フィーチャ → GTFS Shapes (Features To GTFS Shapes) (変換)

概要

[GTFS からシェープ フィーチャを生成 (Generate Shapes Features From GTFS)] ツールで作成したルート ライン リプレゼンテーションに基づいて GTFS 公共交通機関データセット用の shapes.txt ファイルを作成します。

オプションの GTFS shapes.txt ファイルには、交通システムの輸送車両が通る地理的な経路のリプレゼンテーションが含まれます。GTFS ベースのルート検索アプリでマップ上に正しい交通ルートを表示するには、質の高い shapes.txt ファイルを用意することが重要です。多くの交通機関が、自社の車両に取り付けた GPS トラッカーを使って独自の shapes.txt ファイルを生成しています。一方で、GPS トラッカーを持っていないその他の交通機関はこうしたファイルの作成に問題を抱えています。

このツールと [GTFS からシェープ フィーチャを生成 (Generate Shapes Features From GTFS)] ツールを組み合わせることで、既存の GTFS データセットのストップ、ルート、時刻表情報に基づいて shapes.txt ファイルを作成することができます。[GTFS からシェープ フィーチャを生成 (Generate Shapes Features From GTFS)] ツールを実行して交通システム上で車両が通過する経路を予測し、現地の情報に基づいて結果を微調整したら、このツールを実行してこれらのライン フィーチャを新しい shapes.txt ファイルに変換できます。このツールでは、新しいシェープに対応する値が入力された shape_dist_traveled フィールドを使って、新しい GTFS stop_times.txt ファイルを作成することもできます。

使用法

  • このツールへの入力には、ほとんどの場合 [GTFS からシェープ フィーチャを生成 (Generate Shapes Features From GTFS)] ツールの出力を使用する必要があります。これら 2 つのツールは組み合わせて使用することを前提にしています。

  • GTFS stop_times.txt ファイルの shape_dist_traveled フィールドには、特定のストップまでの公共交通機関ラインの距離が示されています。たとえば、あるルートの 5 番目のストップにバスが到着するまでの距離が 1.5 マイルの場合、shape_dist_traveled の値は 1.5 になります。shape_dist_traveled フィールドの値はルートのストップを進むごとに増える必要があります。たとえば、5 番目のストップまでの距離は 4 番目のストップまでの距離よりも長く、6 番目のストップまでの距離よりも短くする必要があります。

    [フィーチャ → GTFS Shapes (Features To GTFS Shapes)] ツールではリニア リファレンスの技法を使ってストップの shape_dist_traveled フィールドの値を計算します。ルートで連続するストップの値を計算した場合、値が増えないこともあります。このツールではどのシェープに問題があるかを示す警告メッセージが生成されます (実際に問題がある場合)。通常は、入力シェープのライン ジオメトリが重複しているか、ループが含まれている場合にこの問題が発生します。この問題を防止するためには、このツールを実行する前にシェープ ラインを注意深く確認および編集して、できるだけシェープ ラインがきれいで問題がないようにすることが重要です。バスが行きも帰りも同じ道路を走行し、センターラインでそのバスが重なる場合、シェープのそれぞれの方向をセンターラインの両側に少しだけずらすことでこの問題を解消できます。

構文

arcpy.conversion.FeaturesToGTFSShapes(in_shape_lines, in_shape_stops, in_gtfs_trips, in_gtfs_stop_times, out_gtfs_shapes, out_gtfs_stop_times, {distance_units})
パラメーター説明データ タイプ
in_shape_lines

[GTFS からシェープ フィーチャを生成 (Generate Shapes Features From GTFS)] ツールを実行して作成した GTFS シェープを表すライン フィーチャクラス。このフィーチャクラスには、他のツールの入力の shape_id フィールドの値に対応する値を持つ shape_id フィールドを含める必要があります。

Feature Layer
in_shape_stops

[GTFS からシェープ フィーチャを生成 (Generate Shapes Features From GTFS)] ツールを実行して作成した各シェープに関連付けられた GTFS ストップを表すポイント フィーチャクラス。複数のシェープが公共交通機関ストップを使用している場合、そのストップを使用している各シェープのこのフィーチャクラスでストップを重複させる必要があります。

このフィーチャクラスには、他のツールの入力の shape_id フィールドの値に対応する値を持つ shape_id フィールドを含める必要があります。入力 GTFS stop_times.txt ファイルの shape_id 列の値に対応する値を持つ stop_id フィールドも含める必要があります。

Feature Layer
in_gtfs_trips

[GTFS からシェープ フィーチャを生成 (Generate Shapes Features From GTFS)] ツールを実行して作成した、更新後の GTFS trips.txt ファイル。このファイルには、他のツールの入力の shape_id フィールドにある値に対応する値を持つ shape_id 列を含める必要があります。

File
in_gtfs_stop_times

[GTFS からシェープ フィーチャを生成 (Generate Shapes Features From GTFS)] ツールの実行時に使用した GTFS データセットの元の stop_times.txt ファイル。

File
out_gtfs_shapes

出力 GTFS shapes.txt ファイル。

File
out_gtfs_stop_times

出力 GTFS stop_times.txt ファイル。このファイルには新しいシェープに基づく値を持つ shape_dist_traveled フィールドが含まれます。

File
distance_units
(オプション)

出力 GTFS ファイルの shape_dist_traveled フィールドに入力する際に使用する距離単位を指定します。

  • MILES単位はマイルです。これがデフォルトです。
  • METERS単位はメートルです
  • KILOMETERS単位はキロメートルです
String

コードのサンプル

FeaturesToGTFSShapes の例 1 (Python ウィンドウ)

このスクリプトは、Python ウィンドウで FeaturesToGTFSShapes 関数を使用する方法を示しています。

arcpy.conversion.FeaturesToGTFSShapes(
    r"C:\Data\GTFSShapes\GTFSShapes.gdb\Shapes",
    r"C:\Data\GTFSShapes\GTFSShapes.gdb\Stops",
    r"C:\Data\GTFSShapes\trips_new.txt",
    r"C:\Data\GTFS\stop_times.txt",
    r"C:\Data\GTFSShapes\shapes_new.txt",
    r"C:\Data\GTFSShapes\stop_times_new.txt",
    "Kilometers")

環境

乱数ジェネレーター

この環境変数のシード部分のみが使用されます。ジェネレーターのタイプは無視されます。

ライセンス情報

  • Basic: はい
  • Standard: はい
  • Advanced: はい

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