概要
ジオデータベース テーブルまたはフィーチャクラスの所定のフィールドに対するフィールド競合フィルターを追加します。
フィールド競合フィルターは、バージョン対応のテーブルまたはフィーチャクラスに適用し、親バージョンと子バージョンで同じ属性が更新されるときに競合が識別されるのを防ぐことができます。フィールド競合フィルターは、競合が属性によって定義されているリコンサイルにのみ適用されます。
使用法
次のフィールドでは、フィールド競合フィルターがサポートされていません。ObjectID、BLOB、形状などのジオメトリを格納するフィールド、サブタイプ フィールド、有効な補助役割などのネットワーク関連フィールド、ウェイト フィールド、編集情報の記録フィールド。
ツールのダイアログ ボックスから実行する場合は、すでにフィルターが適用されているフィールドおよびサポートされていないフィールドは表示されません。
Python の ArcPy 関数 ListFieldConflictFilters を使用すると、フィルターが適用されているフィールドを特定できます。
レガシー:
フィールド競合フィルタリングは、10.2.1 以降のリリースのクライアントでのみ動作します。それ以前の ArcGIS クライアント リリースでは、フィールド競合フィルターを持つテーブルまたはフィーチャクラスを開くことができません。構文
arcpy.management.AddFieldConflictFilter(table, fields)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
table | 競合フィルターが適用される 1 つまたは複数のフィールドを含むテーブルまたはフィーチャクラス。 | Table View |
fields [fields,...] | 競合フィルターが適用されるフィールドまたはフィールドのリスト。 | Field |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_table | 更新された入力ジオデータベース テーブルまたはフィーチャクラス。 | テーブル ビュー |
コードのサンプル
次の Python ウィンドウは、AddFieldConflictFilter (フィールド競合フィルターの追加) をイミディエイト モードで使用して、フェーズ フィールドに 1 つの競合フィルターを追加する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "e:/Connections/airport.sde"
arcpy.AddFieldConflictFilter_management("Primary_UG", "phase")
次の Python ウィンドウ スクリプトは、AddFieldConflictFilter (フィールド競合フィルターの追加) をイミディエイト モードで使用して、複数のフィールドに一度に競合フィルターを追加する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "f:/Connections/airport.sde"
arcpy.AddFieldConflictFilter_management("Primary_UG", ["phase", "material"])
ライセンス情報
- Basic: いいえ
- Standard: はい
- Advanced: はい