バンドに対し、他方の入力の対応するバンドと対照して操作を行います。入力の一方がマルチバンド ラスターで他方が定数の場合、ツールはマルチバンド入力の各バンドの定数値と対照して操作を行います。
構文
arcpy.3d.Times(in_raster_or_constant1, in_raster_or_constant2, out_raster)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster_or_constant1 | 乗算する値を含む入力。 他のパラメーターでラスターが指定されている場合、数値をこのパラメーターの入力として使用できます。両方の入力で数値を指定するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。 | Raster Layer; Constant |
in_raster_or_constant2 | 1 番目の入力に掛ける値を含む入力。 他のパラメーターでラスターが指定されている場合、数値をこのパラメーターの入力として使用できます。両方の入力で数値を指定するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。 | Raster Layer; Constant |
out_raster | 出力ラスター。 1 つ目の入力値に 2 つ目の入力値を乗算してセル値が算出されます。 | Raster Dataset |
コードのサンプル
この例では、入力標高ラスターの値に定数値を掛けて、標高値をフィートからメートルに変換しています。
import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.Times_3d("elevation", 0.3048, "C:/output/outtimes")
この例では、入力標高ラスターの値に定数値を掛けて、標高値をフィートからメートルに変換しています。
# Name: Times_3D_Ex_02.py
# Description: Multiplies the values of two rasters on a cell-by-cell basis.
# Requirements: 3D Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
inRaster = "elevation"
inConstant = 0.3048
# Execute Times
arcpy.Times_3d(inRaster, inConstant, "c:/output/timesout")
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
- Standard: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
- Advanced: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst