概要
1 つまたは複数の BIM ファイル ワークスペースのコンテンツをジオデータベース フィーチャ データセットにインポートします。
使用法
このツールを使用すると、1 つまたは複数の BIM モデル (Revit ファイル) を結合して新しいデータセットを作成できます。このとき、ビルディング フィーチャクラスの名前は維持されます。このデータセットには、ビルディング専門分野データセットと同じ有効なフィーチャクラスがすべて含まれます。
出力フィーチャクラスが作成されるのは、ビルディング専門分野データセットのフィーチャクラス内にジオメトリック オブジェクトがある場合のみです。ジオメトリがない場合、出力フィーチャクラスは作成されません。唯一の例外は、外部シェル フィーチャクラスは常に作成されることで、そのフィーチャが存在しない場合でも作成されます。
[データセット] パラメーター名がすでに存在する場合、新しいフィーチャは既存のフィーチャクラスに追加されます。新しいフィーチャクラスを作成するには、一意の [データセット] 名を使用します。
出力データセット内に名前がすでに存在している場合は、フィーチャクラス名が一意になるように末尾に番号が付加されます (たとえば、building_1)。
入力 BIM ファイルに投影情報ファイルが存在する場合、このファイルは出力の空間参照を設定するために使用されます。複数の BIM ファイルが入力として使用される場合、有効な投影情報を持つ最初の BIM ファイルの空間参照が使用されます。デフォルトの振舞いをオーバーライドするには、[空間参照] パラメーターを変更します。
ユニバーサル投影情報ファイル (esri_cad.prj) がディレクトリ内に存在する場合、座標系が最初の BIM ファイルについて定義されていなければ、その投影情報が使用されます。
構文
arcpy.conversion.BIMFileToGeodatabase(in_bim_file_workspace, out_gdb_path, out_dataset_name, {spatial_reference}, {identifier})| パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_bim_file_workspace [in_bim_file_workspace,...] | ジオデータベース フィーチャクラスに変換する BIM ファイル。 | BIM File Workspace |
out_gdb_path | 出力フィーチャ データセットを作成するジオデータベース。このジオデータベースはすでに存在している必要があります。 | Workspace |
out_dataset_name | ビルディング データセット名。 | String |
spatial_reference (オプション) | 出力フィーチャ データセットの空間参照。 空間参照のその他の要素 (XY,Z,M ドメイン、解像度、許容値など) を制御するには、適切なジオプロセシング環境を使用します。 | Spatial Reference |
identifier (オプション) | 一意のビルディング識別子をすべての出力フィーチャクラスに追加します。これにより、後で使用されるそれぞれのビルディングに一意の名前を追加できます。 | String |
派生した出力
| 名前 | 説明 | データ タイプ |
| out_feature_dataset | 新しいフィーチャクラスを含む出力ジオデータベース フィーチャ データセット。 | フィーチャ データセット |
| out_featureclass_dataset | ビルディング フィーチャクラス情報を含む出力フィーチャクラス。 | フィーチャクラス |
コードのサンプル
次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで BIMFileToGeodatabase 関数を使用する方法を示しています。
# Name: BIMFileToGeodatabase.py
# Description: Create a feature dataset
# Import system modules
import arcpy
# Set workspace
arcpy.env.workspace = "C:/data/facilites"
# Create a file geodatabase for the feature dataset
arcpy.CreateFileGDB_management("C:/data/facilities", "University.gdb")
# Set local variables
out_gdb_path = "C:/data/facilites/University.gdb"
out_dataset_name = "Building_A"
spatial_reference = "NAD_1983_StatePlane_California_VI_FIPS_0406_FEET"
identifier = "BLD_A"
# Execute BIMFileToGeodatabase
arcpy.BIMFileToGeodatabase_conversion(["Building_A_Architectural.rvt",
"Building_A_Structural.rvt",
"Building_A_Electrical.rvt"],
out_gdb_path, out_dataset_name,
spatial_reference, identifier)ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい