デジタル障害物ファイルのインポート (Import Digital Obstacle File) (Aviation)

Aviation Charting ライセンスで利用できます。

Aviation Airports ライセンスで利用できます。

概要

入力デジタル障害物ファイル (DOF) を使用して入力障害物フィーチャクラスで障害物ポイント フィーチャの追加、削除、更新を行います。

FAA から提供される DOF には、国内航空チャート作成や空港の製造物に影響を与える人工的な物体に関する障害物データが含まれています。DOF には、すべての FAA 領域内のデジタル障害物データと、カナダ、メキシコ、カリブ海諸島、バハマ諸島、太平洋諸島の一部の地域のデジタル障害物データが含まれています。DOF は、フライト中に遭遇する可能性のあるあらゆる障害物の存在を示すことを目的としていません。

使用法

  • [入力デジタル障害物ファイル] パラメーターは、ファイル拡張子が *.DAT の DOF を参照する必要があります。

  • [ターゲット障害物フィーチャ] は、空港またはチャート作成ジオデータベースから取得された障害物フィーチャを含むポイント フィーチャクラスとして使用する必要があります。たとえば、ArcGIS Aviation Airports 製造物ファイル内にある FAA 18B ジオデータベース スキーマには、このツールを使用して更新できる障害物フィーチャクラスが含まれています。

  • このツールには、追加、変更、削除されたフィーチャの数を詳細に示すメッセージが表示されます。

  • このツールをカスタマイズするには、ArcGIS Pro のインストール場所である Resources\Aviation ディレクトリに格納されている JSON 構成ファイルを使用します。DOFConfig.json ファイルを使用すると、[デジタル障害物ファイルのインポート (Import Digital Obstacle File)] ツールで DOF を処理する方法を変更できます。カスタム構成ファイルでは、FAA DOF 仕様や障害物フィーチャクラス スキーマに今後変更を加えることができます。構成ファイルが存在しない場合、このツールはそれ自体のデフォルト構成情報を使用します。

  • このツールは、[ターゲット障害物フィーチャ] パラメーター内の 1 つ以上のテキスト フィールドを確認し、これらのテキスト フィールドがインポート済みのデータに対して短すぎると判断すると、インポート済みのテキスト データを切り捨てます。このツールに表示されるメッセージの中には、どのフィールドが切り捨てられたかを詳細に示す警告メッセージもあります。

構文

arcpy.aviation.ImportDOF(in_obstacle_file, obstacle_features)
パラメーター説明データ タイプ
in_obstacle_file

ファイル拡張子が *.DAT の DOF。この DOF の内容は、[obstacle_features] パラメーターの値を更新する際に使用されます。

File
obstacle_features

実行後に DOF から取得された障害物情報を含むポイント フィーチャクラス。

Feature Layer

派生した出力

名前説明データ タイプ
updated_obstacle_features

DOF から取得された障害物情報を含む更新済みのポイント フィーチャクラス。

メモ:

[updated_obstacle_features] パラメーターと [obstacle_features] パラメーターは同じフィーチャクラスを参照します。

フィーチャ レイヤー

コードのサンプル

ImportDOF の例 (スタンドアロン スクリプト)

次のサンプル コードは、ImportDOF 関数の使用方法を示しています。

# Name: ImportDOF_example.py
# Description: Imports Digital Obstacle File (DOF) data into a feature class

import arcpy

# Check out Aviation license
arcpy.CheckOutExtension("Aeronautical")

# Set variables
dofFile = r'c:\data\DOF.dat'
features = r'c:\data\AIS.gdb\Obstacle'

# Execute ImportDOF
arcpy.aviation.ImportDOF(dofFile, features)

# Check in Aviation license
arcpy.CheckInExtension("Aeronautical")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: いいえ
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Aviation Charting
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Aviation Charting

関連トピック