ArcGIS GeoAnalytics Server での時系列リレーションシップ

[フィーチャの結合 (Join Features)] ツールでは、空間、時系列、または属性リレーションシップ、あるいはそれらのリレーションシップの組み合わせに基づいて、あるレイヤーのフィーチャを別のレイヤーのフィーチャに結合できます。 たとえば、2 つのフィーチャが相互の 1 時間以内に存在する場合、それらのフィーチャが結合されます。

時間対応レイヤー内のフィーチャは、次の 2 通りの方法で表現できます。

  • 特定時点 - 時系列内の 1 つの瞬間
  • 間隔 - 開始時刻と終了時刻が指定される

時系列リレーションシップは、ISO19108 - 時間スキーマに基づきます。

結合レイヤーとターゲット レイヤー

時系列的結合では、結合レイヤーからターゲット レイヤーへのフィーチャのマッチングが、時間におけるフィーチャの配置または存在に基づいて行われます。

次の凡例は、このトピック内のすべての例に適用されます。

  • ターゲット フィーチャ時間 - 緑
  • 結合フィーチャ時間 - 青

時間タイプとサポートされるリレーションシップ

次の表に、時間タイプ間の時系列結合 (時間間隔と時点との結合など) でサポートされる時系列リレーションシップを示します。

次の時間タイプ間の時系列的結合 (ターゲット フィーチャと結合フィーチャ):特定時点と特定時点特定時点と間隔間隔と特定時点間隔と間隔

等しい

チェック マークチェック マーク

期間内にある

チェック マークチェック マーク

含む

チェック マークチェック マーク

終了する

チェック マークチェック マーク

終了される

チェック マークチェック マーク

接続する

チェック マーク

接続される

チェック マーク

重複する

チェック マーク

重複される

チェック マーク

開始する

チェック マークチェック マーク

開始される

チェック マークチェック マーク

交差する

チェック マークチェック マークチェック マークチェック マーク

近接

チェック マークチェック マークチェック マークチェック マーク

近接 (前)

チェック マークチェック マークチェック マークチェック マーク

近接 (後)

チェック マークチェック マークチェック マークチェック マーク

等しい

2 つの時点または間隔が同一である場合、これらの時間は等しいと見なされます。等しいと見なすためには、時間が同じタイプ (両方が時点、または両方が間隔の時間) でなければなりません。

時系列リレーションシップ: Equals

期間内にある

ターゲット時間が結合時間間隔の開始と終了の間に存在する場合、ターゲット時間は結合時間の間 (During) にあります。これは、Contains とは逆の時系列リレーションシップ演算子です。 このリレーションシップは、結合フィーチャが時間間隔を持つ場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: During

含む

結合フィーチャ時間がターゲット時間間隔の開始と終了の間に存在する場合、ターゲット時間は結合時間を含みます (Contains)。これは、During とは逆の時系列リレーションシップ演算子です。 このリレーションシップは、ターゲット フィーチャが時間間隔を持つ場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Contains

終了する

ターゲット時間が結合時間と同時に終了し、ターゲット時間が結合時間の後に開始する場合、ターゲット時間は結合時間を完了 (Finishes) します。これは、Finished by 時系列リレーションシップ演算子を補完するものであり、Starts とは逆の時系列リレーションシップ演算子です。 このリレーションシップは、結合フィーチャが時間間隔を持つ場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Finishes

終了される

結合フィーチャ時間がターゲット時間と同時に終了し、結合時間がターゲット時間の後に開始する場合、ターゲット時間は結合時間により終了され (Finished by) ます。これは、Finishes 時系列リレーションシップ演算子を補完するものであり、Started by とは逆の時系列リレーションシップ演算子です。 このリレーションシップは、ターゲット フィーチャが時間間隔を持つ場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Finished by

接続する

ターゲット時間間隔の終了が結合時間間隔の開始と等しい場合、ターゲット時間は結合時間に接触 (Meets) します。これは、Met by 時系列リレーションシップ演算子を補完するものです。 このリレーションシップは、結合時間とターゲット時間が間隔である場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Meets

接続される

ターゲット時間間隔の開始が結合時間間隔の終了と等しい場合、ターゲット時間は結合時間に接触され (Met by) ます。これは、Meets 時系列リレーションシップ演算子を補完するものです。 このリレーションシップは、結合時間とターゲット時間が間隔である場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Met by

重複する

ターゲット時間間隔の開始と終了がそれぞれ、結合時間間隔の開始と終了より前である場合、ターゲット時間は結合時間に重複 (Overlaps) します。これは、Overlapped by 時系列リレーションシップ演算子を補完するものです。 このリレーションシップは、結合時間とターゲット時間が間隔である場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Overlaps by

重複される

ターゲット時間間隔の開始と終了がそれぞれ、結合時間間隔の開始と終了より後である場合、ターゲット時間は結合時間に重複され (Overlapped by) ます。これは、Overlaps 時系列リレーションシップを補完するものです。 このリレーションシップは、結合時間とターゲット時間が間隔である場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Overlapped by

開始する

ターゲット時間が結合時間間隔と同時に開始し、ターゲット時間の終了が結合時間間隔の終了より前である場合、ターゲット時間は結合時間を開始 (Starts) します。これは、Started by 時系列リレーションシップ演算子を補完するものであり、Finishes とは逆の時系列リレーションシップ演算子です。 このリレーションシップは、結合時間が間隔である場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Starts

開始される

ターゲット間隔時間が結合時間と同時に開始し、ターゲット時間の終了が結合時間間隔の終了より後である場合、ターゲット時間は結合時間により開始され (Started by) ます。これは、Starts 時系列リレーションシップ演算子を補完するものであり、Finished by とは逆の時系列リレーションシップ演算子です。 このリレーションシップは、ターゲット時間が間隔である場合にのみ存在します。

時系列リレーションシップ: Started by

交差する

ターゲット時間のいずれかの部分が、結合時間と同じ時間に発生する場合、ターゲット時間は結合時間と交差します。Intersects 演算子は、その他すべての時系列リレーションシップのタイプの組み合わせです。

時系列リレーションシップ: Intersects

近接

ターゲット時間が結合時間から指定の時間範囲内にある場合、ターゲット時間は結合時間の近傍 (Near) にあります。ユーザー指定の時間距離 (例: 1 か月) を使用すると、結合時間の両端に時間距離を追加して、Intersects リレーションシップ演算子が適用されます。

時系列リレーションシップ: Near

近接 (前)

ターゲット時間が指定された時間の範囲内にあり、結合時間より前の場合、ターゲット時間は結合時間近接 (前) になります。ユーザー指定の時間距離 (例: 1 か月) を使用すると、結合時間の最初に時間距離を追加して、Intersects リレーションシップ演算子が適用されます。

時系列リレーションシップ: Near before

近接 (後)

ターゲット時間が指定された時間の範囲内にあり、結合時間より後の場合、ターゲット時間は結合時間近接 (後) になります。ユーザー指定の時間距離 (例: 1 か月) を使用すると、結合時間の最後に時間距離を追加して、Intersects リレーションシップ演算子が適用されます。

時系列リレーションシップ: Near after

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